音楽への興味のきっかけ
——みなさんが音楽に興味を持ったきっかけは何ですか?
aie:俺、腐るほど言ってるんであんまり面白くないと思うけど、最近音楽にハマり始めたんですよね。ギターを練習しようと思うようになって。やってこなかった20年間を取り返したいくらい。この間のL’Arc〜en〜CielのKenさんのツアー(PARTY ZOO)に行った時、ギタリストの24時間中でのギターを弾いてる率の高さに衝撃を受けて。移動中のバスでも弾いてる人もいるし、楽屋でもずっと弾いてるし、それ用のアンプを持ち込んだりしてる人もいるし、真面目ですよね、みんな。
kazu:うん。でも、プロミュージシャンとしての義務感ではなくて…。
aie:好きなんでしょうね。
kazu:うん、好きだね。あのイベントに出てた人たちは、単純にそれが好きってだけなんだろうね。
aie:撮影してる時の待ち時間でも練習してるし。それを観たり聴いてるうちに興味を持ち始めて、俺でも今から何とかなるんじゃないかなって思って、今、初心者みたいな本を読んで、37歳からギターを始めましたよ。大嵩さんと一緒のタイミングで。
一同:(笑)
aie:音楽を聴き始めたってので言ったら、俺で言えばCHAGE and ASKAとか、kazuさんは布袋(寅泰)さんとか?
kazu:そうだね。中学生や高校生の頃って、バンドとか音楽とかってみんな流行のものを聴くじゃない? 俺の場合は、中学生の頃によく遊んでた親友がもともとギターをやっていて、自分の親友が好きなものや、そいつが何を聴いてるのかっていうのに興味があって。
aie:楽器は始めてないの?
kazu:始めてないね。その親友は違う中学だったんですけど、いろんな中学校の奴らが集まるような溜まり場みたいな所があって、そこで知り合って、家に遊びに行くようになったんですね。そうしたらエレキ・ギターがあって、生で初めて本物のギターを観て、新しいおもちゃを観た時みたいな感覚で「格好いいな」って思うじゃないですか。で、俺もやりたいなって思って、「俺もギター買う!」って言ったら、「じゃあ、お前はベースにしてくれ」って言われて、俺はベースになったんですけど。俺がベースを弾いたら、バンドが出来るからって。見た目が一緒だったんで、俺はどっちでも良かったんで。そいつがBOØWYとか布袋さんとかが好きで、同じのを聴き始めてっていうのが一番最初ですね。
——潤さんは?
潤:俺は、THE BLUE HEARTSですね。小学校1年生の時にいとこがCDを貸してくれて、聴いてみたら…。
kazu:小学校1年! 早いよ。
aie:俺たち、ポンキッキですよ(笑)。早いな〜。小学校1年の時って音楽を特別に好きじゃないですもんね。音楽ってよりも、『ザ・ベストテン』とかを家で観てて、マッチ(近藤真彦)とかを知ってるくらいで、ピンときたのは、男闘呼組とか光GENJIとかがランキングに入ってて、曲が単純にいいなって思ったのが、小4とかかな?
kazu:小4だと、光GENJIはもう『パラダイス銀河』の後だよ。
aie:あっ、そう!? じゃあ俺、小3かな? 『STAR LIGHT』がデビューですよね?
kazu:そう。で、2枚目が『ガラスの十代』だよね。
aie:そうそう。
——曲は知ってますけど、そこまで詳しくは覚えてないですよ(笑)。
潤:うんうん。
aie:だって、その辺りは全部CHAGE and ASKAが書いてますからね。
——あっ、そうなんですね。
aie:ちなみに大嵩さんが小1の時に聴いたTHE BLUE HEARTSの曲は何だったの?
潤:『リンダ リンダ』と、ぶっ飛んだのは『キスしてほしい』って曲で、「わっ、何かヤバイ! 格好いい!!」って思って。
aie:多分、大嵩さんがTHE BLUE HEARTSに目覚めた年と、俺がTHE BLUE HEARTSを好きだった年って一緒くらいですよね。
kazu:俺らが中学生だね。
aie:俺はね、『情熱の薔薇』とかだったかな。
kazu:『情熱の薔薇』や『リンダ リンダ』にしても、あの辺が俺たちが音楽に興味を持ち始めた頃に流行っていた曲だよね。