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トップレビューDirty Old Men / somewhere

Dirty Old Men / somewhere

2010.09.14   MUSIC | CD

UMCK-1368 1,500yen (tax in) / 9.15 IN STORES

5月にインディーズ時代の曲と新曲を混ぜた『Time Machine』をリリースしたばかりのDirty Old Menから、早くもニューミニアルバム『somewhere』が届けられた。コンセプトが“前へ進む”とあるだけに、『Time Machine』と比べても、7月に行われた渋谷クアトロでのワンマンを見ても、バンドが一歩ずつ一歩ずつ前へ進んでいることを感じることができた。
 聴く側の感情ともリンクする飾らない歌詞、ボーカル&ギター・高津戸の切なくもあり、儚くもあり、心情をダイレクトに伝える歌声、そしてバンドアンサンブルの妙。私は、言葉をメロディーに乗せてはっきりと伝えられるバンドに魅力を感じるのだが、Dirty Old Menはまさにそれで、1曲1曲に琴線を刺激される。個人的には、前作に入っていた『桜川』を越えたかと思うほどの大名曲『泣いてもいいかな』は、男子の弱い部分やらが剥き出しになっていて、それはもう胸をギュッと締め付けられるような、この曲を聴いた時に本当に良いバンドに出会えたことを心から感謝した。その2曲あとに収録されている『MY HERO』は、インタビューを読んで頂くといろいろと見えてくるかもしれないが、こんな一面もあるのかと意外でもあり安心した楽曲でもあった。今回も前作に続き、ミニアルバムであるが、次はフルアルバムでDirty Old Menの曲を聴きたい。楽しみにしています。(Rooftop:やまだともこ)
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