本当にゴミクズみたいな人間だけど、音楽で、ステージで、輝く瞬間があるから
──「ignition」は、一言で表現するなら悪いことも経験した。でもだからこそ書けるし、響く歌詞だと思って。
来門:そう思ってます。レゲエの誰だったかが、「悲劇も喜劇も時に刺激」って言ってたし、多分そこがないと歌えないんです。だから俺に金を与えないのもBADなことが起きるのも、神様が「お前はそれをストリートで歌え、ずーっとミクスチャーをやってろ」、そのやり方が伝わりやすいからって。そんな気がするんです、だから今のこのメンツにも会えたし。
BANBI:素敵ですね…!
RUU:今のBANBIさん、恋する乙女みたいな言い方だった!(一同笑) そういう人も確かにいますし、金を持ったらダメになるような気がしますね。父親だけど本当にゴミクズみたいな人間なんです、だけど、輝く瞬間がある。それを活かしてるなと思いますね。
来門:でも河辺さんだけは、そう思ってないと思う。
河辺:人としては終わってるね(一同笑)。ただ、エンターテイナーとしてはやっぱり素晴らしい。ネガティブな歌詞…実体験に基づいた歌詞があるけど、ステージではポジティブなことしか言わないし。元気になりたいなと思う人はが見に来れば、ちょっとは楽しい気持ちで帰ってもらえるのは間違いないパフォーマンスをする。人としてはダメでも、人を嫌な気持ちにさせるパフォーマンスは絶対にしないから。
来門:わんぱくでもいい、たくましく育った、ということで!
RUU:世界の47歳の皆さん、こんな人もいるので希望を持ちましょう。
──来門さんの一言は昭和生まれにしか分からないフレーズですよ(一同笑)。では、2月20日のレコ発について。この日は対バンもあり、DJもいます。
河辺:リリースイベントをやるにあたって対バンの話になった時、僕以外の3人それぞれが良いんじゃない、って言った人たちが対バンです。
BANBI:僕はJUBEEをゴリ押ししましたしね。
来門:俺はKYONOさん(=KYONO BAND)を。
RUU:俺はMANDAを。
河辺:SMORGASの時からだけど、同じジャンルで固まってイベントをやらなくて。ミクスチャーをやっていてもメンバーそれぞれは皆、違う音楽性だったりするし、それぞれ違う関わりを持ってる。集客が難しくなるかもしれないし、今回並んだ4グループは全然ジャンルが違うけど、(ライブを)見たら面白いと思うラインナップかなと。JUBEEくんもKYONOさんの影響をすごく受けてたって言うし、RUUちゃんが呼んだMANDAは若手で全然ジャンルが違うけど、喜んで出てくれたしね。
RUU:彼らはアンビエント寄りと言うか、R&Bみたいな感じでメッチャカッコ良くて。NEO BURNING FIRESのライブも見に来てくれてね。ある意味、彼らもジャンル問わずでミクスチャーなんですよ。
来門:ボーカルの女の子がインドの子で、ギターも弾くんだけど旋律がシタールっぽくてお国柄が出る感じでカッコ良いんですよ。あの子たちも、すごくBURNINGしてるんですよ。
河辺:ジャンルに縛られない、絞らない感じのほうが僕は楽しいって思うし、お客さんも見応えがあって良いんじゃないかなと。
来門:ミクスチャーっていろんなジャンルと混ざれると思うんですよね。
今はまた一から這い上がっていけたら
──では改めて、レコ発への思いを伺います。
来門:レコ発っていう意味では、まずCDを出せるっていうのがメチャクチャ嬉しいんですよね。ジャケット含めて作品だからね。
河辺:やっぱりデジタルだけだと作品を作った感がね、だからリリースの話があった時、CDを出すの? 盤を作るんだ? って思った。
BANBI:今の時代なのにね。
RUU:それはおじさんたちの意見です。CDのプレイヤーもないし、俺はあまり共感できないっす。
来門:でもたとえばジャミング(=電波を電波によって妨害する)兵器みたいなのを飛ばして、インターネットが全然できない世界が来たら、CDだったら(形として)残ってて聴ける、みたいな。
RUU:物に残せるっていうのは、確かにそうだね。さっきの(発言)は撤回で。
河辺:NEO BURNING FIRESの物販を僕がある程度デザインしてるんだけど、今回のジャケットもね、元ネタがあるんだよね。
BANBI:「あぁ~」っていう感じなので、分かる人は話しかけてください(笑)。
来門:ジャケットに自分たちの写真を撮って使ったりしないじゃないですか、だからバンド(メンバー全員)でジャケット撮ろうよ、って。ミクスチャーの初期とかメロコアとか、90年代って自分たちの写真がバーンと出てるような、こういうジャケットがいっぱいあったんですよ。ビースティ(・ボーイズ)とかもそうだったじゃないですか。代名詞として顔を出していくっていうのが一番いいんじゃないかなと思ったし、こういうのがまた流行るんじゃないかなって思って。
RUU:でもリズム隊が後ろすぎて、顔が写ってないのが2人いるけどね(一同笑)。
──CDひとつにしても意見が違うのに、こうやって話して納得したり理解し合う。会話しながらもバラバラな世代がいる良さと楽しさを感じます。
来門:本当ですね、世代がバラバラだからこそ面白いって言うか。
BANBI:本当に大事ですよ、若い意見っていうのは。
──まずはレコ発を楽しみにしつつ、これからのNEO BURNING FIRESの歩みも本当に楽しみにしています!
来門:音源がないと始まらないし、誰かとやるにしても話にならないから。とりあえず俺たちがやるべきことは音源を作る。柳沢さんもそこは全面的に協力してくれてるし、良い音源ができたら「じゃあこの人たちと対バンをしよう」にもなってくると思うし、これまでの俺たち個々の付き合いで一緒にやれることもある。今は一からまた、這い上がっていけたらって思ってますね。
河辺:僕はシンプルに、目指せ武道館とかフジロックとか分かりやすく……。
RUU:(フジロックの)ROOKIE A GO-GOに応募してみません?
来門:いいね~、やるやる! 応募しよう!