剱さん、森下さん、こんばんは。僕は23歳の会社員です。自分に自信が持てなくて悩んでいます。
趣味はライブに行くことですが、ライブに行く時はいつも1人。ライブハウスには同じバンドが好きな人が集まっているということがわかっていても、まわりの人たちに声をかけることも出来ません。たまに話しかけてくれる人がいますが、目が泳いでおどおどしてしまい、いつのまにか話しかけてくれた人がいなくなっているのです。
唯一高校時代から今でも連絡を取り合う友達がいて、そいつは「もっと自信が持てるはずなのに」と言ってくれるのですが、顔もかっこいいわけではないし、自信の持ち方も自信を持てるところも自分ではわかりません。仕事に関しては上司がそれなりに評価をしてくれているようですが、他にも仕事が出来る同僚はたくさんいるので、それが自信に繋がることもなく、ただただ暗い気持ちで毎日を過ごしています。もちろん彼女なんて出来るわけもなく、まだ1人も付き合ったことがありません。こうして僕は自分に自信が持てないまま、一生を1人で過ごすことになるのかと不安で仕方がありません。お2人の文章はいつもキラキラしていて、自信があるように思います。どうやってその自信を手に入れていったのでしょうか? 教えてもらいたいと思いメールを送りました。よろしくお願いします。
劔樹人(あらかじめ決められた恋人たちへBASS担当/神聖かまってちゃんと撃鉄のマネージャー)
1979年、新潟県出身。男の墓場プロダクション所属。ミュージシャン兼マネージャーとして音楽業界の末端構成員でありながら、司会、俳優、執筆等でも活動中。松浦亜弥さんの復活をとにかく心待ちにしています。
https://twitter.com/tsurugimikito
僕もそもそも全然自信がなくて、自分に良い所なんてひとつも見つからないくらいどうしようもなかったはずなんですが、ある、とても輝いている女性との出会いで、こんな卑屈な自分が嫌になって、前向きになりたいと考えるようになったんですよ。まあ、その女性ってのは松浦亜弥さんという方なんですが…。あと、自信というのは、人に認められると出て来るものだと思うんですよね。彼女というのはその意味でも良いものだと思いますが、僕は友達がいればいいと思いますよ。僕はアイドルに傾倒してからアイドルファンの友達が出来て、その友達が僕を面白いと言ってくれることが自信に繋がっていきました。女の子にふられたりしても、その姿を友達が笑ってくれたらそれでよかったようなところもありまして。だから、ライブハウスでのせっかくの出会いを大切にして、こちらからも積極的にいきましょう。共通の趣味があるのはかなり近道ですよ!
森下くるみ(女優・文筆家)
80年生。女優、執筆の他にイベント出演、不定期にDJも。
著書に『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)他。現在は映画の撮影、短編集、ライトノベル、官能小説の執筆中。
https://twitter.com/mori_kuru
「自信」、わたしに限って言えば、「少しくらいはあるけれど、他人よりはだいぶ少ない」という感じで、まぁ頼りない量しか持っていないです。でも、そのわずかしかない自信を、頑張って上げ底して大きく見せてみたり、「自信なんてちょっとしかねぇよ!」と開き直ったりしながら今までやってきました。臆病で小心者のわたしには、「ハッタリ」をかましながら生きるしか方法がないわけです。自信、わたしも持ちたいです、できるだけたくさん。そんなふうであっても、他人様からは自信があるように見えるのであれば、「好きなものを好きだとはっきり言う」ということをしているからかもしれません。あとは、他人からの好意(親切にしてもらったとか、考えを肯定してもらったとか)は素直に、真っ直ぐに受取ります。そして自分も他人のことを褒めます。「YES」と自分に言い聞かせる習慣をつけるんですよ。これでいいし、これがいい。とにかく、「自分はだめだ」なんて自己否定をしないことが大事です。
このコーナーでは、みなさんの人生、恋愛、仕事、友達などなど、あらゆる悩みを、劔樹人&森下くるみの2人が男女それぞれの目線で解決していきます。お悩みは随時募集中。rooftop@rooftop1976.comあてに送って下さい。おまちしてます!