ライブで全国をまわりたい
── ところで、先ほどKAZUKIさんが「TOMOさんはすごくいろいろ考えてる人」と言ってましたけど、3月13日にリリースされるミニアルバム『VOICE』に収録されているTOMOさんが作詞した曲『BAD GAME』や『Smile』などは、Vimclipの今を表現したものが多いですよね。リーダーという部分もあるかもしれませんが、グループのことをよく考えているなと思いました。
TOMO:最近は歌詞を書く時に、メンバーからも言葉をもらうようにしているんです。こういうテーマに沿って書いているから、思いついたワードをくれない? って。僕が歌詞を書きますけど、Vimclipのメッセージとなると、みんなの考えとか意見をまとめたほうがよりパフォーマンスする時も歌う時も踊る時も、感情を込められるんじゃないかって思うんです。
── また、自己紹介をするラップの『V.I.M.C.L.I.P』も面白いですよね。
TOMO:これは僕の歌詞ではないですけど、それぞれの個性が出てますよね。
KAZUKI:作詞してもらった方に、5人の特長をお伝えして書いてもらいました。
── PerformerのTAKEさんとREOさんは、ライブでは歌わずダンスだけ?
TOMO:そうですね。この曲では僕がラップでTAKEくんとREOくんを紹介して、2人がソロで踊るというスタイルです。いずれは2人が歌うのも面白いかなとは思ってます。
── ところでみなさん上京組ですか?
TOMO:KAZUKIが滋賀、REOくんが大阪、EIKIが仙台。
── ライブもけっこうやられてますが、それぞれ地元ではやったんですか?
KAZUKI:滋賀はまだないんですよ。
── 仙台は?
EIKI:一度だけ。
REO:大阪はけっこうやってます。
── 地元でのライブってどうですか?
REO:関西はお客さん1人1人の声が大きいし、すごく盛り上がってくれるから、空気的にもとてもやりやすいですね。MCも大阪だとどっかんどっかんウケることもあって。
TOMO:お客さんからツッコミが入るぐらいの勢いですよね(笑)。
── 関西公演が3月はたくさんあって、26日・27日に大阪MUSE、28日に神戸VARIT.、30日に京都MUSE、そして31日は名古屋のOZONですが、まだ行ってない地域のほうが多いですか?
TOMO:そうですね。ほとんど行った事がないんです。
── 今年はどんなところに行きたいとか、どうなりたいという目標はありますか?
TOMO:今年は全国まわりたいですね。まだ北は仙台、南は…。
REO:新潟。
── えっ?
TOMO:南は関西方面しか行ったことがないので、会場が小さくてもいろんなところに行ってみたい。
KAZUKI:僕はワンマンに関して言わせてもらうと、東京ではRUIDO K2で2回とclub asiaで1回ワンマンをやらせてもらいましたけど、地元の関西ではまだやれてないので、関西でもワンマンをやりたいです。
EIKI:東京でのワンマンはもちろんですけど、Vimclipに入って初めて行く場所が多いので、いろいろと行けるのも楽しみです。
TAKE:僕も大阪でワンマンやりたいですね。生まれだけは大阪で、小さい頃にはよく帰っていたので、東京と大阪で2daysワンマンが出来たら良いなって。欲を言えば福岡もチャレンジしてみたい。
── 移動は車ですか?
TOMO:車です。大阪とかにも車で行って、現地に着いてすぐにリハーサルなんですけど、着いた時には体力を失っているんです(笑)。ゆくゆくは新幹線で移動したいですね。
── REOさんは今年の目標はありますか?
REO:僕は規格外の事をやりたいです。全国ツアーもやりたいし、アジアにも進出したい。海外は言葉では伝えられない分、伝えようとする気持ちがどんな動きに出るのか興味があります。
── そして、今回ミニアルバムとしては2枚目になりますが、クラウンさんに移籍しての第一弾となる作品ですし、ここから再スタートですね。
TOMO:今回からアルバムタイトルも自分たちでアイディアを出し合って、より思い入れのある1枚になりました。今後はセルフプロデュースもやってみたいし、みんなで意見を言いつつ、取り入れつつ、合わせていけたらと思ってます。
── 作品のタイトルはなぜ『VOICE』になったんですか?
EIKI:『VOICE』って、“声”っていう意味なんです。
── 訳としてはわかってましたが…(苦笑)。
EIKI:“VOICE”って“V”から始まるじゃないですか。Vimclipも“V”から始まるし、ローマ数字で“V”はファイブで、Vimclipは5人グループなので良いなというのと、ヴォーカルチームは声を出して歌いますけど、パフォーマーも心の声を出していくという意味も込めて、さらにライブにお越し頂く人たちも声を出して一緒に騒ぎたいとか、いろいろな意味があるんです。
── この作品がリリースされて、ライブもあって。
TOMO:3月23日には“Girls Award 2013 SPRING / SUMMER”のオープニングアクトとして出演させてもらうことが決まり、代々木第一体育館で初めて1万人規模のライブにも挑戦します。見た事のない世界なので、その経験を次に生かせればなと思っています。
KAZUKI:今からすごく緊張してます(苦笑)。
── 今年は大きなステージも経験し、どんな活躍をされていくのか楽しみにしています。
TOMO:クラウンさんに移籍して、初めて渋谷のビジョンでミュージックビデオを流してもらったり、期待に応えられるようにパフォーマンスで返していけたらと思っています。1年前の僕たちとは全然変わってきているし、レンジの広さももっと魅力として出していきたいし、新しい顔とか表情とか曲とかを見せて行けたらと思っています。
↑取材後に撮らせてもらいました