初めてお便りします。学生時代から仲のいい友達4人とLINEのグループでやりとりをしています。社会人になって数年、私はずっとOLをしていて独身なのですが、友達はみな結婚をして専業主婦、もしくはパート勤めをしています。
ここ最近、みんなとのLINEのやりとりがどうも減ってきたなと思っていたら、私以外の4人で別のグループを作っていると友達の1人が教えてくれました。ショックでした。確かに、仕事で忙しい時はみんなのトークにオンタイムでついていけないことがあり、すぐに返事をかえせないこともよくあります。結婚してない私には分からないこともたくさんあるんでしょうけど、悲しいです。今後彼女たちとどう付き合っていけばいいのでしょうか。(PN:yuki.)
劔樹人(あらかじめ決められた恋人たちへBASS担当/神聖かまってちゃんと撃鉄のマネージャー)
1979年、新潟県出身。男の墓場プロダクション所属。ミュージシャン兼マネージャーとして音楽業界の末端構成員でありながら、司会、俳優、執筆等でも活動中。松浦亜弥さんの復活をとにかく心待ちにしています。
https://twitter.com/tsurugimikito
LINEグループ問題って最近よく聞くすごく現代的な問題ですよね。インターネットとSNSによって友人関係というものは随分変化したように思いますが、きっと昔も近所付き合いで回覧板を回してもらえなくなったりとか、寄り合いに呼んでもらえなくなったりとかあったはずなんですよ。だから、このお悩みは現代を生きるが故に生じたものと決めつけず、人類がずっと直面し続けてきたものだと思えば、きっと先人が見出した解決策も豊富にあるのではないかと。
というわけで単純に「仲間はずれ」「どうしたらいい」というワードでインターネット検索したところ、「ひとりでもいいと考える」という解決法が出てきました。SNS時代って、やっぱり馴れ合いの時代じゃないですか。偶然にもこないだフォロー0、フォロワー0で鍵がかかっていて、なのにツイート数は結構あるっていう謎のアカウントを見つけたんですが、今時「ひとりでもいいと考える」の好例じゃないかと思った次第です。
まぁそれは極論として、独身と主婦は話題も違いすぎると思うんで、新しい独身の仲間たちをインターネットで見つけてもいいんじゃないですかね。
森下くるみ(女優・文筆家)
80年生。女優、執筆の他にイベント出演、不定期にDJも。
著書に『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)他。現在は映画の撮影、短編集、ライトノベル、官能小説の執筆中。
https://twitter.com/mori_kuru
初めまして。お悩み相談有り難うございます。わたし、「面倒くさそうだから」という理由でLINEには参加してないんですよ。
「面倒」というのはやはり、返信をする・しないの問題です。「すぐに返事できないこともある」のは、別に悪いことでもなんでもなく、ごく当たり前なことです。仕事人には仕事人の活動ペースがあるし、主婦には主婦の生活ペースがある。
仲の良い友人が自分以外の人たちと別のコミュニティを作ってLINEのやりとりをしていたというのは確かに悲しいし、淋しいことですが、「彼女たちとどう付き合っていけばいいか」については、「もう学生時代ではないので、お互いにマイペースでいてもいいのではないでしょうか」、というのが返答です。気にするなとは言いませんが、そこに振り回されるのもどうかな、と。
あと、LINEやSNS、メールでのやりとりだけでなく、たとえば2ヶ月に1回でも顔を見て話す場を作るのも大事な気がしますよ!
このコーナーでは、みなさんの人生、恋愛、仕事、友達などなど、あらゆる悩みを、劔樹人&森下くるみの2人が男女それぞれの目線で解決していきます。お悩みは随時募集中。rooftop@rooftop1976.comあてに送って下さい。おまちしてます!