日本全国で13人しか俺らの事おもしろいと思ってないんだぜ!
7月に無観客配信を行った大仰天による「竹内ズ」。前回は大仰天 田口が急遽欠席するというアクシデントに見舞われ今回がリベンジとなる。
「始まりました! 大仰天トークライブ「竹内ズ」リベンジです。お願いしまーす!」 とやっと開催された事への安堵感と歓迎の拍手に包まれるのも束の間、木場から田口へ「なんでステージに来るの遅れたんですか? 」と詰め寄られる。楽屋でずっと木場の事を待っていたという田口。なかなかスムーズに始まらないのも大仰天らしい始まり方だ。
今回は配信と入場を並行してのイベントとなり入場者数も最大限絞り開催された。「現状19時半の段階で俺らの事おもしろいと思っている人は15人ぐらいしかいないんだから! 」と木場。アーカイブが2週間残るのでさらに伸びる事を期待しよう。
木場さんから連絡きたんですよね。漫才やらねえか? って
木場から田口へ声をかけ2019年4月に結成された大仰天。その1年間を振り返るコーナーでは結成当初を「あれはつまらなかった。機能していなかった。」と断言する2人。経験を積んだ今だからこそ言える言葉ではないだろうか。
木場が芸人人生を続けられなくなる程の大病を乗り越え心を入れ替え一生懸命ちゃんとお笑いをがんばろうと決意した大仰天。しかし海外へ恋をしに行ってしまう田口。実は2回恋愛バラエティーに参加している田口は海外でもバカにされてしまう。10日間恋愛して好きな子の名前をずっと間違えていて振られるという田口らしい終わり方で帰国。
広い会場から和室まで多くのライブに参加した大仰天。中にはちょっと変わったライブもありいつものライブでは経験できないような事も大仰天となら経験できるのではないだろうか。
木場さんを産んでくれてありがとうございます。おかげで楽しくやれてます。
後半は見学に来ていた竹内ズ がまの助、春とヒコーキ 土岡、ネギゴリラ 酒井を巻き込んでのゲームコーナー。ゲームをやってそれで獲得した文字しか使えない大喜利がちゃんと成立するのかを検証する。まずはロシアンわさびシュールーレットで対戦。順当にわさびシューを引いていく面々。この時点で酒井が最高文字数4文字を獲得。1巡目でわさびシューを引いた土岡は0文字だ。
次はステージ上を広く使っての射的コーナー。的に当てて文字を獲得していくのだが、がまの助が当てた的には「田口、木場の親に感謝の電話」の文字が。緊張しながらも電話をかける田口だが木場の母親から声で気づいてもらえた事が嬉しくて一気にテンションが上がる。「木場さんを産んでくれてありがとうございます。おかげで楽しくやれてます。」この言葉はスタッフも配信を見ている人も会場に来ている人も全員が思った事だろう。続いて木場の父親にも感謝の電話をかける田口。とっても気さくな父親で木場の父親のボケに天然ボケで返す田口。自分の父親の事を「あいつおもしろいんだよ。」という木場。自分で相方に自分の親に電話させて恥ずかしくなってセルフ罰ゲームしてるの意味わからな過ぎておもしろいだろ。なんなんだ大仰天。
続いて酒井の2投目。的には「田口、親に感謝の気持ちを伝える」の文字が。嫌がりながらも自分の母親に電話をする田口。(自分の親と話す時は方言に戻るタイプなんだ。)思い心が暖かくなる場面も。感謝を伝えるも軽く流され「ただ恥ずいだけ」と泣きそうになる田口。この後の大喜利はどうなるんだ。
しっかり自分の獲得した文字を使い大喜利をする4人。この流れでなんでしっかり大喜利ができるんだ。予定時刻を少しオーバーして大仰天トークライブ今度こそ竹内ズ~前回はミベオノになっちゃってすみません~が無事終了した。
始まる前の「僕今日なんにも聞いてないんですよね。」という田口の少しだけ不安そうな言葉を「次は誰タイトルにしようかな〜。」と考えていた木場の言葉が飲み込みこれからの大仰天を動かしていくのだろう。
文・写真 カワハラミキ(Naked LOFT)