回を重ねる度に異色混合に化けてゆくこのイベント「木場のロフト探訪」。3月4日（水）にネイキッドロフトで4回目の開催が決定！お笑い芸人の木場事変さん（大仰天）が、かなり際どい"ヤバい話・衝撃的映像"を、笑いながらキャチーに聞き出してくれる「木場のロフト探訪」は、ロフトのスタッフの間でも注目の的です。
第1回には宗教・面白映像コレクターでもあるトンガリキッズのニポポさんをゲストに迎え、第2回には吟遊科学者・長沼毅先生、第3回には、酷道や廃墟を巡るよごれんさん、そして第4回に元セクシー女優の男性タレント・作家の大島薫さんを迎えます。
今回は「楽屋話」と題して、木場事変さんといろんなことを振り返ってみました。是非、読んでください。「エロマンガ好きの集い」に一緒に出演している、春とヒコーキのぐんぴぃさん（バキバキ童貞の人）も、ちらっと顔を出しています...（笑）。[Interview：幸進伍（NakedLoft）]
苦渋の決断…？ から「木場のロフト探訪」へ。
──第3回「木場のロフト探訪」お疲れ様でした！ 今回も楽しかったです。まずは無難に自己紹介からお願いできますか？
木場：はい。人力舎、お笑い事務所所属の、大仰天というコンビをやってる木場事変です。4年目になります。
──いつ頃からロフトに出演してましたか？
木場：たしか1年目か2年目の時に、当時の事務所の先輩だった元エレファントジョンの加藤憲さんとオジンオズボーンの高松新一さんの2人のトークイベントに、若手のゲストとして呼ばれたのが最初ですね。前に組んでたトリオの卯月で出ました。
──ちなみに、どのロフトに？
木場：ネイキッドロフトですね。僕、もともとロフトが好きだったんです。オーケンの阿佐ヶ谷のイベントとかを知っていて、声をかけてもらった時は、素直に嬉しい！ と思いました。
──好きなことを喋りたいんだろうなというのが第一印象でした。黄色い声援よりも、俺が好きなものを見て欲しいというか。
木場：そうですね。それが素で、前のトリオも解散してますからね。
──そのまま組んでいれば、女子大生のキャーキャーの渦中だったかもしれないけど。
木場：そうですねぇ、やっぱ女子大生と4P出来たかもしれないっすねぇ。
ぐんぴぃ：アッアッアッアッ（笑）。
木場：それを捨ててまでロフトで喋ってますからねぇ！ いやぁ、苦渋の決断でしたよ。
──いやぁ、凄い決断ですね…（笑）。そんなこともあって、ロフトで面白いことをしている人に話を聞いていく「ロフト探訪」というイベント提案してみようと思いました。やりたいと言ってくれるだろうな〜と。
木場：やりたかったです。もともと俺、ロフトではないんですけど、「日本史トークライブ」っていうのを、2018年から2019年にかけてやってたんですよ。ひたすら日本史の陰謀論とか、闇とかを喋っていたんです。そしたら次第に人の話も聞きたくなったんですよね。それで、ちょうど日本史が終わるタイミングくらいの時に、何か仕事がないかなと思っていたら、ロフトから声をかけてもらったので、「しめた！ かかったな！ ネイキッドロフト！」ってね、思っちゃいましたね（笑）。
管に繋がれた老人と、恒星に発電機を建造した宇宙人
──ちなみに「木場のロフト探訪」で印象に残ってる話を聞いてもいいですか？
木場：ニポポさんとは話せない内容ばかりで最高に面白かったのですが、管に繋がれた老人の写真はめちゃくちゃ印象に残りましたね。
──初回をやってみていかがでしたか？
木場：ノー打ち合わせだったんです。ただ、話をちゃんと返せたっていう自覚はあって。例えば、吉見百穴。俺、日本史めっちゃ好きなんですけど、そこに精霊伝説があったこととか、その理由がヒカリゴケにあったりと、結構知っていたので、話を返せたんですよ。それでニポポさんに「よく知ってますねぇ！」と言われたのが印象的で、すげー嬉しかったなぁ。もちろん、終盤になると分からないことだらけなんですけど。これでいけるのかも、と思いました。渡り合える基礎知識みたいなものはあったんだなと、再確認できた気がします。
