音速ラインによる『うたかた』全曲解説
──とにかく色んな人が集まっているバンドですね。音速ラインは。そもそもこのバンドを結成したのはいつ頃なのですか?
藤井:この3人になったのは去年の4月かなぁ…。
──思えば最近の話だよね?? その前は前のバンドをやっていたの?
大久保:そうですね。
藤井:前のバンドとちょっと後半被っていたけどね。
菅原:前のバンドの鍵盤が抜けて、ベースの剛君を入れた時に、名前を変えて3ピースになって、音楽性も変わってきたので、全く別 なバンドにしようかと…。
──なんで音速ラインというバンド名にしたの?
藤井:好きな音楽に囲まれて生活するリズムっぽい感じで音速ラインと。あんまり深い意味はないですねぇ。
──バンド名を決める時に他にバンド名の候補はなかったの?
藤井:ニール・ユング。
大久保:僕が却下しました(笑)。
藤井:僕はかなり押していたんですけど(笑)。 僕が音速ラインっていう名前を出した時に、たけちゃん(ドラム菅原氏のこと)がいやぁ…もうちょっとスピード感があった方が…っていうことで、音速シューマッハとか(笑)。
菅原:そうだったねぇ(笑)。
藤井:それは僕が却下しましたけど(笑)。
──音速ラインとしての初ライヴはいつどこでやったのですか?
藤井:去年の5月に新宿JAMで。
──マイペースに活動を続けながらも、自分達で音源は出したりしていたんだよね。
藤井:音速ラインって名乗る前に既に音速ラインで自主制作のアルバムを出してたんです。昨年の6月には正式に音速ラインで『スローライフ』というマキシを作りました。
──その後にテープを出したんですよね。
藤井:とにかく広めようと思って1曲だけテープに入れて、下北沢ハイラインで無料で配りましたねぇ。
菅原:置いてみるもんですよ。
──それで『クイップマガジン』のおまけCDに収録、レーベルSONG-CRUXとの出会い…。5月10日にはSONG-CRUXからミニ・アルバム『うたかた』をリリースするわけですが、どんな作品にしたいと思って作っていましたか?
藤井:1曲目や2曲目を聴いて、“これヤバイ!”って思ってもらえて、最後まで聴いてもらっても捨て曲がない感じにしようと思ってました。
──今回の作品はもうすでになっていると思いますよ。個人的には好きな曲も入っていることだし(笑)。それでは、今回収録されている楽曲の解説を1曲ずつお願いできますか?
藤井:「スローライフ」は、自主制作で出しているやつとはアレンジが変わってるので、既に持ってる人も新たな気持ちで聴けると思います。 とにかく懐かしさみたいなモノを感じて下さい。
──演奏する部分で気をつけた部分ってありますか?
大久保:サビの部分でどう広げるかとかね。
藤井:サビの爆発感。
大久保:最初のワクワク感を出したりとか…。
──この曲はある意味、きっかけを掴んだ曲ですよね。バンドを語る上では外せない1曲だと思います。2曲目「冬の空」は?
藤井:ずばり僕が住んでる田舎の曲ですねぇ。僕は田舎に住んでいないと曲が書けないんですよ~(笑)。
──個人的に昨年の夏は、忘れたくない思い出がたくさんあって…。時間が経つとその思い出が色褪せてしまうのは寂しいなぁ…って。まさにその描かれた歌詞の世界にやられてしまいました。
藤井:まさにそんな感じの曲ですよ。そういうのが全体的なテーマになってます。夏の思い出サラサラと…(笑)。
──あと、そんな風に感じたのが最後の曲「蒼ボート」なんですよ。ちなみに「冬の空」はさらさらと歌詞は書けたんですか?
藤井:メロと同時に書けました。たまたま友達のお母さんが亡くなってしまった時があって、その友達の気持ちを考えたら何だかたまらない気持ちになってね。
大久保:サビの部分のベースを考えました。初めて家で考えました(笑)。
──ドラムは?
菅原:最初と最後のドカ~ン感をどうやって出そうかとか…。
──思えば音速ラインの楽曲はイントロから持っていく曲が多いですよね。
藤井:大事だからね~。
菅原:イントロ聴いて、ライヴハウスのお客さん出ていかないようにとか…(笑)。
──3曲目『ひぐらし』は? 唯一のアコースティックですが。
藤井:『風景描写』というアルバムに入っていた曲です。一人で曲を作っていると大体こんな感じなんですよ。その空気感が伝わると思います。
──完全に一人で歌っているの?
藤井:そうですね。ライヴ・ヴァージョンは激しいので、だいぶ違う聴き方ができると思いますよ。
──4曲目「声」は? 音速ラインのライヴ感が凄く出ている曲だよね!
菅原:リズムを大切にしました。
大久保:途中で何度もテンポが変わったりして。
藤井:僕らにしかできない(笑)。メロディよりはノリを重視した曲ですね。
──「声」も色んな人に聴かせると反応がある曲ですよね。
藤井:今回の作品はいい意味で色んな人にアピールできる作品になってると思います。
──最後に収録されている楽曲「蒼ボート」は最後に収録して相応しい楽曲ですよね!
大久保:仮タイトルは「ラストソング」といタイトルだったんですよ。
──なんでタイトル変えてしまったの??
藤井:なんかベタかなぁ…って(笑)。イメージ的には、夜の蒼い感じのところに浮かんで揺られているイメージだったから。
──私は「さよなら 明日には忘れてしまうはずの…」っていう部分が凄く好きです。いつも作詞、作曲ってどちらが先に出来上がるものなんですか?
藤井:時と場合によるけど、どちらかと言えば、曲の方が先かなぁ…。
──歌詞って空想で書くの?
藤井:空想で書くと言えば書きますが、自分の中にないものは書けませんねぇ。
──今回の作品は全体的にスーッと聴きやすい仕上がりですよね。曲順は考えましたか?
一同:凄く考えたよね。















