ここからまだまだ進化していきます
── 『陽炎 〜KAGEROU〜』や『Labyrinth』は夏の終わりを感じる切ない感じがありましたけど、切ない夏の思い出とかありますか?
KAZUKI:小さい時におじいちゃんの家に行って、近くの川で蛍が見れるということで見に行ったんです。そしたらおじいちゃんが孫の前で良いとこ見せようと思ったのか、ちょっと蛍捕まえたろかって川に入っていってそのままサンダルが流されてました。おじいちゃんが流されないだけ良かったですけど。
TOMO:シュールだな。
REO:俺もあるで!
KAZUKI:俺もあるって…そういう企画じゃないんですけど。
REO:従兄弟と釣りしに行って、従兄弟が釣り堀に落ちそうになって、危ない! っておじいちゃんが助けたんですけど、2人とも釣り堀に落ちて…。
── じゃあ逆に、強烈に楽しかった夏の思い出とかあります?
EIKI:やっぱ…。憧れの昆虫をゲットした時。
一同:(沈黙)
KAZUKI:強烈やな(笑)。
EIKI:小学校の時に、オオムラサキをどうしても獲りたくて、やっとの思いで手に入れた時に喜びというのはありましたよね。
── なるほど…。EIKIくんは無類の昆虫好きだそうで。
EIKI:オオムラサキって、山に10回ぐらい行ったとして1回も出会えないぐらいの時もあって、やっといた! って。たぶん昆虫好きな人しかこの感じはわからないと思いますけど。
── はい…。
REO:やっぱり夏は楽しい思い出のほうが多いですよ。昨年の“OTODAMA”はホント楽しかった。
TAKE:“OTODAMA”は楽しかったよね。今年も出させてもらうので楽しみです。
── 今作を海辺で歌うことで曲がより映える感じもありますね。
TOMO:夏に歌ったら気持ち良いだろうねって考えたりしたから。ドライブにも良いですし、切なくなるのも良いですし。幅広くいろんな夏のシチュエーションにぴったりのアルバムになったと思います。
── 前回インタビューして以降ライブもたくさんやってますし、代々木第一体育館で行なわれた“Girls Award2013 SPRING/SUMMER”のステージを経験したり、お客さんがついてきてくれるようになったなというのは手応えとしてあります?
TOMO:ちょっとずつライブに来てくれる人が増えていることは感じてます。毎回のライブが勉強で、インストアも勉強だし、毎回その場所ごとにライブの見せ方も考えていますし、いつも課題を持ってやってます。でも大きいところは単純に気持ち良いですね。代々木は、今まで経験したことがない気持ち良さがありました。大きいところは大きいところで良さがあるし、小さいところも良さがありますよね。
── KAZUKIくんはメインボーカルだから特に注目される率が高いじゃないですか。緊張します?
KAZUKI:そんなに緊張しないですね。自分が注目されてるっていう感じをひしひしと受け取らないようにしてます。さすがに代々木は緊張しましたけど(苦笑)。
TOMO:KAZUKIは、“Girls Award2013 SPRING/SUMMER”では今まで見た中で一番良いパフォーマンスしてました。メインボーカルっぽい!って。表情も良かったし、今まで見せたことがないというか。会場が広いので、大きく見せなきゃという意識があったと思うんです。その意識が勝手に働いたのかすごく大きかったと思う。活動を始めて1年半とかで大きいステージに立たせてもらうのは本当に最高のことなんだよということはKAZUKIに言いましたけどね。なかなかない機会だから、この後に活かした方が良いよって。活かしたかどうかは僕にはわからないですけど。
REO:KAZUKIは、AXのステージを踏んで代々木に出れたので、いきなり代々木だったらパニくってたと思いますね。
── 今回もリリースがあって、7月21日には新木場studio coastでイベントがあって、8月にもライブが決まっていて。
TOMO:アルバム自体新しい試みがありつつ、すでに次のことにも動いていて。
── 動きが活発になってますね。
TOMO:活発に動いてるなという感じですよね。本当にこの1年〜2年で環境が変わって、僕たち自身もアルバムを作ることによって成長もしていますし、新しいVimclipを発見することもありますし、日々勉強させてもらってます。ここからまた進化してくので、どうなっていくんだろうというワクワク感を持って頂ければと思います。
── 私はみなさんに3月に初めてお会いしましたが、そこからもどんどんかっこよくなってますから。
REO:地道に素早く! です。
※『だんぜん!!LIVE supported by LIVE DAM』とは…男性アーティスト専門の音楽情報総合サイト「だんぜん!!TV」と「LIVE DAM」がコラボした、しずるが司会を務める番組。