第6回「西荻窪で切磋琢磨していた時代」

2025.06.19

銀座での街角ミュージシャンとしてのお話に続き、同時期に事務所、ライブハウス、レーベルにお世話になりながら渡り歩いた話をしていきます。

1998年冬、ソロ活動するからにはバンドに勝たねばならぬとライブハウスやスタジオなどにチラシ貼りの宣伝活動も常に「×4」と必死にやってる中で、西荻ターニングのブッキングマネージャーO氏（当時新人）からチラシを見て出演依頼が来てから週に2〜3回くらいオープニングアクト（2曲）を演らせて頂けるようになり、O氏を連れてツアーに行ったりしながら親睦を深め、西荻ターニングのレーベルからCD制作の話になり、社長のご厚意でボーカルスクールに通わせて頂き、閉店後に自由にお店を使用させてもらえることになりました。

夜中のライブハウスにひとりぼっちでギターの練習よりもストリップの練習をしたり、曲もいっぱい作りました。

この経験が今のモッキーのムーディーなステージングに活かされてると思います。

その後、事情が事情でCD制作は水に流れ、O氏が別のライブハウスへ移動したりして、少しずつ西荻ターニングの出演回数は減りつつも、10年前に演劇で何日間か西荻ターニングで演らせて頂き、社長に喜んでもえて嬉しかったです。

残念ながら西荻ターニングは、2024年1月31日に閉店してしまいました。

O氏は、何店舗かライブハウスの店長をされてから、ご実家の幼稚園の園長さんになられ、先日の新宿ロフト武道館弾き語りワンマンにもお越しくださり、今もナイスムードな関係です。

次回お楽しみに！　メルシィ！

【最鋭輝（モトキ）プロフィール】

「今世紀、最初で最後のムーディスト」を自称する孤高のシンガー。1970年1月10日生まれ。薔薇屋敷レコード代表。タレサン愛好会イメージキャラクター。弾き語りのソロ活動を中心に、最鋭輝隊、カロ、CRZCRZ、Brother、ホソメ商会などで鋭意活動中。2026年1月16日（金）、渋谷クラブクアトロで行なうワンマン公演に挑戦する。