初のベストアルバム「樋口愛」を9/2にリリースしたヒグチアイが、 最大キャパの有観客ライブ ヒグチアイ独演会[ 一対一 ]を渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて行なった。
他のライブでは入場者制限が続く中、 厳格な感染予防対策と、 無声援での観覧という制約付きではあるが、 最大キャパまで入れての有観客ライブを選んだヒグチアイ。 満員の客席に深くお辞儀をしグランドピアノに向かい、 静寂の中『東京』のイントロを奏でステージの幕を開けた。
定番曲『わたしはわたしのためのわたしでありたい』で、 「ハードルを高く高く決めたの 絶対下げたくない」「信じて 進め 進め」と歌う。 そのフレーズがこの日、 会場全体に響いた。 最後は「大丈夫! 大丈夫?・・・大丈夫かはわからないけど、 やっていくしかないよね。 やることは変わらず、 歌を歌います」と”歌い手として進み続ける強い決意”を伝えアンコールに応えた。
途中、 事前に募集していたディープなお悩みに潔く持論を説いていく【お悩み相談コーナー】を挟み、 トータル12曲を披露。 9月に発売したベストアルバム『樋口愛』の収録曲を中心に、 新たに書き下ろされた未発表曲まで、 新旧を織り交ぜヒグチアイの現在地が刻まれるような内容に。 この日「ここを選んでくれて、 来てくれて、 本当にありがとう!」と、 自身も含め各々の選択を確かめるように、 何度も客席に感謝の気持ちを伝える姿が印象的だった。
また、 11月23日にデビュー5周年に突入するのを記念して、 12月11日(金)~13日(日)の3日間、 ヒグチアイ 5th anniv. 体験型企画展「新しい答えをつくろうよ」を完全予約・入替制で恵比寿「America-Bashi Gallery」で開催されることが決定した。 最終日には「ONLINE AFTER TOUR」として、 ヒグチアイ自身がオンラインで場内をナビゲートするアフターライブも実施。
これまでの活動を振り返る写真や秘蔵映像、 ピアノ演奏を堪能できるJUKE BOX、 愛機の鍵盤などの展示の他に、 彼女らしい企画が発表された。 当日、 場内に散りばめられたワードを見つけて答案用紙を埋めると、 未来の”あなた”へのメッセージが完成。 景品としてもらえるタイムカプセルに収めて持ち帰れる。 その場に集まった来場者同志が協力し合いながら、 答えを探すというファンならずとも愉しめる体験型だ。 本日(11/17)より予約受付開始なので、 ぜひ参加してみてほしい。
SET LIST
ヒグチアイ 独演会 [ 一対一 ]
2020.11.14(日) 渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
01. 東京
02. 前線
03. わたしのしあわせ
04. 三人 (槇原敬之カバー)
05. 東京にて
06. ラジオ体操
― お悩み相談コーナー ―
07. まっすぐ
08. ココロジェリーフィッシュ
09. わたしはわたしのためのわたしでありたい
10. mmm (未発表新曲)
en1. ほしのなまえ
en2. 備忘録
photo : Taku Fujii
Live Info.
ヒグチアイ 5th anniv. 体験型企画展「新しい答えをつくろうよ」
会期:2020年12月11日(金)~13日(日) *予約制
場所:恵比寿America-Bashi Gallery
*詳細/お申し込みはこちら https://wizy.jp/project/538/