先日、ハッテン場に潜入してきた。
いや、別に趣味ではありません。仕事です。以前から放送しているニコニコ生放送とFlesh! by AbemaTVの自分の番組『大島薫ちゃんねる』の企画です。この番組はボクがやりたい奇抜な企画を、運営会社と相談して放送できるギリギリ内で実行するという趣旨の放送を行なっていました。
月に2回、ロケ企画とゲスト企画を交互に放送していて、前回までの放送は「女装AVの撮影現場に潜入」、「ウリ専に潜入」、「ゲイストリップに潜入」を映像に収めてきたのですが、そんな中で今回は「ハッテン場に潜入」というわけですね。
ハッテン場というものを知らない人も多いのでしょうか。簡単に説明すると、ハッテン場とは主に男性が好きな男性がその場で、知り合い、その場でセックスをするような場所を指します。場所は色々あり、店として経営しているものだとサウナ型や、銭湯型、男性たちが勝手にハッテン場として利用しているものだと、公園やトイレなどがそうです。当然危険度で言えば、公園やトイレのほうが病気的なリスクも、人的なリスクも高いと言えます。
今回はその一番危険なハッテン公園に行ってきました。もうこの寒い時期ですから、こういった野外のハッテン場に集まる人はいないだろうと思っていたのですが、ロケを行なった日が幸か不幸か連日の真冬日から、一転冬日和。公園にも多くの人が集まっていました。
しかし、ボクはそれでも特に問題はないと考えていたのです。こちらのコラムで度々話題に挙げていて、読んでくださっている方はもう重々ご承知でしょうが、「ゲイの男好きと、女装の男好きは違う」のです。ボクの見た目はご覧の通り、強いて言えば女装。対してハッテン場の多くはゲイ向けです。つまり、ここにいる人々はボクになんて興味がないのです。
そう思い、スタッフにも「じゃあ、ボク1人でカメラ持って潜入しちゃいますよ! 何ならインタビューしちゃうもんねっ!」なんて大口を叩いていました。
しかし、いざ撮影が始まってみるともう大変! カメラなんてお構いなしに色めき立つおじ様の群れに周りを取り囲まれ、逃げれば回り込まれ、インタビュー中にずっとちんこをシゴいている人もいました。ボクは逃げ惑いながら思いました。
「ゲイ系のハッテン場じゃなかったのかよ! 話違うじゃん!!」
しかし、もはやこうなっては仕方ありません。ちんこをシゴくおじ様にカメラを向け、「よ、よくここには、こ、来られるんですか……?」とインタビューを敢行。その間もちんこから手を離さないおじ様。
普通こういった取材の時にはカメラを顔に向けないように、下半身のほうに向けて撮影をするんですが、今回はそれができない。だってちんこ出ちゃってるんだもん!(放送は全年齢向け)
そんなこんなでなんとか終えた「ハッテン場へ潜入ロケ」は12月2日(金)放送予定です。よければ観てやってください……。