Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューCo/SS/gZ[コーパス・グラインダーズ](Rooftop2014年3月)

血まみれの超弩級爆音鬼、地獄の底から生還!
ジャンクもノイズも呑み込んだ尋常ならざる轟音、その復活の真意

2014.03.01

カバーするなら「7月/july」以外に考えられなかった

──そんなマイペースな活動のさなか、今年の1月にはブッチャーズのトリビュート・アルバム(『Yes, We Love butchers 〜Tribute to bloodthirsty butchers〜「Night Walking」』)のレコーディングもありましたよね。
名越:海部さん(当時、Co/SS/gZやブッチャーズのディレクターだった海部幹男。今回のブッチャーズのトリビュート・アルバムの総指揮を務めている)によると、この3人でのレコーディングは16年半ぶりって言ってたね。
ZERO:シアトルで『rock'n'roll』を録って以来だもんね。
──当日のレコーディングは僕も立ち会わせてもらいましたが、作業がとてもスムーズに進行していましたよね。
ZERO:名越君が事前にベーシック・トラックを作ってきてくれたからね。海部さんから企画の意図を聞いた時、最初は追悼、追悼…って言うもんだから、「追悼ならやらない。コーパスなりの答えっていう形ならやってもいい」って答えたの。で、カバーするなら俺は「7月/july」以外に考えられなかった。彼らが『kocorono』を作っていた頃は、みんないろいろと大変だったしね。
大地:大変だった時のようちゃんも思いきり知ってるし、その辺は名越君が一番知ってるんじゃないかな。
名越:まぁ、あの頃は始終一緒にいたからね。
大地:ようちゃんと付き合ってるんじゃないか? くらいの仲だったしね(笑)。
ZERO:実際、そういう噂もあったよね。「2人はデキてるんじゃないか!?」って(笑)。
名越:全然関係のないレコーディングにも一緒に行ってたしね。
ZERO:ちょうどあの頃、鳩ノ巣の渓谷へみんなでよく遊びに行ってたんだよね。「7月」の歌詞に出てくるのはあそこの川でさ。
──オリジナルの「7月」は射守矢さんの特異なベースが肝なのに、ベースレス編成でも充分に「7月」の世界観をコーパスなりに体現しているのが素晴らしかったですね。15年のブランクを全く感じさせないアンサンブルも見事だったし。
ZERO:でも、俺が最後に名越君にお願いしてることがあって、まだ完成には漕ぎ着けてないんだよね。全部の音をかき消すくらいのドーン! としたギターを入れてよって発注したんだけど。
名越:今日、1回録ってみたんだけどイマイチだったから、夜中にまた録ろうかなと思ってる。こんな予定じゃなかったんだけどね(笑)。「7月」は射守矢君のベースが肝だから、普通にリズムがある形で前半部分をやってもダメだし、それならギターをベーンと弾いてるだけでいいやと思って。最初はギター1本とか、もっとシンプルな感じでやろうと思ってたんだけど、やっぱりそれだけじゃ寂しいなと思い直したんだよね。
ZERO:レコーディングするにあたって改めて「7月」を聴いてみたんだけど、曲の構成がないに等しいなと思ってさ。名越君が作ってきてくれたトラックを聴いて「こういう流れなんだな」ってやっと分かったけど、原曲はふわふわして掴めなくて。
名越:元は変則チューニングだからね。
ZERO:お陰で歌入れもメチャメチャ苦労したよ。
名越:でも、本番はけっこういい感じだったじゃない?
ZERO:そうかな? リハの段階でかなり手こずってたから、いっそのこと英語に直して唄おうかなとか思ったんだよね(笑)。
大地:仮歌の一発目は確かに凄かったね。どうしちゃったんだよ!? って感じで(笑)。
ZERO:あれはきっと、ようちゃんが降りてきたんだよ。「ハズせや!」ってさ(笑)。
大地:しかもレコーディング前のリハが20日前で、けっこう空いてたんですよ。名越君のなかではイメージが固まってたと思うんだけど、俺は「あの練習の感じでいいんだよな?」みたいな感じで、どうなるんだろう? と思ってたんです。でも、いざフタを開けてみたら出来上がりが凄く良くて、びっくりしましたね。まぁ、ZERO君と名越君と久しぶりにスタジオに入って、普通に会話ができたのもびっくりましたけど(笑)。その意味でも全然ブランクを感じなかったんですよ。
──コーパスの持ち味がよく出た「7月」を聴いて、きっと吉村さんも喜んでいるんじゃないですかね。
ZERO:と言うかね、今のこの状況を喜んでいると思う。
──ああ、こうして3人がまた揃っていることを?
ZERO:いや、世の中のブッチャーズに対するチヤホヤ具合を(笑)。
大地:ちょっと悔しがってるかもしれないよね。「なんで俺の生きてる時にチヤホヤしねぇんだよ!」って(笑)。
ZERO:ツイッターで追悼、追悼…って騒いでたヤツらに俺は言いたいんだよ。「お前ら、ブッチャーズのライブに友達を1人でも連れて行ったのかよ? そうやって輪を広げようとしたのかよ!?」って。ようちゃんはそういうことを願いながらステージに立ってたんじゃないかと俺は思うし、「惜しい人を亡くした」なんて言うヒマがあったら、1人でCDを100枚買ってやれよ! って思うよね(笑)。そんな思いもあって、復活ライブのタイトルを“WHO KILLED...?”と命名したんだよ。

