今年初ライブとなる『メメフェス』でmemetoourのファイティングポーズ見せつけます
──出演者のステージの分けも自分たちで?
西沢:僕がやってますけど、LOFTのBarにはこだわりがあると言うか。いろんなサーキットがある中で、LOFTのホールとBarを使ったサーキットや新宿でのサーキットだと、LOFTのホールのほうに比べてBarは若手の子や駆け出しの子とか、ネクストブレイクが出る雰囲気があるのかなと感じることがけっこうあって。でも俺は、逆にたくましい人たちを集めたほうが面白いのになと思ってたので、今回はワイワイできる人たちをBarステージに意識的に集めてますね。人もけっこうパンパンにしてモッシュとかも起こるような、って主催者としてあまり大きな声では言えないんですけど(笑)、距離が近い分お客さんとバンドの熱も伝わりやすくて相乗効果が起きやすい場所だし、音響的にもステージの上で鳴ってる生音が直接伝わってくるステージなので、本物で本当にカッコよくないとカッコいいライブができないステージだと思ってるので。ここに今回は、カッコいいライブができる人たちを集めました。
──なるほど。では他のステージは?
西沢:Marbleは一括りで言うと、歌とかメロディとか言葉とかそういうものを大事にしてるバンドが多いかなと。もちろんみんな大事にしてるものですけど、Marbleは僕が駆け出しのときから出ていて、声が前にズシーンと来るライブハウスだなと思ってて。声とか言葉がちゃんと届く、届けられるような人たちをMarbleで見たいなという気持ちで揃えました。
──もう1カ所、LOFTのホールはどう捉えてます?
西沢:キャパシティ的なところもあってどうしてもメインステージの扱いになってくるので、僕らからすると先輩と言うか、僕らよりも先を行ってて背中を見てるような人たちに出てもらっていて。ホールのトリ前は例年だとその年に俺らと一番対バンしたバンドにお願いしたりとか、毎年いろんな人にやってもらいたいなと思っていて。でも今年のDear Chambersは、確か対バンは一度もなかったと思うけど(笑)。
工藤:そっか、一度もなかったっけ?(笑) マジか!
西沢:でも、原点に立ち返ってライブハウスに初めて出たときなんて友達が誰一人いなくて知ってる人も誰一人いないところから始まって、そこからいろんな仲間や先輩・後輩ができたり、全て始まっていることを考えると。一番の友達と言っても過言ではないDear Chambersにトリ前をやってもらうことが、やっぱり。今年の『メメフェス』なんだろうなと思って。
工藤:うん、そうだね。
──と、言いますと?
西沢:モリヤマ(リョウタ/Vo&Gt)は快斗の元メンバーでね。
工藤:一緒に北海道から上京してきたヤツでね。
西沢:僕と快斗は同い年で、モリヤマも同い年で。僕らが19歳とかでMarbleに出てるんですけど、快斗とモリヤマが当時やってたバンドとメメタァ(※当時の表記)がよく対バンしてて。モリヤマのバンドが解散したとき、俺が快斗に声をかけてメメタァに入ってもらった歴史もあるし、いろんなことが積み重なって作れているフェスだということを忘れないためにも。今回のトリ前はDear Chambersしかいないなという感じですね。
工藤:確かBarステージのトリをやってもらったことはあるよね。Barステージの話にもなるんですけど、Barステージのトリは(ホールで大トリを務める)memetoourの出番の直前にライブなんですよ。Barのトリのバンドのバーンっていうでっかい音を聴いて、よし行くぞ! って、いつも自分たちのライブが始まるんですよ。Dear ChambersがBarのトリだったときに……何と言うか、バトンをもらって、よっしゃ、やるか! っていう流れがすごくあって。Barのトリは今回はPOETASTERで、その前にホールでDear Chambersで。ちょっと見え方が違うと思うんですよね……もうちょっと冷静に見れるというか(笑)、Dear Chambersをちゃんと最後までしっかり見た後にPOETASTERのライブがあって、俺たちなので。Dear Chambersのライブを友達としてもちゃんと見たいし、そこが本当に楽しみですね(うなずく西沢)。あと個人的にはKOHAKUがLOFTのホール、一番最初なんですけど、北海道(出身)でめっちゃ可愛い後輩なんですよ。
西沢:まだ20代前半とかでね。
工藤:LOFTの一番最初を成悟がめっちゃ可愛い後輩に任せてくれたのがナイスだなと思いました。って、全部のバンドをこうやって紹介していったらキリがないですよね(笑)。
──そうですね(笑)。でも全ての出演者とmemetoourに繋がりであったり、ちゃんと思いがあるということが伝わりますように。
西沢:あと、僕はその上で前後のバンドの流れもけっこう気にしてて。自分たちもサーキットとかに出させてもらっている中で、前後にあまり知らない人たちといるより知ってる人が並んだほうが僕はすごく楽しくて。サーキットって楽屋でもせいぜい3組ぐらいしか一緒になれないんですよ、でもその瞬間だけでも友達といられるほうがすごくテンションが上がるかなと俺は思ってるので。関係値的に強い人たちが(前後で)繋がっているほうが良いフェスになると思って、そこも意識してますね。
──主催者でもあり出演者だからこそ気づくことでできることですね、さすがです。改めて、この日の大トリとして出演者でもあるmemetoour、どんなライブを見せてくれるでしょうか。
西沢:今年の初ライブが『メメフェス』になるんですよね。去年はあまりライブができない中でもライブを楽しみにしてくれる人がいたり、memetoourというバンドの活動や曲を楽しみに待ってる人がいるのを知ることができたので、自分たちがmemetoourでいると言うよりかは、いろんな人たちにmemetoourとして今日も活動をさせてもらえている、そういう気持ちになる場面がすごく多くて。だから恩返しではないけど、今年もちゃんとmemetoourとして存在しているし、今後のmemetoourがもっと楽しみになってほしいなとも思うし、今までmemetoourに対して思っていた気持ちも間違ってなかったと思ってもらえるようなライブがしたいなと思ってます。でもそういうこと抜きで言うと、誰よりもかっこいいライブがしたい、誰にも負けたくはないです。
工藤:個人的には会う機会が少なくなった友達がちょっと多すぎたので「久しぶり!」って言って、久々に飲もうよみたいな感じでいますかね。でも、ライブは誰にも負けるわけはないと思ってます。
西沢:落ち着いたなとか勘違いされたくない(笑)って言うか、今もまだ売れたくてやってるぞっていうのをちょっと示していかないといけないなと思います、舐められるから(笑)。思い出作りとか毎年やってきたからとかそういうことじゃなくて、倒したい何かや超えたいものがちゃんとあるからバンドをやってる、というところを今年もちゃんと見せたいですね。
工藤:ま、みんないい人たちなので舐められることは別にない(一同笑)と思うんですけど。
西沢:1回休んで休みが明けたときって、どうしても休み明けみたいな感じってあるじゃん。それが絶対的に悪いことじゃないけど、俺らはずっとファイティングポーズを取り続けてるからね。
工藤:その姿勢を見せに行く、だね!















