PARIS on the City! プレゼンツ『パリまつり！』、回を重ねて5回目の開催となる『夏のパリまつり！2024』が8月3日（土）に新宿LOFTのホール＆バーを使用して行なわれる。その日を前にPARIS on the City!・4人のメンバーから、阿久津信也（dr）＆今春に新メンバーとして加わったイマ・イマイ（ba）が、『夏のパリまつり！』に向けた思いはもちろんのこと、最近のPARIS on the City!の出来事までざっくばらんに語ってくれた。2人が語る姿を通して、バンド内の関係値がとても上向きになっている感じを受けたが、さてそんなバンドが実際に奏でるグルーヴは？ これは『夏のパリまつり！2024』の場で、自分の身体を通して確認するしかない！（Interview：高橋ちえ）
クラウドファンディングがあったり、Da-iCEのミュージックビデオ出演もあったり！
──連日の猛暑で、阿久津さんは髪をスキンヘッドに？
阿久津：定期的にスキンヘッドにしてるんですけど、たまたま今日スキンヘッドにしたばっかりで。帽子を被る確率が高いから分からないかもですけど、蓋を開けるとこんな感じです（笑）。本当に、とんでもなく暑いですよね！
──てっきり暑さ対策でのスキンヘッドかと思いました、イマイさんは何か対策などされてますか？
イマイ：僕は今日、もう無理！ って（笑）日傘デビューしました。使ってみたら、あると無しでは全然違いますよね。
阿久津：え〜、そうなんだ！
イマイ：阿久津さんって実家でエアコンを使ってなかったんでしょ？
阿久津：那須塩原（栃木県）が実家だから、エアコンがなくてずーっと扇風機。それで暑さの耐性は少しついてる、かも？ 東京に出るまでエアコン知らなかったから、は言い過ぎだけども（笑）。
──イマイさんには今回、初めましてのインタビューになりますが、PARIS on the City!メンバーとして活動してみてどんな感じです？
イマイ：ライブに関しては大分、溶け込ませてもらってるかな（笑）っていう感じです。8月からレコーディングに入るんですけど、レコーディングは未知なんですよね。僕は正直、スタジオでレコーディングを大々的にしたことがなくて。レコーディングは皆の背中を見ながら頑張りたいなと思ってます。
阿久津：最近、“こういうふうにベースを歌ってるんだな”っていうのがライブ中でも感じられるような段階になってきましたよね。回数を重ねないと分からないものなんだなと思ったし、バンド全体としても研究しがいがあるなという楽しみが今はありますね。われわれ新・リズム隊です（笑）。
──“8月からレコーディング”とは、先だって行なわれていたクラウドファンディングによるもので？
イマイ：そうです。クラウドファンディングの初日から、結構なご支援をいただいてメンバー皆でびっくりして。
阿久津：想像以上の反響で…びっくりしましたね。クラウドファンディングのお陰でちゃんとした明確な目標もできて、アルバムを作って、ワンマンライブと大阪と名古屋のツアーも決まって。クラウドファンディングには感謝してますね。
──今春、明神（ナオ／vo&g）さん＆小林（ファンキ風格／g）さんにインタビューした際、“クラウドファンディングをきっかけに、まだ作ったことがないパターンでやってみたい”と話してましたが、具体性は少し見えてきましたか？
阿久津：まさに昨日、アレンジャーさんから曲が上がってきまして。やっぱりすごいです、4人では思いつかない曲ができたり、ドラムにしても“こういうフィーリングでやって欲しい”っていうお話があると思うし。それだけでも今までのバンドにはなかった形が出てくるので、今、もう楽しいです。去年の「さくらソング」は川口ケイ（Key）くんを入れたんですけど、それまでは明神が作詞・作曲をして、アレンジはバンド皆で、っていう形の曲が全てだったので。アレンジャーさんがいるっていうのは初の試みなんですよね。
──初めてアレンジャーさんを迎えた楽曲たちを耳にできるのはいつ頃でしょう？
阿久津：現状は、11月のリリース目標ではいます。
イマイ：その後にワンマンライブ、っていう流れを今のところは想定をしていて。
阿久津：『夏のパリまつり！2024』が終わったらレコーディングだね！ まさに！
イマイ：レコーディングの仕込みも並行してて大変なんですけど、大変なのがありがたくもあって。
阿久津：加入1年目で、なかなか痺れるよね（笑）。
イマイ：実際はまだ4カ月ぐらいですけど（笑）、やるしかないっていうところがありますね。
──表情が明るくて、前向きに楽しんでいる感じを受けます。
イマイ：そうですね。何より、やったことがない未知なることばかりですし、もちろん下準備とかで大変なこともあるんですけど、目標があってバンドができるっていうことも生まれてこの方経験したことがないので面白いですね。
阿久津：大丈夫、先輩がサポートします！（笑）
──“未知なる”と言えば最近、ものすごいミュージックビデオ（「Story」／Da-iCE）に出演されてましたよね？
阿久津：はいはいはい!! あれはすごかったですよね〜!!
──PARIS on the City!のメンバーが映ってる！ って一時停止しながら、何回も見ました（笑）。
阿久津：僕らも皆、やってます。いいタイミングでちゃんと停めないと確認できないから（笑）。
イマイ：今まで別のアーティストのMVに出演とかもなく？
阿久津：そうね、ないない。だし、“こういう映像を出すためには、こういうことをしなくちゃいけないんだ”って見られたの、嬉しくなかった？
イマイ：芸能界を感じられました（一同笑）。
阿久津：いろんな人が携わってて、段取りも一から拝見させてもらって。Da-iCEのダンスとか、本番前に一緒にいて様子を見られたのもね、嬉しかったですね。
──楽曲の制作から関わったのですよね？
イマイ：そうですね、ここにいない2人が。
阿久津：去年リリースのDa-iCEのアルバムで、和田（颯／Da-iCE）くんと明神が共同制作っていう形で作詞・作曲をした（「H?NTO」／『SCENE』収録）のが初めてだったんですけど、今回も明神と小林が（参加した）。2人が携わったありがたい縁で、今回はMVにも出させてもらって高い場所から（笑）Da-iCEのメンバーのことを眺めてました。
イマイ：阿久津さんも自分のドラムを持っていって、セットしてね。皆、自分の楽器を持っていって。
阿久津：自分のドラムで映っていて、思い出になりますよ。
イマイ：僕のベースは柄が結構派手なんですけど、（MVを見ながら）“おぉ〜、映ってる！”って（一同笑）。
阿久津：SNSで発信したら、僕個人としてあんなに“いいね”がついたのが初めてだった（一同笑）。“いいね”をつけてくれた人があとは、『夏のパリまつり！』に来てくれるだけですね！ ぜひ！
