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トップレポート【ライブレポート】ゆいざらすことやまもとゆい(ex:ゆるめるモ!)が、14歳の生誕ライブを開催。口内炎を吹き飛ばす、半泣きなステージがヤバい。ゆい感激な、バーモントカレーもね!!

【ライブレポート】ゆいざらすことやまもとゆい(ex:ゆるめるモ!)が、14歳の生誕ライブを開催。口内炎を吹き飛ばす、半泣きなステージがヤバい。ゆい感激な、バーモントカレーもね!!

2018.10.31

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  10月29日(月)に自称"14歳"の誕生日を迎えた、ゆいざらすことやまもとゆい。彼女が誕生日当日に、ホームグラウンドである渋谷DESEOを舞台に主催イベント「ゆいざらす14さい生誕だよ!しゅうごう!」を開催。ゲストで、あいちゃん8さい/いっぴきらびちゃん/会心ノ一撃/cana÷biss/東京rhapsody/みのりほのか/NaNoMoRaLが華を添えれば、オープニングアクトとして、ゆいちゃん14さいも出演。
 
   場内では、会場限定CD『ひらがな』をこの日より発売。さらに、ロビー中をカレーの匂いでプンプン蕩けさせた??「やまもとゆいがふつうに作ったバーモントカレー中辛」も販売。このゆるぅ~い感覚が、ゆいざらすらしくて最高じゃない。
 
 開演前はもちろん、開演中のロビーに広がるバーレントカレー中辛の芳しい香り。寸胴で煮込んだカレーの味はやはり格別だ。ライブ前はもちろん、イベント中もお腹を満たし、そのうえでライブへ参戦するお客さんもけっこういたように、カレーのブースも大盛況だった。
 
 この日は、ゆいざらすの誕生日を派手にお祝いしようと、オープニングアクトとしてゆいちゃん14さいが登場…っていうか、●人ですけどね(笑)。
 
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 チャイムの音に導かれ、舞台にゆいちゃん14さいが姿を表した。彼女が歌ったのが、ゆいざらすのカバー曲『よ~いすとっぷ』。ゆるぅ~いEDMサウンドに乗せ、ゆいちゃん14さいは、思春期らしい発育途上中の小さい身体を思いきり動かし、大はしゃぎ。「今日は14歳の誕生日です、ゆいちゃんおめでとう」とファンに無理やり言わせるところが、"噂の病んでる子"そっくりな彼女らしい姿。間奏では、ゆいざらすを真似てリコーダーを吹く姿も。終盤には会場中の人たちを巻き込み、たけのこダンスをしながら飛び跳ねていた。まさに、いつものゆいざらすのライブとそっくりなステージをゆいちゃん14さいは見せてくれた(笑)。
 
  ライブが終わった後には、あいちゃん8さいなどちびっこアイドルたちから誕生日プレゼントをいただくサプライズも。予想外の展開にアタフタしながら「おばさんうれしい、ありがとう」とつい口走ってしまうゆいちゃん14さい。でも、舞台に立っているのは本当は大人なゆいざらす…ではなくてゆいちゃん14さい…。う~ん、書いててややこしくなってきた(笑)。
 
 トリの登場前に、NaNnMoRaLと一緒にゆいざらすが”やまもらる"名義でアゲアゲな感情アッパーチューン『サーチライト』をセッション歌唱していたことも報告しつつ。イベントのトリを飾り、今宵の主役、ゆいざらすことやまもとゆいが登場。
 
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  ライブは、『よ~いすとっぷ』からスタート。「今日で14さいになったから!!」とはしゃぐゆいざらす。確かに、身長と精神年齢は14さいだ。
 
  冒頭から満員の観客たちと一緒に、彼女は(掌を合わせた両手を上へ突き上げる)たけのこダンスを始めた。このゆるぅぅぅぅ~い感じがとても心地好い。まったりとしたEDMナンバーにも関わらず、彼女は忙しくステージ上を走りまわる。そこが、落ち着きのない?ゆいざらすらしさ。サビでは、高いテンションのまま、多少息切れしながらも熱唱。場内からは、ゆいざらすに無理やり言わされ??、「今日は14さいおめでとう」のコールも飛び交っていた。噂の病んでる子、相変わらずパワフルじゃない。
 
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  間奏では、最前列のお客さんにマイクを持たせリコーダーを吹く、お馴染みの姿も登場。サビでは大きく手を振り、満員のファンたちと一緒にはしゃげば、最後も、たけのこダンスを通し、会場中を一つにした光景を描き出す…どころか、伸ばした腕をハイスピードでグイグイ伸縮させるたけのこ腕スクワットダンスも登場。1曲歌い終えた時点で、早くも場内からは「疲れたよ、ゆいちゃん」の声も。ゆいざらすのライブ、カロリー消費量はかなり高そうだ。
 
