
坂本龍一が音楽を手がけた映画『一命』のオリジナル・サウンドトラックが、2026年3月11日に初のアナログ盤として発売された。
本作は、2011年公開の三池崇史監督作品『一命』のために制作されたサウンドトラック。
映画公開当時CDとしてリリースされた作品が、15年の時を経てアナログ盤として新たに蘇る。
発売を記念し、前日の3月10日には東京・109シネマズプレミアム新宿にて、アナログ試聴会と映画『一命』の特別上映会を開催した。
会場となった109シネマズプレミアム新宿は、坂本龍一が音響監修を務める映画館。音響システム「SAION -SR EDITION-」を導入したシアターで、まずは照明を落とし、アナログ盤の音そのものに深く没入する試聴体験が行われた。再生にはプロ仕様のアナログターンテーブル「REVOX T-77」を使用。息を呑むほどの精密な緊張感と、アナログ特有の温度感が共存する音像が、作品の繊細で深淵な音世界を鮮やかに描き出した。
2011年3月11日、東日本大震災の当日、坂本龍一は本作のための楽曲をレコーディングしていた。
さまざまな記憶を刻んだこの音楽は、アナログというフォーマットで再び息を吹き返すこととなる。
試聴会の後には映画『一命』の本編上映も実施。本作は滝口康彦の「異聞浪人記」を原作とし、小林正樹監督『切腹』(1962年)と同じ原作をもとに三池崇史監督が再映画化した作品。市川海老蔵(現・十三代目市川團十郎白猿)の時代劇映画初出演をはじめ、瑛太、満島ひかり、役所広司ら実力派俳優が出演。寛永時代を舞台に、“切腹”という行為を通して武家社会の権力に立ち向かう浪人の姿を描き、世の不条理を鋭く問いかける。
スピーカーやスクリーンの存在を忘れさせるほど自然でリアルな音響空間の中で、映画が描く人間の尊厳と覚悟を、坂本龍一の音楽とともに体感する一夜限りのプレミアム上映となった。
また本作には、2011年のCD発売時に寄せられた映画『一命』監督・三池崇史によるコメント、小沼純一によるライナーノーツを再掲載。さらに今回のアナログ盤発売にあわせ、十三代目市川團十郎白猿、村治佳織、亀井広忠の3名から新たなコメントが寄せられている。
本作、『一命』オリジナル・サウンドトラックの詳細は
こちら。
商品情報
『一命 Harakiri - death of a samurai』
オリジナル・サウンドトラック
2026年3月11日発売
アナログ盤(初アナログ化)重量盤・黒 2枚組
RZJM-67343~4|¥7,700(税込)
【収録曲】
1. Harakiri Opening
2. Pride of Samurai 武士の面目
3. Harakiri 切腹
4. No Way Out 逃げられない
5. What for? 何しに来た?
6. Small Happiness 小さな幸福
7. Fishing 釣り
8. Private Elementary School 寺小屋
9. Mother and Baby 母と子
10. God of Death 死神
11. Losing 喪失
12. Wake Up 我にかえる
13. Sweets 菓子
14. In the Courtyard 中庭にて
15. No Topknots 髷がない
16. The Red Armor 赤備え
17. Reminiscence 回想
18. Harakiri Endroll
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