今月のお悩み
こんにちは。私はデザイン会社で働く26歳の女子です。ヒステリックな上司(女性)に悩んでいます。はっきりとした年齢はよく知らないのですが、ウワサでは40歳手前で独身だと聞いています。私は大学卒業と同時に入社し、それ以降この上司の下で働いているのですが、入社当時からあたりがきつく、仕事でミスしようものならネチネチネチネチと怒られます(これはしょうがないのですが)。でも、こちらが特に何をしたわけではなくても、休み明けはとくに機嫌が悪いようで、仕事で教えてもらいたいことがあっても話を聞ける雰囲気ではありません。突然怒鳴ることもあります(手は出してきません)。
仕事はすごく出来る方なので尊敬していないわけではありませんし、今の仕事はやりがいもあるので辞めたくありません。ただ無意味なヒステリーはこちらのストレスになるだけなので、どうにかしてこのヒステリーを受けずに気持ち良く仕事をしたいのです。上司のヒステリーをうまくかわす方法を教えて下さい。
劔樹人(あらかじめ決められた恋人たちへBASS担当/神聖かまってちゃんと撃鉄のマネージャー)
1979年、新潟県出身。男の墓場プロダクション所属。ミュージシャン兼マネージャーとして音楽業界の末端構成員でありながら、司会、俳優、執筆等でも活動中。松浦亜弥さんの復活をとにかく心待ちにしています。
https://twitter.com/tsurugimikito
僕は人との付き合いで最終的に決め手になるのは、「話が通じるか否か」だと思っているんです。直属の上司のように密な関係が必要な場合、とりあえずノーガード戦法を一度試してみましょうよ。駆け引きしないで、ありのままの自分を見せてみる。ふたりっきりでこころ打ち明けられる場を作ってください。そこで、彼女に対して自分の気持ちを正直に話すしかない! そういう状況で話が通じるなら、こっちも理解してやれるんで、きっとその後のヒステリーに対してのストレスも軽減されるはずです。全く理解されない感じなら、それはそもそも自分と話の通じない人なので無理です! 自分の気が狂う前に辞退! あ、気が狂うと言えば、相手より自分がわざとヒステリーになってみるっていうのもいいですよ。狂っている人って、自分より狂っている人が現れると、すごくまともになったりするんですよね。方向音痴な人も、自分より方向音痴が出て来ると積極的にナビをしようとするし、家事の出来ない人も、もっと家事しない人と住むと家事をやり出すという理論です。とりあえず次の休み明けは絶望的な不機嫌さで出社してみてください。
森下くるみ(女優・文筆家)
80年生。女優、執筆の他にイベント出演、不定期にDJも。
著書に『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)他。現在は映画の撮影、短編集、ライトノベル、官能小説の執筆中。
https://twitter.com/mori_kuru
上司じゃなくても、ヒステリーって不快なものです。40歳手前で独身、仕事がすごく出来るんだったらしっかりお金を稼いで社会経験も積んでいますよね。30代後半はまさに女盛りで、プライベートも充実していそうなのに、どうして無駄にヒステリーを起こさなきゃいけないんでしょう。不満の原因はどこに? って、やっぱり男問題かな。『頑張ってるねって慰められて、大丈夫だよって慰められて、すごいすごいって褒められて、会社に貢献してる分、私は十分に労わられるべきだろ!!』虚勢の裏に、そんな女の闇が広がっているような気がしてなりません。欲求不満……はちょっと言いすぎだけど、きっと寂しいんですね。彼女、友達はいますか? 職場内でヒステリーを優雅に無視するのも難しいので、ここはひとつ腹黒くなって、あえて彼女に歩み寄ってみて下さい。仕事中にお菓子を差し入れてみるとか、身に着けているものを可愛いと褒めるとか。堅物な人ほどコミュニケーションを渇望しているものですよ。