銀座の街角ミュージシャンとして晴海通りの三原橋に新たな居場所(花壇)を見つけて夜な夜な歌っていたら、とあるカップルが立ち止まり、「僕たち、今日で別れるんだ。別れの歌を歌ってくれないか」とリクエスト。長谷川きよしさんの「別れのサンバ」を歌ったら、気に入ってくださり、並びのお店(立ち呑み屋)に来ませんかと誘われ反対側の花壇の前のお店に連れて行かれて、常連の皆さんとフォークソングで盛り上がり、マスターに「ずっとあっちで歌ってたよね。よかったら明日から、うちの店の前で歌えば」と言ってくださり、新たな居場所(花壇)になる。
その店の名は「陸羽茶荘」。マスターの名は英(ヒデ)さん。永ちゃん好き。常連さんたちは弁護士さんやお医者さんや広告代理店さんや玩具メーカーさんや金券ショップの社長さんや職種は様々ですが、モッキーがフォークソングを歌い出だすと、みんなで大合唱で盛り上がる! 素晴らしい光景。いつの間にかシャンソンをあまり歌わなくなっていたけど、銀座の街に溶け込んでいる気がした。
そのうち、モッキー女神たちもお店に呑みに来られるようになり、2175曲あるオリジナル曲の中から「ストライプの伝説」をよく歌わせてもらう。
その時に紙テープを投げてもらうのだが、歌舞伎座の夜の部公演が終わり、三越に向かって人がどっと流れるのを見計らって道行く人に紙テープを配り、花壇の上から「ス〜ト〜ラ〜イ〜プの〜道〜を〜」! まあ盛り上がりCD即売会スタート! そんな毎日が続くのでした。
【最鋭輝(モトキ)プロフィール】
「今世紀、最初で最後のムーディスト」を自称する孤高のシンガー。1970年1月10日生まれ。薔薇屋敷レコード代表。タレサン愛好会イメージキャラクター。弾き語りのソロ活動を中心に、最鋭輝隊、カロ、CRZCRZ、Brother、ホソメ商会などで鋭意活動中。2026年1月16日(金)、渋谷クラブクアトロで行なうワンマン公演に挑戦する。