剱さん、森下さん、こんにちは。僕は今27歳ですが、いわゆる中二病が治らず困っています。
人間関係で少しでも摩擦が生じるとすぐに「こいつらは何も分かっていない、テレビの受け売りばかりだ」と思ってしまいます。
街で楽しそうにしている人たちを見ると「今が楽しければいい人間になってみたいものだな」とすぐに人を見下してしまいます。
コンビニで週刊誌を買うサラリーマンを見ていると、僕のカバンには太宰治が入っているのに…と優越感を覚えます。
みんないつ頃から中二病を脱出し、またどういった手段やきっかけがあったのでしょうか?
それとも僕は自分の感性を信じて、このままでいいのでしょうか?(PN:慎也)
劔樹人(あらかじめ決められた恋人たちへBASS担当/神聖かまってちゃんと撃鉄のマネージャー)
1979年、新潟県出身。男の墓場プロダクション所属。ミュージシャン兼マネージャーとして音楽業界の末端構成員でありながら、司会、俳優、執筆等でも活動中。松浦亜弥さんの復活をとにかく心待ちにしています。
https://twitter.com/tsurugimikito
すべての依存症は精神力で何とかできる! というのが私の持論、と言うか、自分がそうありたいと思う姿であります。
鍛え抜かれた現代の侍集団、モーニング娘。'14を思い浮かべて下さい。遊びたい盛りの10代の女の子たちが、同い年のクラスの女子たちが恋だ青春だと浮かれている間もじっとそれを我慢して、放課後も、土日も全部、アイドルとして歌とダンスに明け暮れる日々を過ごしているわけです。特に先日卒業された涙のカリスマ、道重さゆみさんに至っては、13歳から25歳までずっとそれ! 春を殺して自分を磨き、私たちに夢を与え続けた! 翌日浮腫むからと大好きなうつ伏せで寝ることも我慢して…。それを思ったら、いい歳した大人の男がですよ、風俗を断つくらい何だって言うんだ! どうってことないですよ! 街中風俗店になるとか、そんなわけないから安心して下さい! もう、風俗行くくらいならアイドルの現場に行きましょう!!
ま、どっぷりハマった時は、金銭的に見るとそっちも大概なのかもしれませんが…。
森下くるみ(女優・文筆家)
80年生。女優、執筆の他にイベント出演、不定期にDJも。
著書に『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)他。現在は映画の撮影、短編集、ライトノベル、官能小説の執筆中。
https://twitter.com/mori_kuru
ご相談ありがとうございます。当然ながら風俗には行ったことがないので言葉に迷いますが、一見して小さいんだけれど、ものすごく深いところまで刺さった悩みだなあと思います。
人間の持つ「寂しさ」って、本当にいろんな依存を生み出すし、なかなか解決しにくいんですよ。とにかく、手っ取り早く癒されたいから行くわけですよね? 「束の間でもいいから安らぎたい」「少しでもいいから自信を取り戻したい」「もやもやとした気分をすっきりさせたい」。でもその癒しは泡みたいなもので、ほんの一時のことです。すぐにストレスが溜まるからまた風俗に行っちゃう。
この無限ループから脱するために、まずは自分の寂しさを自覚して下さい。責任は風俗店のほうにはありません。寂しさを紛らわせるために、ちっぽけなプライドを守るために、あなたは今日もまた風俗に行くのだろうけれど、そこには何もないです。打ち込める趣味を作りましょう。「料理」とか「釣り」とか。