歌舞伎町のこと・・・
相変わらず歌舞伎町のことを書く。歌舞伎町がだんだん整備されてきて、長らくその中心点であった芸能のコマ劇場が消え、シネコン、ホテル、雑居ビルになり、更にはまた東宝系の映画館が潰れてアパマンビルが建ってしまった。あのミラノ座の並びも今は工事中で、その雑居ビルの上階はホテルになるとのこと。それほど今東京ではホテルが足りないらしい。そして先日、歌舞伎町の東宝シネマとミラノ座の間が広場に整備された。これが実にいい大きさの広場なのだ。さてここで何が出来るのか、歌舞伎町の住人にとっては大きな話題だ。しかし私がこよなく愛した風俗のメッカ歌舞伎町はどんどん普通の町になって行く。そりゃ〜歌舞伎町中心点にある「新宿ロフト」「ロフトプラスワン」はなんとも行きやすい環境になって客足も伸びてきたのは喜ばしい。客引きのお兄さん、ヤクザ、ヤク中、風俗でただただ「抜く」為に遠くの地からやってくる風俗狂いの奴等ばかりの町より、安全でぼったくりも少なく、OLや家族連れがやってくる健全な町となるのは喜ばしい限りなのだが、今や歌舞伎町は有名チェーン店とカラオケとパチンコ屋ばかりの町になってしまった感があって寂しくもあり、「うん、これでいいのだ」といった安堵感もある。
世田谷区長の保坂展人さん、俳優の松尾貴史さん、
下北沢ネバーネバーランド店主の下平憲冶さん
酔っぱらって自転車でこける新春・・・
今年のロフトラジオの第一弾はなんと世田谷区長の保坂展人さん、マルチ芸人の松尾貴史さん、そして保坂世田谷区政誕生仕掛け人の天才ギャンブラー、Save the 下北沢の下平憲冶さん(バックギャモンヨーロッパ選手権優勝者)の三人、これがかなり面白いトークだった。特に保坂展人氏の最終学歴が中卒というのが実に面白い(Youtubeにアーカイブを公開しているのでぜひ聞いて欲しい)。やはり大物が三人も揃うと、しきり役のわたしゃ、ちょっと緊張して疲れた。生放送が終わり、コリアンタウンでの打ちあげは、マッコリを飲んだ松尾さんが酔っぱらって延々15分も内田裕也さんの真似をやり始める爆笑の飲み会だった。
深夜愚直に酔っぱらって自転車を漕ぐ
終えたばかりのラジオ中継アーカイブを聞きながらひたすらに深夜の自転車を漕ぐ。歌舞伎町から我が家までゆっくり漕いで約50分。摩天楼を抜け、新宿中央公園の森の中を越え、神田上水、多摩川上水を北上。川沿いの春風みたいな気持ちに酔いしれながら愚直に一人きりの帰路。水辺を見ながらの自転車、ほんのさっきまでラジオで喋っていた会話を楽しく聞きながら東京の郊外を目指す。
ちょうどマッコリが効いてきたへろへろな時間、深夜1時過ぎ、国道20号線(甲州街道)を横切り京王線下高井戸の踏切にさしかかると、なんとしたことか自転車の車輪が線路の溝にはまってしまった。
そのまま手もつけず肩から線路にズドンと落ちた。頭も膝もかなり打ってしまった。
この下高井戸の踏切は道路が線路と斜めに渡っており、実に評判が悪く、何度も自転車でこけるお年寄りを見た事がある。しかしいつも暇に任せてアスレでヨガ(もう20年近くやり続けている)やプール、マシーンで身体を鍛えている私には無縁だと思っていたが、甘かった。やはり私も老人だったと気がついたときには遅かったな。何人かの通行人に助け起こされ気がつく。
「救急車呼びましょうか」と声が聞こえた。まさか自転車で落ちたぐらいで救急車なんか呼んだら笑われる。
体中の痛みをこらえながら何とか家まで自転車を引き、そのままベットにうずくまる。次の日、整骨院にて針と熱治療。
「これはインナーマッスルをひねりましたね、治るのに半年はかかります」と言われ絶句。それから4日間、医者以外ほとんどを部屋で寝て暮らした。やはり酔っぱらい自転車はいけません。でも深夜、ちょいと酒を飲んで疾走する快感はやめられそうにない。なんとも自転車は「人に優しい」。確かに自分自身の命の危険はあるが、でも自転車で人を轢いて殺したという話は聞いた事がない。
非モテは今日も闘っているのだ
「革命的非モテ同盟」をロフトラジオに呼んだ
ここしばらくロフトラジオは政治だとか結構コアな話が続いたので何か面白い話題はないかと思っていた所、毎年クリスマスやバレンタインやホワイトデーに「クリスマス粉砕!恋愛資本主義反対、カップルは自己批判せよ!リア充は爆発しろ!」なんて事を叫んで渋谷、原宿をデモしている少人数サブカル集団がいるのを発見、早速コンタクトを取ってラジオに出演してもらった。
非モテってなんだ
非モテとは読んで字のごとし女にモテない奴らの集まりで、クリスマスとかバレンタインとかで浮かれている男女を横目にただただ悲しくなっているネガティブな連中の集まりかと思っていたら、どうもちょっと違うらしい。
ー非モテって叫ぶなんて恥ずかしくないですか
非モテ「いや〜そんな論理に負けたら恥です。我々はいつだって正々堂々としていますよ」
ー非モテ同盟とはどんな契機で生まれたのでしょうか
非モテ「高学歴者が集まっています。法政大学や成蹊大学の学生です。高学歴だと安心感があります、もともと先代の書記長の古澤某が女に振られて家に帰ったら、たまたま机の上に共産党宣言(マルクス・エンゲルス)があって、非モテとは階級闘争であるという神の啓示を受けたそうです(コレは重要)。2006年に秋葉原で初回のデモをやって階級闘争に決起したわけです。メインスローガンは恋愛資本主義粉砕です」
<非モテの7のスローガン>は多様だ。
1ークリスマス、バレンタイン、ホワイトデー粉砕・・・ヘイトスピーチとメリークリトリスというスローガンは禁止(笑)。
2−恋愛資本主義粉砕。ケーキやチョコレートを売るためのイデオロギーに乗せられたアホな日本人どもは電通や博報堂の戦略に飲まれている。グリコ森永事件は日本人の目を覚まさせるために俺達がやった。・・・この頃小学生だったけど(笑)。
3−カップルは自己批判せよ。カップルヤメロ!はラップ調で叫ぶ事。
4−リア充は爆発しろ。街中でいちゃつくのはテロ行為だ。
5−アベノミクスなんかやったってモテないぞ。基本的に格差社会がまん延している社会にNO!だ。・・・・なんと立派な集団なのだ。是非君も加入したまえ!
今月の米子。アメリカンショートヘヤー10万円。10歳。まだ若い
・・・地球などいつまであるか解らない。いずれこの大地はドロドロになって消えてしまうのである。天にあこがれる以外方法はない(弘法大師・空海)。
・・・だから身支度を調え私も旅立つ準備を怠らないで生きよう。
どこまでも深い空を眺めながら天に耽る。