この時期は花粉症に悩まされているであろう、全国のミュージック・ラヴァーズにお贈りする「温故知新なアーティストを現代に蘇らせる」コラム、今月もマンウィズに間違えられがちな日高が張り切って書いております! 何ってたってザ・スターベムズとしてのデビュー・シングル『FUTURE PRIMITIVE e.p.』が今月4/10に発売になるのですから〜! イェ〜イ、ドンドンドンド〜ン♪
さて宣伝はこれくらいにしまして、いきなり今月のお題に挿入……あ、間違えた……突入。社会的にも経済的にも元気がない現代ではありますが、筆者が青春を過ごした80年代当時はバブル経済に煽られて、そりゃあ人々も世間も元気いっぱいだったわけですよ(詳しい社会情勢はググったり年配の方に聞いてみよう)。……で実はですね、経済が活発だった時代から今でも、変わらず元気に継続しているシーンが実はある訳です。それを参考にすれば、もしかしたら2013年も元気に過ごせるかもしれない……という事で、今回取り上げるのはDEAD OR ALIVE(デッド・オア・アライヴ)。そう、大きくくくると「お姉シーン」って、いつの時代も元気と勇気をくれるんですよ、これがっ!
妖艶なルックスに野太い声のギャップが魅力の、Vo.ピート・バーンズ率いるユーロビート時代のビッグ・グループ、デッド・オア・アライヴ。ユーロビートの終焉と共に世間から忘れ去られたり、加えて近年はピートの美容整形失敗によるスキャンダルばかりが聞こえて来て寂しい限りなのですが、世界的大ヒット曲『ユー・スピン・ミー・ラウンド』は知らない人がいない超キャッチーな名曲だし、80年代のUKアーティストの特徴であるモータウンを踏襲したブラック・ミュージックの再構築も素晴らしく、特に『オール・マイ・キッシズ』等、もっと評価されててもおかしくない佳曲揃い。そもそも割りと二枚目だと世間的に思われていたピートが、楽曲の売上げを全て美容整形に注ぎ込んでしまったのも「子供の頃から自分のルックスに多大なるコンプレックスを持っていた」という、お姉シーン的には充分に理解出来る可愛い理由なの……あらやだ、私までお姉口調になっちゃった♪
現在は開店休業状態にあるデッド・オア・アライヴだけど、現代に蘇らせるとしてもやっぱり! ユーロビート押しよ。四つ打ちキックさえ鳴ってりゃクラブ・ミュージック、みたいな風潮の昨今では、逆にもろユーロビートでも全然遜色ないと思うし、むしろ今の機材でちゃんと作り込めばドープでクールなアレンジになるわよ♪ ヘヴィROCKっぽいギターを足してもスクリレックスみたいでイケてるかも〜! そんで日出郎さんも所属する新宿2丁目の名門インディー<ズレヤマズレコード>からアナログとか出しちゃったら超ク〜ルじゃな〜い!? そして勿論、メイクや衣装はIKKOさんの手を借りてゴ〜ジャスに〜! あら、杉本彩先生にも協力して貰おうかしら♪
ヒダカトオル
1968年6月5日、千葉県生まれのB型。働きながらインディー・デビューした元リーマン・ロッカー。
1997年BEAT CRUSADERS結成、2010年散開。BEAT CRUSADERSで活動中から数々の楽曲提供やプロデュースも行ない、木村カエラ、高橋瞳、メロン記念日ら女性陣のバックアップから、GOING UNDER GROUND、磯部正文等、男性アーティストのプロデュースを手掛ける。
2010年10月にはMONOBRIGHTと結婚(電撃加入)、2012年離婚(脱退)。2011年には“A.O.R”をテーマにヒダカトオルとフェッドミュージックを結成、2012年岩手のイベントで有終の美を飾る。
そして、2013年、新バンドTHE STARBEMSが始動!
http://www.thestarbems.com/
http://www.hidakatoru.com/