今年はリズム隊2人のメンバーチェンジがあり、新たな扉を開いて進み出したDirty Old Menからインディーズベスト盤『prologue』が届けられた。
　インディーズ時代にリリースした4枚の作品の中から、今やライブではおなじみの曲や、あまり披露されていない隠れた名曲までをリマスタリングして収録。彼らの歴史の幕開けから、共に歩んできた全14曲。『prologue』は、今と変わらず丁寧に紡がれた言葉、物語性の強い歌詞、繊細ながらもちゃんと芯が通ったサウンド、美しいコーラスを聴かせ、ボーカル高津戸の歌声は初々しさを感じるものの、変わらずとても気持ち良く響く。最近の彼らの曲は、これまでに比べると血の通った言葉が多くなり、メンバーが変わった分、サウンドにも変化が見られる。この作品をリリースし、12月に東名阪で行なう自主企画では新曲2曲が入った缶バッジ型音楽プレイヤー「PLAYBUTTON」を発売するとのこと。どちらも彼らを知る上で重要な作品となるのではないだろうか。（Rooftop：やまだともこ）

関連リンク

• Dirty Old Menオフィシャルサイト