この4人で音を出すと必然的にvezの音になる
—— みなさんは、それぞれ別のバンドや形態での活動も行なってますが、個々の中でその活動とvezとの違いはありますか?
フトシ:俺は他にバンドをやってないからね。
YANA:えっ、バシベ(BAD SiX BABiES)は?
フトシ:バッドシックス(BAD SiX BABiES)は、完全なる企画バンドですよ、今はね。これからどうなるかは分からないけどね。
YANA:言っても、フトシ君はソロが忙しいからね。最初は俺が、vezと鴉空-AKUH-をフトシ君と一緒にやってて、他にNACANOとかGHEEEもやったりしてたでしょ。フトシ君は鴉空-AKUH-とソロしかやってなかった時で、「そんなにバンドやるなんて、全然理解出来ねーよ! 」って言ってたのに、急に何かいろいろソロとか、ASAKIちゃんとやったりとか、gonvutとか、5〜6個になっちゃってて。それぞれみんな、プライオリティが何だとか、そういうのはあんまないと思うんですよ。vezはvezで、このメンバーで集まった時にその空気がどこまで最大限に行くかってなるし、必然的に変わるから、vezだったらこうだっていう意識のスイッチを切り替えるっていうのはあんま無いよね。ちょっと手ぇ抜こうって思ってスタジオ入っても、みんなが音を出しちゃうと、必然的にそういうわけにはいかなくなるし、みんなの音が合わさっちゃった時に、そうせざるを得ない空気になるからね。ライブの内容にしても、vezだからこう見せようっていうハンドリングとか出来ないんだけど、ステージに立ってやったら自然にね。
フトシ:全員が現役じゃん。少し間が空いてスタジオに入って、1人1人がサウンドチェックで出す音がすでに刺激的というのがあるから、手ぇ抜いたら負けちゃうじゃん。俺は、単純にvezだからどうこうっていう気持ちはないけど、この4人が集まった段階で勝手にそうなるっていうのは確かにそうだね。
ASAKI:大変、失礼しました!!(と、ここで遅刻していたASAKIさんが登場)
共演バンドは、昔の飲み仲間や過去の対バンバンド
—— ASAKIさんが来るまで、出会いから現在に至るまでの話を聞いていたんです。では、7月17日にLOFTで共催イベントを開催しますが、そこで共演するバンドさんとの繋がりを聞かせてもらえますか?
フトシ:Bailoの上條(Vo)は、昔よく遊んだり、飲んだりしてて、あいつが寝たところを口の中にフリスクを詰め込んで、掛けてた布団の上にフリスクを置いたりしてた関係(笑)。
—— いつ頃ですか?
フトシ:いつ頃だったかな? ヘイトの解散間際の頃かな? なんかよく来てたんだよね。それでちょいちょい飲んでたね。
—— では、tsubakiさんは?
フトシ:俺はちょいちょい対バンしてて知ってるぐらいで、遊んだりした事は1回もないけど。たいがい俺はミュージシャンと遊んだりした事ないんだけど(笑)。
ASAKI:この辺が別ぐらい。
フトシ:そう、この辺…いや、この辺ともそんな何もないと思うんだけど(笑)。
—— the god and death starsさんとは対バンして…。
成一:そうだね、対バンしてぐらいかな。
ASAKI:俺も今度AOP(AGE of PUNK)で対バンするね。ちなみにtsubakiもAOPで対バンした事がある。
—— tsubakiさんがこのソロバンドを始める前のバンドの8-eitでの対バンですか?
ASAKI:そうそう。今は彼のソロのベースでAOPの曽我さんがサポートで弾いていたりっていう繋がりがあるね。彼は俺と同い年で、この前DJの時に遊びに来ちゃって、それとなく仲良くしちゃったりなんかして。
成一:8-eitのヴォーカルの子ってASAKIと一緒なの? もっと若い子なのかと思ってた。
ASAKI:俺も思ってた。若手のホープみたいな感じで言ってたら、うっかり同い年だった(笑)。若手でも何でもねーだろって(笑)。