3.11以降、社会は大きく変わろうとしている。
いや、正確には変わろうとしているように見えるし、少なくとも多くの日本人は、変わるべきだと感じている。
しかし、実際にはどうしたら変えられるのか、その答えを誰も持ち合わせていないのが現実だろう。
俺は、2004年1月、自分が社会に立ち向かうためのスタイルはロックンロールだけじゃなく、もう1つ、武器を持つことだと思い立ち、the JUMPSの活動を休止した。そして翌年から約4年間、地下に潜って勉強し、2009年、司法試験に合格。2010年末、弁護士としての活動を開始し、今年に入ってすぐに、地球温暖化問題に取り組む弁護団の1人になった。その直後に、3.11に遭遇。
俺の最大のテーマは、若い世代の感性を反映する社会の実現であり、そのために若いヤツらに、社会について考え、社会にアクセスする場を提供することがロックンローヤーとしての使命だと考えとる。なぜなら、若い感性はいつの時代も圧倒的に正しく、俺はそのことを誰よりもよく知っとるし、信じとるからだ。
それで、俺は、約30名の弁護団や環境NGO・気候ネットワークとともに、クライメットJというプロジェクトをスタートすることを思いついた。日本国民1万人、ツバル、イヌイット、ミクロネシアの人たち、そしてシロクマが、電力会社に対し、原発なきCO2排出削減を求める公害調停「シロクマ調停」を申し立て、この裁判に似た手続きを柱として、新しい時代にふさわしい、新しい価値観に彩られた、新しい社会を考えるためのムーブメントを展開していこうっていうわけだぜ。
もちろん、クライメットJの主役は、Rooftopを読んどる君たちじゃないと困る。新しい時代のライフスタイルを創るのは、音楽や映画、料理、酒、ファッション、そして自然なんかを楽しむ時間にこそ価値があり、単に経済的ステイタスを追い求めることじゃないってことを本当に知っとる、ロックなヤツらの役割に他ならないからだ。君たちがシロクマ調停の申請人、俺がその代理人となって、一緒に電力会社と対決するなんて、考えるだけでも大興奮じゃん? たまたまこんな時代に生きとるんだで、エネルギー政策(=社会のあり方そのもの)の歴史的転換期を、当事者としてめちゃくちゃ楽しもうぜ!
クライメットJでは“climate-J stand”というイベント名で、5月から毎月Naked Loftやプラスワンでトークイベントをやってきたが、今回はいよいよ新宿ロフトでライブイベント“〜電力を自由化せよ!〜”を開催だ。
俺はこれを機に、最高のメンバーとともにthe JUMPSを本格的に再始動する。ブルーハーツ以前からのダチであり、最近は上関原発の運動を積極的に応援する梶くんのTHUNDERBEAT、レゲエのThe Cavemans、兄弟分であり、先に再始動したTOKYO STRAIGHT BANDが駆け付けてくれる。さらに、ちょっとしたキッカケがあって、『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』で話題の制服向上委員会が急遽飛び入りゲストとして参加することになった。ロックイベントにもアイドルはウェルカムだろ?
BAR HALLでは、イベント“カリブの海賊”からKING OF PIRATESのセッションや、環境NGOなんかのブースがあったり、アースガーデンの南兵衛がトークを繰り広げる。全体のDJは、THE WILD ROVERのHIDETOが仕切りだ。
そして、何とこの日は、トークゲストとして鎌仲ひとみさんが参加。ドキュメンタリー映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』『六ヶ所村ラプソディー』『ミツバチの羽音と地球の回転』を発表し、エネルギーと核の問題を撮り続けてきた映画監督で、今や時の人だぜ。
Get up,Stand up!Know your rights!
(the JUMPS・Rock’n’Lawyer / 島キクジロウ)