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KAKASHI、群馬のロックバンドLACCO TOWERを迎えたO-WEST公演!「いつか自分たちの力でここに立ちたいと思った」

2019.05.29

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群馬4人組KAKASHIが、5月22日に東京・TSUTAYA O-WESTにて2nd Mini Album「PASSPORT」リリースツアー『心の向かう方へツアー』のファイナル公演を開催した。
 
KAKASHIは、2018年12月5日に2nd Mini Album「PASSPORT」をリリース。1月12日よりスタートした『心の向かう方へツアー』のファイナル公演は、対バンに同じ群馬の先輩にあたるロックバンド「LACCO TOWER」を迎え、自身最大キャパとなる東京・TSUTAYA O-WESTにて行われた。まず初めに登場したLACCO TOWER。松川(Vo)は「愛しき後輩のリリースツアーファイナルに来ていただいて本当にありがとうございます。」と挨拶し「普通ツアーファイナルは彼らがメインなわけですが、今日は我々同じ60分いただいております。」とKAKASHIの心意気を感じているという。
 
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同じ群馬県で、互いに苦悩しながら活動を続けているKAKASHIについて「弟たちがO-WESTでファイナルを迎えるなんて感慨深い」と語りながら、会場に集まったファンに向けて「あいつらの思いはたぶん一番わかるバンドだからこそ、今日はとても嬉しい」と新曲「夜明前」を贈るなど、全60分のステージで魅了した。
 
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いよいよ齊藤雅弘(Gt)、関佑介(Dr/Cho)、中屋敷智裕(Ba/Cho)、堀越颯太(Vo/Gt)が登場し、KAKASHIのステージが始まる。堀越が「群馬のKAKASHIです、どうぞよろしく!」と叫び「信じている」でライブをスタート。「失くせないから」「流星の中で」そして新曲「花火」とたたみかけると、堀越は「忘れもしない、2012年2月23日に群馬・高崎clubFLEEZで、LACCO TOWERとDOOKIE FESTAというバンドのオープニングアクトで演らせてもらって、そこが僕らとLACCO TOWERの始まりでした。」と回想。バンドへの感謝を伝えながら「今日をすごく楽しい一日にしたい」と意思表明して「心向方向」「旅立つ夜に」とプレイしていった。
 
このO-WESTのステージには、約8年前にオープニングアクトで立ったことがあると振り返った堀越は「その日がこの先バンドで頑張ってもいいかなという一日だった。」と緊張しながらも楽しい記憶として刻まれていたと語る。そして「いつか自分たちの力でここに立ちたいと思った、今日その夢がひとつ叶いました。あなたのおかげで、その夢を叶えてもらうことができました。」と集まったファンに感謝の言葉を送った。「自分が特別じゃないなら、特別になればいいと思った」と力強く決意の歌「灯京」を歌うと「変わらないもの」では齊藤、中屋敷も前方で激しくプレイし、関のコーラスとともにシンガロングが沸き起こる一幕も。高まる熱気に、堀越も嬉しそうに飛び跳ねながら始めた「本当の事」では、会場いっぱいにクラップが広がっていった。
 
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ラストスパートでは、堀越が「ナンバーワンになれないならオンリーワンになればいいって信じて歩いてきた。だけどそれじゃ駄目なんだよ。俺は今日、LACCO TOWERに、この時代に、俺自身に絶対勝ちてえ!」と叫び「違うんじゃないか」「ドブネズミ」をパフォーマンス。かけがえのない存在だというLACCO TOWERに「あの人たちの一言一言に突き動かされて、悩まされて、今日までの夜を越えてきた」とこれまでの苦悩を滲ませた堀越。目の前にしている「この景色を忘れない」と誓って「愛しき日々よ」を真っ直ぐに歌い、本編を終了した。
 
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迎えたアンコールでは、8月17日に地元・高崎clubFLEEZと高崎clubFLEEZ Asileにて『俺たちの群馬だ!』と銘打った企画イベントを開催することを発表。あわせて10月26日に恒例の自主企画フェス「灯火祭」の開催をアナウンスした。最後にツアーについて、中屋敷は「より濃くなったツアーになりました」と振り返り、関は「メンバーひとりひとり殻を破ったというか、覚悟を持って回れたのが一番嬉しい」と話す。齊藤は「次のアルバムはヤベーの作るのでよろしくお願いします」とマイペースに、堀越は「メンバーひとりひとりが覚悟を持ってバンドに挑んでるな、と思うことが数え切れないほどあった」と明かし、そんなメンバーに救われたという。それも「今日集まってくれた“あなた”のおかげ」と新曲「愛していたい」を捧げ、「O-WEST、一緒に歌おう!」とシンガロングから始まった「ドラマチック」で、会場いっぱいにつきあがった両手とともに締めくくった。
 
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さらなるダブルアンコールに呼び込まれたメンバーは、再度「ドブネズミ」をプレイ。最後は堀越と関がファンへ身を投げ、ステージにはLACCO TOWERの重田雅俊(Dr)、塩崎啓示(Ba)、細川大介(Gt)、真一ジェット(Key)が乱入。皆が笑顔で自由に楽器をとり、アットホームなステージで1日を締めくくった。(photo:ハライタチ)
 

【SETLIST】

KAKASHI「心の向かう方へツアー FINAL」
日程:5月22日(金)
会場:渋谷TSUTAYA O-WEST
出演:KAKASHI / LACCO TOWER
開場 18:30 開演 19:30
 
M1. 信じている
M2. 失くせないから
M3. 流星の中で
M4. 花火 (*新曲)
M5. 心向方向
M6. 旅立つ夜に
M7. 灯京
M8. 変わらないもの
M9. 本当の事
M10. 違うんじゃないか
M11. ドブネズミ
M12. 愛しき日々よ
 
Enc1. 愛していたい (*新曲)
Enc2. ドラマチック
W-Enc. ドブネズミ

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