soulkidsの2010年、第1発目のニューシングル『アネモネ』が届きました。いつだって真っ直ぐに、恋愛ともなれば一途でピュアで情熱的な音楽を届けてくれるsoulkidsが新たに発信するラブソングは、愛する人との別れの後に「愛とはなんだい?」と歌うちょっと切ない歌詞。でもメロディは突き抜けるように元気で明るい。走って、走って、流した涙を吹き飛ばすような、そんな疾走感と爽快感も持ち合わせています。サビで韻を踏んで遊び心を忘れないのも、彼ららしい持ち味のひとつ。そしてVocalの柴山さんとともにBassの角谷さんがツインボーカルを務めているところは、楽曲としても常に進化をし続けるバンドsoulkidsとしても注目すべき点。
結成10年、度重なるメンバーチェンジなどの苦難を乗り越えてきた彼らは、力強く人間味に溢れたヒーローのよう。そんなドラマチックな魅力が滲み出ているsoulkidsというバンドに、わたしは愛情を通り越して尊敬の意すら抱いております。カップリングには、ライブでもお馴染みの『Friday』を収録、こちらも超名曲です! 一足早いバレンタインデーをチョコレートよりも甘く、そしてほろ苦く彩ってくれる名盤の誕生です。(新宿LOFT店長:大塚智昭)