『パリまつり!』は、出演者もお客さんも楽しんだもん勝ち!
──では『夏のパリまつり!2024』、どんな1日に?
イマイ:前回の『春のパリまつり!』の時はもう出演者も決まっている段階だったので、企画の段階から関わらせてもらうのは今回が初めてで。わりと一から関わらせてもらいまして、出演者に関してはPARIS on the City!・それぞれのメンバーだったりと縁のある方たちを集めようっていうコンセプトはブレず、で、今回の出演者の方々が出てくださる感じです。初めて出ていただくのは山岡トモタケ&FLAMINGSとshowmoreで、それ以外の方は2回以上は出てくれてますね。
──初出演の方々の接点というのは?
阿久津:明神が、showmoreボーカル・根津まなみさんとツーマンをしたことがあって、明神が“誘いたい!”って。山岡さんとも明神が弾き語りで一緒になって、この2組に関しては明神繋がりでお誘いをさせていただいた感じですね。
──ONIGAWARAは?
阿久津:ONIGAWARAは2年前、初めての『パリまつり!』の企画をやった時に出てくれて、5回目となる今回カムバック! っていう。個人的にONIGAWARAは熱いですね。コバ(=小林)が元々、竹内電気(=ONIGAWARAメンバーが在籍した前バンド)が大好きで。知り合いの企画でたまたまONIGAWARAとご一緒した時、コバも知り合いになれて。(ONIGAWARAの)斉藤伸也さんが担当したフィロソフィーのダンスの楽曲で、ギターをコバが弾いたご縁もあったりして、初めての『パリまつり!』の時はぜひにと出演をお願いしたんですね。コバが慕ってるお兄ちゃんたち、みたいな感じでもあります(笑)。
──あとはもう、『パリまつり!』お馴染みの面々が揃う感じで!
イマイ:そうですね。7セグメントについては、阿久津さんから…!
阿久津:第2回目の『パリまつり!』から出てもらってるんですけど、今回のスケジュール的にドラムの油布(都)くんが難しいってことで。でも僕ら的に7セグメントなしの『パリまつり!』は考えられなかったんで、リーダーの宮野(弦士)くんに“もしよかったら僕がドラム、叩けないかな?”っていう連絡をしまして。何人か候補もいたみたいなんですけど“ぜひお願いしたい”っていう連絡をもらってからもう、激アツっすね。だから僕は今回、フルで2ステージで(笑)。リハを2回やって、メッチャ上手い人たちに混ざる感じで緊張してたんですけど、(7セグメントも)すごく楽しんでくれてて。リハの音の感じ方もPARIS on the City!とは違うし、リズムの取り方とかも勉強になるし、音楽的な話をしてもすごく刺激になってますね。それがPARIS on the City!にも影響が出てて、コバに“ドラム、上手くなったね!”って言われまして(笑)。
イマイ:ガチで今、一番練習してるからね。
阿久津:普段から練習せい! って怒られましたけど(笑)。明神も“メッチャ歌いやすくなった”って言ってくれて。7セグメントのサポートの副産物です。
イマイ:“7セグメントと一緒に合宿に行こう”って話になりましたもんね(笑)。それとキツネリも…これ、誰が出るとか言っていいのかな?
阿久津:画像では言ってるけどね。
──どういうことでしょう?
イマイ:キツネリがすごい絵を描いてくれたんですよ。
阿久津:キツネリのSNSに上がってるんですけど(詳細はこちら)、『パリまつり!』でキツネリのステージに出るメンバーのイラストを描いてて、それがすごく良いんですよ!
──いま拝見しましたがすごく良いです! し、なるほどです(笑)。
イマイ:ストリートアートみたいな感じでいいですよね。当日どうなるんでしょうね、っていうのはこれを見てもらえたらです(笑)。
阿久津:キツネリはいわゆるボカロPっていうところで。コバがキツネリのギターの楽曲に参加して数年は経ってるんですけど、前回『パリまつり!』に初めて出てくれまして。僕個人としてボカロPのライブってあんまり見たことがなかったんですけど、お客さんも新感覚的なリアクションがあって。ボカロPのライブ界隈もすごく盛り上がってるし、(前回は)キツネリとも“初めまして”感がお互いに、あとお客さん側にもそんな感じがありながら演ってたライブがすごく印象的で。ぜひまた出て欲しいなっていうのは個人的には感じてたので出てもらえるのが嬉しいです。見てもらえればハマっていく人は絶対にいるだろうなっていう感覚があったので。
イマイ:何なら僕も、それでハマりましたからね(笑)。
阿久津:そう、俺もハマってるから(笑)。
──そして、渡ケントさんもいらっしゃいます。
阿久津:ケントさんはもう、皆勤賞で。いないともう、不安ですよね。
イマイ:毎回、何ひとつ同じライブをしていない感じで聴けますよね。“次は何をやるんだろう?”って。
阿久津:今年、ケントさんはアルバムを出して絶賛ツアー中だったりで。そういう中でも今回、出てもらえるっていうのはありがたい話です。
──今回出演されるアーティストに触れたところで。トリを飾るのはPARIS on the City!です。今回も川口ケイさんの鍵盤も入る形でしょうか?
イマイ:そうです、リハでいろいろと打ち合わせているところです。
阿久津:『パリまつり!』に関しては毎回“祭り”で、良いアーティストばっかり集まるので正直な話、『パリまつり!』が始まったら、その中で楽しんじゃえばもう正解! っていう気がしていて。僕はこの“祭り”があることを知ってもらって、いかにお客さんに来てもらえるか、みたいなところに一番重きを置いている気がして。僕、中学の時の文化祭がスッゲー印象的で。友達が4人ぐらい、マキシマム ザ ホルモンの曲を流しながら体育館のステージでめちゃくちゃアホになって踊ってるだけなんですけど、ただ音楽で暴れ踊ってるだけなのを見て同級生が皆、楽しくなっちゃって。『パリまつり』でこの感覚に戻されるんですよ(笑)。
イマイ:阿久津さんゾーンに入ってる時、ありますもんね。“あー、入ってる!”って(笑)。
阿久津:あれをやらなきゃ、っていうのがありまして。お祭りに間違いも正しいもないんだから、お客さん含めて本当に楽しんだもん勝ち! みたいな感じが僕の中ではありますね。僕は、中3の文化祭の時みたいにイカれたいなと思っております(笑)。
イマイ:来たら絶対に楽しい! ってところはありますよね、これだけバラエティ豊かなアーティストの皆さんが出て、最後に我々が…ね。後悔させない、じゃないですけど来てもらった以上は、自分たちの音楽を知っている人も知らない人も楽しんでもらえるようにセットリストも考えて、と思ってます。
阿久津:そこだな! 新アルバムが出るので、今までと新しいPARIS on the City!が見せられたらというところはありますね。まだ1回も演ったことのない曲を仕込んでますからね。もう、皆で楽しみましょう!
イマイ:そういえば、タイムテーブルをちょっと早くしたんですよね?
阿久津:そうだ、来やすくなったんだよね。僕らトリが18:35からですから、メッチャ早い(笑)。
イマイ:新宿LOFTが場所的に歌舞伎町のど真ん中なので、夜に来ずらい方とかもぜひに。前回は僕の母親が見に来て、母と歌舞伎町を歩くってこともしまして(笑)。あんまり夜になり過ぎないように、っていう健康的なスケジュールで。今回も母親は見に来ると思いますけど(笑)。
阿久津:えー、すごい良いな! (タイムテーブルは)遠方の方も来やすいように、っていうのも意識してね。東京旅行の一部に『パリまつり!』を組み込んでもらえたらなと!