その忌野清志郎が率いていた史上最高のロックンロールバンドRCサクセションのカバー「つ・き・あ・い・た・い」を筆頭に、サディスティック・ミカ・バンド「タイムマシンにおねがい」とT.Rexの「20th Century Boy」の日英グラムロック・スタンダードや、北アイルランド出身のThe Undertonesによる永遠のパンクロック・アンセム「Teenage Kicks」、さらには今年で36年のキャリアを持つ日本のロックバンド、Theピーズの「生きのばし」等、突出したロックンロール・センスで選び抜かれたカバー曲がショー全体のムードを作っていた。
それというのも、今月2日に発売されたカバーEP『VOODOO SEE,VOODOO DO』の売れ行きが好調で、オリコンのインディーズアルバム週間ランキング(4月14日付)では第8位、メジャーのJポップ、洋楽を含めたオリコンROCKアルバムランキング(4月14日付)ではサザンオールスターズ、the HIATUS、ONE OK ROCK等、強豪ひしめく中、第19位となり、見事2部門で堂々チャートインした。
カバーだけではなく、もちろんオリジナルも出色で、本編のクライマックスに放った「ロケッツ」「欲望」「Born to Kill」「止められない」の4連発! オーディエンスで波打つフロアが一気に爆発! アンコール・ラストの「シニカル・ベイビー」では、会場全体が武道館のようなムードとなり、暴動クラブがロックンロールを一般層へ誘うビッグな存在になることを確信した。