私が在籍しているのは「レズ鑑賞クラブティアラ」です。レズっ娘クラブじゃないの? とよく聞かれますが、最初はグループ第一号店であるレズっ娘クラブに入店しました。その後、2010年に姉妹店のティアラが本格始動し、そちらに移籍したのです。
そしてこの7月、「レズっ娘クラブティアラ東京店」がプレオープンしました! 東京に2店もできるなんて、私が入店したばかりのころには想像もしていませんでした。
レズっ娘クラブとティアラ、それぞれにキャストが在籍していますが、基本は同じサービスをご提供しています。デートコースやビアンコースだけでなく、さまざまなオプションも共通しています。
ですが、ティアラでしか体験していただけないものがありますーーそれが「レズ鑑賞コース」をはじめとする、"見る"コースです。
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裸の女性ふたりが絡み合うのを、目撃する。
こう書いてしまうと、鑑賞コースの内容はとてもシンプルです。だけど、これがとても奥深いんです。
お客様がチェックインされたホテルに、ティアラキャスト2名でうかがいます。ラブホテルでは複数で入れないところもありますが、お店から複数入室できるホテルを指定させていただくので安心してご利用いただけます。
あとは、キャスト同士が一緒にお風呂に入り、いちゃいちゃして、プレイをするのを見ます。リクエストもしていただけます。「Aちゃんがタチで、Bちゃんがネコね」とか、「こんな体位でしてほしい」「激しいプレイを見たい」とか。
なかには、コスチュームを用意されたり、事前に台本を送られてくるお客様もいます。演技をしているようで楽しいです。
キャストに触れるのはNGで、触れさせるのもNG。あとは自由にお愉しみいただいていいのです。自分は壁の一部になって、ただただプレイを見守りたいというお客様もいらっしゃいます。
当初は男性のお客様を意識して作られたコースですが、いまでは女性のお客様も少なくありません。女性のお客様にかぎりプレイに参加いただけるので、「複数ビアンコース」としてもお愉しみいただけます。
キャスト同士のプレイを見ながら、「混ざりたい、でも……」ともじもじしているお客様の姿はとてもいじらしくて、気分が高まることもあります。勇気を出して参加されたなら、めいっぱい気持ちよくしてみせます。
さて、ティアラ名物としてもうひとつ「カップルコース」があります。
男女カップルのお客様にキャストをくわえた、3人で部屋に入ります。キャストを2人指名して4人になる場合もありますが、多いのは3人コースです。
お客様がご一緒されたお相手の女性と、キャストが絡みます。そして男性のお客様はそれを鑑賞する、というコースです。
プレイはベッドに入る前、キャストと女性とでシャワーに入るところからはじまっています。私たちが恥ずかしがりながらまるで女子会のようにはしゃぐ瞬間を、男性はそっと、もしくは間近でじっくりのぞきます。
そのあとベッドへ流れ込んでからが、本番です。
自分以外の人間に、愛する彼女や妻、愛人が攻められているーーその一部始終をご覧ください。
ジェラシーで耐えがたい気持ちになると同時に、お相手の女性がこんなに美しいのかと気づくはずです。想像するだけで、とてもゾクゾクしますよね。
普段のセックスがマンネリしてきたら、カップルコースを試すときです。解消する方法はいろいろありますが、危険な道を選ぶのではなく、ぜひレズ鑑賞クラブティアラを利用してほしいなと思います。
女性のお客様にとっては、はじめての“女性同士”のプレイであることが多いです。それだけでも不安と期待が入り交じる特別な体験。しかも、その現場を自分の大切な人に見守られているのです。隠れて浮気しているわけではない、でもアブノーマル感はたっぷり……そんなプレイに浸りきってほしいです。
男性にとっては「寝取られている!」という刺激があるようですね。でもレズ風俗での寝取られプレイって、考えてみれば安全かつ二度おいしくないですか?
かつては男性主導のカップルが多かったのですが、最近は女性から男性に「レズ鑑賞クラブティアラでカップルコースを試してみたい」とリクエストし、一緒にいらっしゃるパターンも増えています。
それですっかりハマってしまって、あとになって女性おひとりで利用されたこともあります。
カップルコースをご利用されるのは、見られることで興奮する方がほとんどです。なので私たちは、しっかり見てもらえるように工夫して攻めていきます。言葉攻めや、いろんな提案をします。
カップルコースで何よりもいいのは、キャストとお相手の女性とが絡んだあと、男女カップルがまたさらに愛し合うことです。
ここがポイントなんです。
たいていの方が、いつもよりも激しく愛し合っています。
それは、とても情熱的で美しい光景です。
私が拝見できるときとできないときがありますが、このとき、カップルコースではじめて私の達成感が生まれます。とても素晴らしい瞬間です。こんな体験は、誰もができることじゃないと思います。
私は、人と人が絡み合い、愛し合い、ぶつかり合う瞬間を目の前で感じているんです。
……つづきは、また次の夜にここで逢ってお話しましょう。
ゆう:永田カビ著『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(イースト・プレス)のモデルになった現役キャストで、2008年から在籍するベテラン中のベテラン。レズっ娘グループ全店の新人講習スタッフを兼任する。 https://tiara.ms/cast/cast.php?no=00025