今月のお悩み
こんにちは。お悩みを募集していると聞いて、思い切ってメールを送っています。私は26歳の女です。
悩みというのは、最近とても気になる3つ上の男の人がいます。バンドマンではないのですが、人前に出る仕事をしています。その人とは、友達が開いた飲み会で知り合いました。お互い連絡先を交換し、その後、メールをしたり電話をしたり、会ったりしています。メール、電話はほぼ毎日です。休みがあえば、飲みに行ったりもしますし、たまに家に行く事もありますし、体を触れあったこともありますが、すごく微妙な関係だと思っています。
たとえば、クリスマスとか、年越しとか、そういう好きな人と過ごしたい日には会えないというか、連絡が途絶えるというか…。私は彼と付き合いたいと思っているのですが、以前それとなく伝えたらうまくはぐらかされました。それでも、メールをしたり、電話をしたり、体の関係はあります。友達に相談したら、「他に彼女がいるんじゃない?」と言われました。自分でもそう思ってる部分もありますが(女の勘ってやつですね)、彼の口からちゃんと聞かないと納得出来ない部分もあります。はっきり告白して、はっきりフラれたほうがスッキリする気持ちもありますし、この関係をやめたくない気もしてます。剱さん、森下さん、私はどうしたら良いのでしょうか。
劔樹人(あらかじめ決められた恋人たちへBASS担当/神聖かまってちゃんと撃鉄のマネージャー)
1979年、新潟県出身。男の墓場プロダクション所属。ミュージシャン兼マネージャーとして音楽業界の末端構成員でありながら、司会、俳優、執筆等でも活動中。松浦亜弥さんの復活をとにかく心待ちにしています。
https://twitter.com/tsurugimikito
最近山手線の車内CMで見て、いいなあと思ったんですけどね、妻夫木聡さんが奥田民生さんに「スランプの時はどうするんですか?」と聞いたら、民生さんが「まあ、なんとかするよ」って言うやつ。すっごいぼんやりしてる。世の中、善悪とか思考とか行動とか、はっきりしていたほうが美しいと思われがちですが、僕は大人になる程、ぼんやりしてて仕方ないかなって思うことが多いんです。だからその、自分としては不適切な関係に感じても、自分は悪いことをしているわけではないんだから、「ま、しょうがないか。生きてたらそういうこともある」と思うと、まあ、長い人生のひとつの経験ということで、気楽になれるんじゃないかと思うんですけどね。でもひとつ言えるのは、勇気を持って踏み出すことで開く何かしらもあります。それで踏み出して、もし彼を失ったとしてもですよ、その時は悲しいけど、またきっといいことありますよ。よく「もっといい人いるよ」なんて人は無責任に言いますけど、ほんとにそうだと思います。いい人います! たぶんいると思う! いるんじゃないかな! ま、ちょっと覚悟はしておけ!
森下くるみ(女優・文筆家)
80年生。女優、執筆の他にイベント出演、不定期にDJも。
著書に『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)他。現在は映画の撮影、短編集、ライトノベル、官能小説の執筆中。
https://twitter.com/mori_kuru
こんにちわ。今回も簡潔にいきますね。電話やメールの遣り取りはマメにしていて、飲みに行ったり家に行ったりしているならいい感じじゃないですかーとフォローしたいのですが、行事ごとの時にはさっぱり連絡が途絶え、付き合いたいと言ってもはぐらかされる——はい、別に本命がいます。ごめんなさい。でも、あなたが白黒つけない限り、このままグレーな関係は続けられます(飽きられてだんだん連絡がこなくなるという可能性もあるけど)。男性の嘘や誤魔化しをついつい赦してしまう超お人好しの私が言うのも変ですが、刹那的な恋愛って消耗しませんか? 相手にばかり合わせるのを止めて、一歩先に行きませんか、そろそろ。ただ優しいだけの男性ではなく、ちゃんと自分のことを優先して考えてくれる、責任感があって、人並みに誠実な男性を自分の傍に置きましょうよ。「はっきしないなら、もう会わない」と、毅然とした態度でいましょう。去るなら追わない。どうか、自分を大切に。
このコーナーでは、みなさんの人生、恋愛、仕事、友達などなど、あらゆる悩みを、劔樹人&森下くるみの2人が男女それぞれの目線で解決していきます。お悩みは随時募集中。rooftop@rooftop1976.comあてに送って下さい。おまちしてます!