『ターザン山本まつり』で仲裁に入った浅草キッドは格好良かった!
掟:思い出した。あれも行ったよ、『紙のプロレス』と『プロレス激本』の対決イベント(『第1回ターザン山本まつり〈ターザン山本、お前はすでに死んでいる?!〉』)。豪ちゃんの指示で紙プロの若手がターザンの恋人にインタビューした映像を流したら、激怒したターザンが豪ちゃんに本気で殴りかかって。そこへ現れたのが浅草キッドの二人ですよ。あれは格好良かった。
豪:まだ一階に控え室があった頃だね。そこで見てた(水道橋)博士が「ちょっと待った!」とステージに上がってきて。お忍びで客として来てたから、本来は表に出ちゃいけなかったんだけど。
掟:止めに入った浅草キッドがとにかく格好良くてね。後日、PRIDEの会場で見かけたときに、ロマン(優光)と一緒に「あのときは格好良かったです! ありがとうございました!」ってお礼を言った記憶がある。
豪:当時、ツネグラムサムとかボクの弟子二人が襲ってきたターザンを押さえてくれて、弟子って作るものだなと思ったね(笑)。あと覚えてるのは、第一部でボクが『プロレス激本』チームの揚げ足取りみたいなことをやって凄く盛り上がったんだけど、休憩中に『プロレス激本』の女性アルバイトに「なんでそんな意地悪なことをするんですか?!」って胸を叩かれて(笑)。こんなに頑張って盛り上げても怒られるのかと思って、揚げ足取りみたいなことをやめるきっかけにはなったかも。
掟:当時は今と違って、商売でヌルいことしてる人たちを豪ちゃんは本気で潰してたじゃないですか。
豪:掟さんもだよ(笑)。
掟:『男気求道者決起集会』っていうイベントで、豪ちゃんと『オリコン』の編集長だったイノマーさんと共演したんだけど、イノマーさんに男気はあるのか?! とみんなで詰め寄ることになって。あれはかわいそうだったなあ(笑)。
豪:あれはボクもいまだに反省してる(笑)。でも、DJ急行さんの面白映像を流すイベントに呼ばれたときもそうだったけど、当時はイベントを組まれたらやるしかないじゃんって感じだったから。
掟:自分と似たようなことをやってる人がなんかわかってないなって感じだと、ちょっと文句も言いたくなるじゃないですか。
豪:書評でそういうことをやってたノリを、リアルでもやろうとしてた時期だったんだろうね。
掟:時代はまだそういう本気を求めていたというか、2000年前後はキチガイのほうがエラいみたいな風潮があったから。真っ当なことを言う人は壇上に上がってはいけないみたいな名残がまだあった時代。自分も頑張ってちゃんと異常者でいなきゃいけないと思ってましたからね。
豪:話は変わって、今日は『歌舞伎町プラスワンまつり』のパブなので、この日の出演者の話とかしておきますか。
掟:大槻ケンヂさん、大森靖子さん、太陽とシスコムーン、メロン記念日、チャラン・ポ・ランタン、ニューロティカ。いい面子ですよ。その合間にハリウッドザコシショウさん、猫ひろしさん、チャンス大城さんも出演するという。
豪:まだ発表してないけど、当日はプラスワンでボクがトークをやるっぽいんだよね。【註:後日発表されました。詳細はこちら】
掟:(『歌舞伎町プラスワンまつり in Zepp新宿』のフライヤーを見ながら)あと純烈も出るんだ。プラスワンでブッキング・プロデューサーをやってた酒井(一圭)さんがリーダーの。プラスワンの社員だった人がまさか『紅白』に出るとは(笑)。
豪:『格闘二人祭』の担当が『紅白』だからね(笑)。
掟:当時の酒井さんは迂闊にも程があったからね。酒を飲んで陽気な気持ちになっては、ここではさすがに言えないことをいっぱい言ってたから(笑)。
豪:芸能人生命を絶たれるようなことをね(笑)。
掟:(フライヤーを見て)プラスワンの30周年記念グッズなんて出るんだ? このグッズを身にまとってプラスワンのお祝いをしたい人って世の中にどれだけいるんだろう? そんなに病んだ人はなかなかいないと思うよ(笑)。
豪:ロフトプラスワンを背負って生きるわけだからね(笑)。
掟:豪ちゃんは“ミスター・プラスワン”なんだから、Tシャツやパーカーを着なきゃいけない側だよ? 豪ちゃんとサエキけんぞうさんはそっち側。
豪:いやいや、勘弁してよ(笑)。