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Kr/A/sH!≪音圧鬼盤≫

キングレコード KICS-3049
定価:2,500円+税
2014年4月23日(水)発売
初回プレスのみ紙ジャケット仕様
*ジャケットは仮のものです。変更となる場合があります。
オリジナル盤:1996年3月23日発売/KICS-534(廃盤)

amazonで購入

【収録曲】
01. Ne/H/eL
02. COBRA
03. MONGOOSE
04. BAT
05. JUICE(*1)
06. KRASH!
07. MONEY
08. OGRE
09. J
10. 四畳半の神様
11. LOST
12. 血まみれ
13. Bitch! Bitch! Bitch!【BONUS TRACK】(*2)
14. SURFING VIETNAM【BONUS TRACK】(*3)
15. COBRA【BONUS TRACK】(*3)
16. GOLD YOUTH【BONUS TRACK】(*3)
17. REVOLVER【BONUS TRACK】(*3)
(*1)オリジナル盤のTrack99 にあったバージョン
(*2)『シンデレラV.A. I HATE DANCE....Why?』(KICS-535)より
(*3)COPASS GRINDERZ / SURFING VIETNAM 7'Vinyl(PUSMORT-600674)より

rock'n'roll≪音圧鬼盤≫

キングレコード KICS-3050
定価:2,500円+税
2014年4月23日(水)発売
初回プレスのみ紙ジャケット仕様
*ジャケットは仮のものです。変更となる場合があります。
オリジナル盤:1997年10月22日発売/KICS-647(廃盤)

amazonで購入

【収録曲】
01. rock'n'roll
02. SILVER
03. BOOSTER
04. REVOLVER
05. MONSTER
06. INVADER
07. HEY HEY, MY MY
08. ANSWER(SUPER STAR)
09. SILVER【BONUS TRACK】(*1)
10. rock'n'roll【BONUS TRACK】(*2)
11. SILVER【BONUS TRACK】(*2)
12. BOOSTER【BONUS TRACK】(*2)
13. REVOLVER【BONUS TRACK】(*2)
14. MONEY【BONUS TRACK】(*2)
15. J【BONUS TRACK】(*2)
16. ANSWER(SUPER STAR)【BONUS TRACK】(*2)
17. COBRA【BONUS TRACK】(*2)
(*1)Co/ss/griNDErZ//『COBRA/SILVER』7'Vinyl(T/7-01)より
(*2)1997年9月14日、名古屋HUCK FINNでのライブより

Yes, We Love butchers 〜Tribute to bloodthirsty butchers〜
「Night Walking」

日本クラウン CRCP-40366
定価:2,857円+税
2014年3月26日(水)発売
*Co/SS/gZは「7月/july」で参加。また、名越由貴夫はueken butchers projectの「august/8月」にも参加。

amazonで購入

【収録曲】
01. ART-SCHOOL「ファウスト」
02. bed「ソレダケ」
03. Co/SS/gZ「7月/july」
04. Discharming man「no future」
05. eastern youth「Never Give Up」
06. きのこ帝国「discordman」
07. MO'SOME TONEBENDER「ロスト・イン・タイム」
08. 少年ナイフ「ファウスト」
09. SiNE「燃える、想い」
10. タルトタタン「ピンチ」
11. ueken butchers project「august/8月」
上田健司(b)、Chara(vo)、名越由貴夫(g)、暴動[グループ魂](g)、ASA-CHANG(per)、小松正宏(ds)

LIVE INFOライブ情報

TASTE presents LIVE AKTION 1 “WHO KILLED...?”(ONE-MAN)
2014年5月25日(日)東京都:新代田FEVER
OPEN 18:00/START 19:00
前売 1,800円/当日 2,300円(共にDRINK代別)
チケットはローソン(Lコード:78838)、e+にて発売中
【問い合わせ】FEVER 03-6304-7899

TASTE presents LIVE AKTION 2 “WHO KILLED...?”
2014年6月28日(土)大阪府:心斎橋Live House Pangea
with:GREENMACHiNE(from KANAZAWA)/ANYO
OPEN 18:00/START 19:00
前売 1,800円/当日 2,300円(共にDRINK代別)
チケットはぴあ(Pコード:222-478)、ローソン(Lコード:59656)、e+にて発売中
【問い合わせ】Pangea 06-4708-0061

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