  曲調は一変、キラキラと弾けたハイパーダンスビートに乗せ『がいねん』を歌唱。テンションをガンガンにアゲるカラフルでポップなアッパーチューンへ飛び乗り、舞台上ではしゃぐゆいざらす。その様に触発され、ファンたちも声を張り上げ熱狂。観客たちを楽しませる以前に、ゆいざらす自身が全力でライブを楽しむ。そのパワーが、そのままダイレクトにフロアーへ熱を持って伝わるからこそ、客席からも止まぬ熱狂の声援や手拍子が飛び交うということ。それにしても、本当に動きまくる子だ。まさに終始ハイテンンションのままに、彼女は熱狂のパーティを描きあげてゆく。
 
  「やまもとゆいです,よろしくお願いします。人が来なかったら嫌だなと思って、ここ一カ月くらい口内炎できまくりだったんだけど、こんなにも来てくれてありがとうございます。今日から衣装も新しくなったの、嬉しい。ヲタクがいるから毎日楽しいと思えてるんだけど。そう言うと媚びてると思われそうだけど。みんながライブに来てくれてるから成り立ってて。だから、本当にありがとう」と、感動のあまり、ゆいざらすは半べそ状態で支離滅裂?なMCを届けていた。
 
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 続いて流れたのが、ライブで心地好い一体感を描きだす脱力系EDMナンバーの『かいじるし』。舞台を右へ左へ駆けながら、どこか底抜けした歌を彼女は届けてゆく。歌いながら、観客をさりげなくいじるのもゆいざらすらしさ。彼女の愛らしくはしゃぐ姿を、暖かい眼差しをもって見つめる満員の観客たち。脱力ポップな曲なのに、気持ちに熱を覚えるのも彼女のパワーのおかげ?。落ちサビではファンたちが両手を掲げ、彼女に想いを捧げだす。このあったかい雰囲気が、とても心地好い。
 
  歌い終わりフロアーから聞こえた「ゆいちゃん可愛い、超可愛い」の声。「そうか、(自分でも)そう思ってた、ありがとう」と返事を返す様も最高じゃない。
 
  ここで、ゆいざらすの誕生日を祝うサプライズを実施。この日出演したアイドルたちがプレゼントを持って舞台へ登場。観客たちもクラッカーを鳴らし、盛大に彼女を祝っていた。巨大なプレゼントを見て、「ヤバーイ、ヤバイ、なにこれ!」と大興奮のゆいざらす。最後に登場したバースデーケーキの蝋燭を吹き消したところで、会場中から飛び交った「14さいおめでとう」の声。メッセージカードなど次々と寄せられるプレゼントの数々に、ゆいざらすは嬉しい絶叫を上げ続けていた。何時しか彼女の声も涙色にほんのり染まっていた……が、涙を振り切り笑顔ではしゃぐ姿も、弱音を見せないゆいざらすらしさ。
 
 「今日は、何時も来てくれてる人たちから、何年ぶりかで来てくれた人とか…この人たちが何時も来てくれたら超いいなと思ってる。逢いたいからさ、もうちょっと来なよ」と、らしいCMを噛ましたあとに、ゆいざらすはライブに熱狂を描きだす胸熱ひねくれポップチューンの『途中下車スーサイド』をプレゼント。何時も以上に熱い声が飛び交うせいか、嬉しい動揺を隠せずに歌う。その姿も、ゆいざらすらしいよね。
 
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  この日は最初から最後まで、ズーッとはしゃぎまくり。さすが、精神年齢14さいどころか、体力も十分14さいしているゆいざらすだ。時々息切れしながら歌うところも、ご愛嬌。むしろ、全力でライブを楽しむそのセルフアッパーなステージングこそが最高じゃない。終盤には、ゆいカラーの黄色いサイリウムの光が会場を包み込む。その様に、嬉しい興奮を覚え、半分歌えず涙ぐむ??姿も。「やばー、なにこれ!」「発言がギャルかよ」「すっごーい、ありがとう」と、完璧に動揺し、ふたたび支離滅裂ながらも素直な感想の言葉を述べていたゆいざらす。最後に「みんな好き~!!」と、半泣き?状態で叫びながらライブは終了。
 
 ライブ後は、物販Tシャツ姿に着替えたゆいざらすと一緒に記念撮影。最後までゆるぅ~いノリなところがゆいざらすのライブ。この無防備なはしゃぎっぷり、ぜひみなさんも味わってください。(PHOTO:佐野和樹 TEXT:長澤智典)
 

─セットリスト─

ゆいちゃん14さい
『よ~いすとっぷ』
 
やまもとゆい
『よ~いすとっぷ』
『がいねん』
『かいじるし』
『途中下車スーサイド』

Live Info.

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やまもとゆい主催『ばななはおやつにはいります!〜少しだけお友達ができました。もうハブざらすなんて呼ばせない〜』 
【日時】 2019年1月17日(木)
【会場】SHIBUYA DESEO 
【時間】OPEN 18:00  START 18:15(予定) 
【料金】前売¥2,500 当日¥3,000(1D代別¥600)  
【出演】やまもとゆい/andmore 
【チケット】アーティスト予約、DESEO電話予約  
【入場順】当日並んだ順

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