──変わったことをいろいろ知ってますよね。
木場：知識欲があるんです。ほんとに、気になったら調べちゃう。それがずっと頭の中に残っちゃうから、知識としても残ってるんじゃないかなと。
──それがありすぎて、黄色い声援と4Pを手放したと…。
木場：俺は樹海に行くぞ、と。いやほんとですよ（笑）。興味のみで活動してますからね、今は。
──第2回「ロフト探訪」の長沼先生の時に、印象に残った話は？
木場：エネルギー問題の話は印象に残ってますね。「石油ってなくなるんですか？」って聞いたら「石油自体は、なくならない。」っていうんですよ。ただ、今、使える技術で採掘しているところは取り尽くしてるみたいなんです。石油を三角形で捉えたら、今取れているのは上の方の一部で、その深い位置にはたくさんあるらしいんです。で、それをほんとに掘ろうと思えば掘れるけど、そうしたら掘るために使うエネルギーの方が大きくなっちゃうと。それで、結局のところ石油は100年で枯渇するとされている。でも、この100年をちょっと伸ばす方法はあると、それが原子力発電。その間の研究で、自然エネルギーを利用した発電の技術向上を行えば、それをまかなうことができると。ただ、そのウランも100年でなくなるらしいんですよ。だから、もうエネルギーなくなっちゃうんだよって。
──それで？
木場：「どうにかできないんですか？」って聞いたら、太陽光発電のパネルを宇宙にぶっ飛ばして、常に太陽の方を向けて、そこで得たエネルギーを電子で地上に送るって言ってましたね。ただ、その電子も今、100作れたとしたら、0.1くらいしか地上には届かない。だからもう、無限に飛ばしまくって作りゃいいじゃん、だとか。もしくは、月に原子力発電を何個も作る、だとか。そういう話を聞いてめちゃくちゃ面白えなと。（笑）。で、実際にそれをやってる天体があると。
──（笑）
木場：なんかどっかの恒星は、まぁ24時間があるとしたら12時間は、めちゃくちゃすごいエネルギーを発してるんだけど、12時間はパタッと反応が途切れる。だから、宇宙人が恒星の半分にだけ発電機を建造してる可能性があるって言うんです（笑）。長沼先生は宇宙人がいる派の人間で、僕は宇宙人がいれば良いな派の人間。やっぱり、長沼先生って宇宙人はいるんですよっていう前提で話を続けるから、面白い。
深夜イベント「エロマンガ好きの集い」が凄かった…
──探訪イベントの他に、深夜開催の「エロマンガ好きの集い」がありました。ぐんぴぃさんも出演しているイベントですが、ほんとスタッフの間で好評で。みんなが自分の好きなエロ漫画の話をしているもんだから、壇上がキラキラしていて。初めてイベント中に「俺にも言わせてくれ！」となりました。
木場：今まで裏方に徹してけど、俺たちにも参加させてくれと（笑）。
──いや、ほんとに。スタッフからの圧もすごかったですよ。なんなんだよこの最高のイベント！ 家に帰るのが楽しみだ！ と。
ぐんぴぃ：アッアッアッアッ（笑）。
木場：そういえば、出待ちの女の子から言われたんですよ。「私、今年卒業するんですけど。エロ漫画イベントって18禁なんですけど、行っちゃダメですかね。」って。
──そんな嬉しいことないですよ。次にやる企画は決まってるんですか？
木場：次は、キンタマ空っぽクイズです（笑）。冒頭のシーンと、一番エロいシーンを見て、この男は金たまを空っぽにされたかどうかを当てるクイズです。良いでしょ、これ（笑）。途中でね「金たま空っぽにしてあげる。」っていうセリフがあるんですよ。それで、ほんとにされる時とされない時があって。逆に女が「もうやめて！」って言う時もあるし。そういう”キンカラクイズ”をね。今、企画中です。
──ほんとに楽しみにしています。ネイキッドで3月、結構決まってますよね。
木場：3/4の大島薫さんとの「木場のロフト探訪」と、夜の時間に移動した3/23「エロマンガ好きの集い」と深夜3/20「ミッドナイトディスタンス」にもゲストで出るので、3回ですね。ちょっとしたバイトよりも入ってます。
──これからも、よろしくお願いします！
