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INTERVIEW

トップインタビューTHE COLLECTORS ('06年8月号) - コレクターズを愛してやまない豪華布陣が楽曲提供した斬新な企画アルバム『ロック教室~THE ROCK'N ROLL CULTURE SCHOOL~』

祝・結成20周年!コレクターズを愛してやまない豪華布陣が楽曲提供した斬新な企画アルバム『ロック教室~THE ROCK'N ROLL CULTURE SCHOOL~』、そして21年目に向けての視座

2006.08.05

 結成20周年を迎えたTHE COLLECTORSから、超斬新な企画アルバム『ロック教室~THE ROCK'N ROLL CULTURE SCHOOL~』が到着。奥田民生、真島昌利、曽我部恵一、山口 隆、松本素生、ヒダカトオル、會田茂一/森若香織、スネオヘアー、堂島孝平、山中さわおという豪華なアーティストが楽曲を提供、さらにアンサー・ソングとしてのオリジナル曲を含む本作は、コレクターズというバンドに対する愛に満ちた、素晴らしいロック・アルバムとなった。10月には日比谷野音ライヴ、11月にはDVD-BOXのリリースとアニヴァーサリー・イヤーにちなんだイヴェントが続くが、彼らの視線は既に"次"に向けられている。平凡な言い方で申し訳ないが、THE COLLECTORSにとって20年は、単なる通過点に過ぎない。このインタビューを読めば、そのことがはっきりと判るはずだ。(interview:森 朋之)

LOFTの夜の部に出るのはプロに一歩近づくことだった

加藤ひさし(vo):よろしく!

──よろしくお願いします。

加藤(Rooftopを見ながら)新宿LOFTも30年か…。おめでとうございます。

──ありがとうございます。コレクターズの20周年もおめでとうございます。

加藤どうも。いやぁ、バイクっていうバンドをやってる頃、LOFTは蟹江さんって人がブッキング・マネージャーで。冷たくてねぇ…(笑)。

──バンド・ブームの頃ですよね。

古市コータロー(g):バンド・ブームのちょっと前だよね。84、5年くらいじゃない?

加藤そうそう、そのくらい。未だに忘れられない名前だな、蟹江さん(笑)。

──ははは。冷遇されてた、と。

加藤というか、ライヴハウス自体がそんなにたくさんあったわけじゃなかったし。LOFTはネーム・ヴァリューが凄くあったライヴハウスだから、そこの夜の部に出るっていうことは、一歩プロに近づくってことだったんですよ。

古市今とは全然違うからねぇ。

加藤動員がないと、なかなか出してくれなかったしね。まずは平日の夜、適当なところでブッキングされて。それでもいいほうだからね。

古市うん、いいほうだよ。

加藤次に日曜の昼っていうのがあって、最後は土曜とか日曜の夜に出してもらえるっていうのが道筋だったんですけど。日曜の昼くらいまでしか行けなかったね、俺達は。

──それは大変失礼しました(笑)。

加藤や、アマチュアの時の話ですよ。デビューしてからは、別に。

──コレクターズを始めてからのLOFTの思い出ってあります?

加藤実はそんなにやってないんだよね、LOFTって。

古市俺らが仕切ったのは1回もないからね。ずっと(新宿)JAMでやってたから、そっちの関係もあって、LOFTに対して“よろしく!”って感じでは行けなくて。縄張りの世界ですから。

加藤特に俺達は、モッズ色を凄く出してたから。他のロック・バンドとはあんまりやらなかったなぁ。

古市友達のライヴの打ち上げにはよく行ってたけどね。飲み屋・LOFTのイメージが強い(笑)。

加藤アマチュアの時のほうがイメージ強いよね。

古市新しくなってからは出てるけど、古い頃のLOFTにはそんなに出てないよね。すげぇ飲んだけど。

加藤その後でパワーステーションが出来ちゃうんで、新宿っていっても、パワーステーションでしかやらなかったから。

──よくやってましたよね、パワステ。

加藤うん。出演回数の記録を作ったんじゃないかな、確か。LOFTは観に行くほうが多かったかな。ブルーハーツ観たりとか、ロンドン・タイムス観たりとか。

古市よく行ってたよね、ホント。

加藤行ってた。ベルズとかね。

古市憧れもあったんですよ、東京ロッカーズとかのイメージもあったから。

加藤そうそう、恰好いいとは思ってたんだけど。敷居は高かったですね。だから出演するのは難しかったですよ。

古市知り合いがいてさ、イヴェントに潜り込ませてもらうくらいで。

加藤まぁ、人気でもあれば、すぐに出られたんだろうけど(笑)。

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THE COLLECTORS 20th Anniversary Album ロック教室 ~THE ROCK'N ROLL CULTURE SCHOOL~

TRIAD/Columbia Music Entertainment, Inc COCP-50934
2,940yen (incl. tax)
IN STORES NOW

LIVE INFOライブ情報

『ロック教室』発売記念インストア・イベント

8月5日(土)START 16:00~/TOWER RECORDS新宿店・7Fイベントスペース
◇TOWER RECORDS新宿店、渋谷店にて『ロック教室』をお買い上げの方に先着にてイベント参加券を差し上げます。予定数なくなり次第配布終了となります(予約者優先とさせて頂きます)。
◇電話での予約受付は行っておりませんのでご了承下さい。
【info.】TOWER RECORDS SHINJUKU:03-5360-7811
 

Modern Monsoon Mafia presents "Glory Road To The Twentieth" THE COLLECTORS LIVE at SHIBUYA QUATTRO

8月19日(土)渋谷CLUB QUATTRO
OPEN 19:00 / START 20:00
TICKETS: advance-4,200yen (+1DRINK) / door-4,500yen (+1DRINK)
【info.】shibuya CLUB QUATTRO:03-3477-8750
 

SHINJUKU LOFT 30TH ANNIVERSARY“ROCK OF AGES 2006”

9月7日(木)新宿LOFT
w/ フラワーカンパニーズ
OPEN 18:00 / START 19:00
TICKETS: advance-3,000yen (+1DRINK) / door-未定
【info.】shinjuku LOFT:03-5272-0382
 

THE COLLECTORS TOUR『Road to 20th Extra!!!』

9月9日(土)心斎橋CLUB QUATTRO OPEN 17:00 / START 18:00
9月10日(日)名古屋CLUB QUATTRO OPEN 16:30 / START 17:30
9月22日(金)HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 OPEN 18:00 / START 19:00
9月24日(日)仙台hook OPEN 16:30 / START 17:30【オープニング・アクト有】
10月15日(日)福岡DRUM Be-1 OPEN 16:30 / START 17:30
TICKETS: advance-4,200yen (+1DRINK)
 

THE COLLECTORS 20周年記念日比谷野外音楽堂ワンマンライヴ『Festival of Kings~Glory Road To 20th maximum』

10月22日(日)日比谷野外音楽堂
OPEN 16:00 / START 17:00
TICKETS: advance-2,100yen (指定席)
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