memetoour 1年の活動を『メメフェス』で一つにまとめる
──では今回の『メメフェス』のお話を伺っていきましょう。前回の開催前インタビューでは「memetoourの暦だと『メメフェス』がお正月みたいな立ち位置」と言ってました。
西沢:これは確かにそうで、1年の活動を考えると『メメフェス』から『メメフェス』までの期間がバンドにとって1年の区切り、みたいな感じにはなってますね。
──昨年の『メメフェス』を振り返ってみると、これまでで最大規模の開催でしたよね。
西沢:新宿のライブハウス5会場で過去最大規模で、出てくれたバンド数も最大ですし、本当に今までの集大成ではあったなと思っていて。回りきれなかったり手が回らなくなるかなと思ったりしてましたけど、全体を見て回れたし、本当に関係性のある人だけを集めて開催できたことが自分的には一番嬉しかったと言うか。いろんなサーキットイベントがある中で、出てくれるバンドやライブハウス、お客さんとの関係値であったり、今までやってきたことや一緒に見てきたもののその上にあるフェスでありたいなと思ってずっとやってきましたけど、会場数が増えたりしても血の通っている部分が薄くなることもなく開催できたことがすごく嬉しかったですね。
工藤:俺の中では去年の『メメフェス』って本当に何の問題もなく全部スムーズに行ったイメージがあって。今年も最高だなと思いながら見て回っていると、「来年もやってくださいよ」ってみんなに言われる。でも去年の『メメフェス』の頃には太陽さんが休む話は出てたし、来年はできるのかな? って思いながら「まあ、まあ」みたいな感じで笑って返してたんですけど。去年の『メメフェス』がすごく良いイベントだったから、今後も同じようにできるのかな……とは正直、思ってましたね。不安……じゃないけど、ちょっとわかんないなと思うところがあって。
──メンバーのお休みという大きな決まり事がある中ですもの、不安にもなりますよ。
工藤:来年も同じようにできるのかな、みたいなことを思いながら俺らはトリでライブをしたんですけど、ライブはライブなので。すごくいいライブだったと言うか、力が全部出せた記憶がありますね。
西沢:確か俺、そのときに「来年も『メメフェス』やります!」って言った気がしてて。
工藤:うん、言ってた。
西沢:言ってたとしても改めて、(今回の)『メメフェス』をやるかやらないかはちゃんと話し合ったとき。本来はフェスってそういうものじゃないかもしれないけど、『メメフェス』を開催することを目標に1年の活動をしていくほうがいいし、そうするべきだろうなと思ったのと、「来年も『メメフェス』に出ることが目標です」とか言ってくれる人もわりといて、純粋にすごく嬉しかったので。今回に関しては、開催できるように頑張ろうと思ってやってきたところがありましたね。
──成悟くんが「血の通っているイベント」と言っていたけど、本当に仲間たちが集まってくれるイベントですよね。自ら言いづらいと思うのでわたしが言いますけど、メメタァは本当にバンドに愛されるバンドだなと。
西沢:来てくれるお客さんもそうですし、(出演を)二つ返事で返してくれるバンドも今回も本当に多くて、ありがたい話ですね。今回もいろんなところから来てくれて、北海道や関西、大阪とか、香川からの古墳シスターズもいますしね。
──先月末に今年のタイムテーブルも発表になりましたが、3ステージでの開催です。
西沢:新宿・歌舞伎町にあって自分たちも出演させていただいたことがあるACB HALLとMARZも入った5会場で去年はやりました。俺の中では1年かけて全国を飛び回って走り回って背伸びして作ったのが去年の『メメフェス』で、今年も同じような規模でやるというアイディアもあったんですけど、自分的には無理しちゃう部分だったり、どうしても薄くなっちゃうような部分が出てくるかなと思ったので。この1年でやってきたことや1年の活動を『メメフェス』で一つにまとめると考えたとき、単純に規模を縮めたということではなくて、3会場で精一杯やるのが今回の『メメフェス』らしくできるのかな、という意味で。今年は3会場にしました。
工藤:ちょうどいい感じなのかな、って(メンバーみんなで)話して。
西沢:サーキットやフェスのセオリーとして、会場数とかは減っていかないですよね。続けば続くほどキープかちょっとずつでも大きくなり続けていくのが多いですけど、自分たちに合わせて規模とかもちゃんと毎年決められるのはすごく、俺らでやっているという意味があるんだなという気が改めてしました。
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──おっしゃる通りですね、自ら主催しているからこそのイズムをしっかり感じます。ではタイムテーブルを見ていくと、ステージの下に名前がついてますよね。LOFTだったら「またきて四角ステージ」とか。
西沢:これは確か2回目の『メメフェス』の頃がメガネ推しで、(そのときの会場だった)Marbleのステージを「メガネをとったらステージ」にして。あと、MARZは2階からも見ることができるライブハウスなので「二階から目薬ステージ」と。その年にMARZで(数字の)2を使ったので、それ以降はMarbleが(メメタァが)駆け出しのときからお世話になってる初めの一歩・1を使って「はじめの一歩ステージ」にして。LOFTのBarは3ですけど、たとえば飲み会に遅れて来た人がまず3杯飲むみたいな言葉がある(笑)ので「かけつけ三杯ステージ」。LOFTの「またきて四角ステージ」は、LOFTの市松模様のあの床ですね。床のイメージと掛けて、来年も来てもらいたいとかLOFTにまた戻って来てほしい、そんな意味を込めてますね。
──なるほど面白い! でもLOFTのBarは「かけつけ3杯ステージ」って(一同笑)。
西沢:これはBarだからです(笑)。3という数字で酒にまつわる言葉を調べてるうちに「駆け付け3杯」っていう言葉があって、これしかないなと思って。















