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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】小谷美紗子×田渕ひさ子(2006年5月号)-春うららかに萌ゆるはんなり乙女対談

春うららかに萌ゆるはんなり乙女対談

2006.05.01

凄い音楽を見つけちゃった、アタシ!

07_ap01.jpg──ひさ子さんから見た小谷さんの魅力はどんなところですか? 一言ではなかなか表しづらいと思うんですけど。

田淵:そんな、ご本人を前に(笑)。最初に観たプロモーション・ビデオっていうのが、小谷さんがグランド・ピアノをガーッと弾いてる後ろにでっかーいお月様がボーンと出てくるものだったんですけど、それを観て「ああ、凄い!」って思ったんですよね。凄く力を感じたんですよ。グゥ~~~~ッとこう、「なんか凄い力がある、この人!」みたいな。うまく表現できないんですけど。それまではピアノと歌だけの音楽というものを余り聴いたことがなかったんです。ずっとロックばかりを聴いてましたから。なので、小谷さんのファースト・アルバムを初めて聴いた時に凄く新鮮だったんですよね。あのUんアルバムの1曲目(「Care me more, Care me」)が凄くて、歌詞の内容も凄いし、ピアノと歌だけでとても近い感じがしたんですよ。ちっちゃい息まで入ってる、みたいな。そういうのがもう、ドキドキして。

小谷:ふふふ。

田淵:その生々しい感じと、あの歌詞と唄い方と……他によくいるタイプでは全然なくて、凄いと思いましたよ。「聴いちゃった、こんなの!」と思って。

──これは凄まじい音楽と出会ってしまったぞ、と。

田淵:そうそう、「見つけちゃった、アタシ!」みたいな(笑)。友達に「これ聴いてみなよ、凄くいいよ!」って薦めたくなる楽しい音楽っていうよりは、人と一緒に聴きたくない感じ、っていうか。

──確かに、小谷さんの音楽は何かをしながらでは聴けないと思いますよ。

田淵:そうですね。一人で聴きたい。もう、「大事にしとこう!」みたいな感じですね。それがNUMBER GIRLに入って1年くらい経ったくらいだったかな? 初めて小谷さんのライヴを観に行ったわけですよ。会社帰りに一人でドキドキしながら。客席もみなシーンとしていて、「咳とか出たらどうしよう?」なんて思って(笑)。ピアノだけポーンとステージに置いてあって、小谷さんがトコトコトコってやって来て、それを観ただけで「あーッ!」と思って涙が出てきたり(笑)。もうそれだけで感動したんですよね。

──小谷さんから見た、ギタリスト・田渕ひさ子の凄さとはどんなところですか?

小谷:まず、その弾いてる姿がメチャメチャ恰好いいじゃないですか? 喋ってるとシャイな感じなんだけど、ステージに上がった瞬間に変わる。その姿に惚れちゃいますよ。

田淵:ははははは。

──toddleのアルバムは聴かれましたか?

小谷:実はまだなんですよ。

田淵:今日持ってきたー(笑)。厚かましいとは思ったんですけど。

小谷:周りからは「ひさ子ちゃんが唄ってる」と聞いてたんですけど、本人からは一向に話が来なかったんですよねぇ(笑)。

田淵:そんなぁ、小谷美紗子様にライヴを観に来てもらうだなんて……(笑)。もうちょっと修行してから、と思って。

──でも、カラオケをご一緒しているくらいだから、ひさ子さんの歌のうまさはよくご存知ですよね。

小谷:ええ。「自分で唄えば?」みたいなことはよく言ってたんですよ。声が凄くいいですからね。

田淵:いやいや、とんでもございません……。

──“odani misako・ta-ta”を始めた時は、ギターは絶対にひさ子さんで行こう、と?

小谷:はい。というより、“ta-ta”はひさ子ちゃんと私とキーボードの池ちゃん(池田貴史/SUPER BUTTER DOG, 100s)の3人で「バンドやろう」って始まったものなんです。

──そこに玉田豊夢さん(100s/ds)、二宮友和さん(eastern youth/b)が加わって。“ta-ta”は洋邦カヴァー4曲を収録した『feather』('03年10月発表)というミニ・アルバムを発表しただけで、ライヴは未だにありませんよね?

小谷:はい、やったことないですね。

田淵:絵面が見たいですよね。二宮さんと池ちゃんが一緒にいるだけで、何だか面白そうですよ(笑)。

小谷:実は、オリジナル曲を作ったんですよ。去年の今頃かな、「とにかく集まらんことには始まらん!」ってことになったんですけど、ひさ子ちゃんがその頃凄く忙しくて。それで来れる人だけ集まって、豊夢くんの家に行って、二宮さんがマイクをセットしたりして(笑)曲作りをしたんです。

田淵:行きたかったなぁ……。

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