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【イベントレポート】APOKALIPPPS「カレーなるアポカリスニングパーティー大盛♪」試聴会

2018.06.01

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5月末から7曲連続でのシングル発売を発表!

 生ハムと焼うどんのメンバーとして人気を集め、その後Youtuberとしてもデビューしていた西井万理那が声をかける形でぱいぱいでか美、しふぉん(ゆるめるモ!)、宇佐蔵べに(あヴぁんだんど)と共に結成、2017年8月27日の@JAM EXPOでデビューした。各メンバーはそれぞれ個人やグループとしても活躍しながら並行して参加している。モノトーンを基調とした衣装で一見ダークでクールなイメージを醸し出しているが、ステージでは西井、でか美を中心にしゃべり倒し、楽曲パートよりトークが長くなることも多く、笑いが絶えない多幸感溢れるライブが特徴。結成から3ヶ月にも満たない10月にシンメンバーオーディションを敢行、奏月まりん、仲瀬みあら、ゑりかの3名がメンバーに加わり7人体制となった。3人も加入当時こそAPOKALIPPPSのみの活動だったが、徐々にソロやユニットをスタートさせ、初期メンバー4人と同様、『掛け持ち』状態となった。各々が多忙なためそれほど多くないが、ライブやイベントを中心に活動している。音源のリリースがないままの状況が続いていたが、5月末から7曲連続でのシングル発売を発表した。カップリング曲が各メンバーのソロ曲になっており、ジャケットもメンバー個人がフィーチャーされるなどメンバーのキャラクターを前面に押し出した展開に注目が集まる。
 

「カレーなるアポカリスニングパーティー大盛♪」レポート


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 5月21日、APOKALIPPPSが渋谷のLOFT9にて、「カレーなるアポカリスニングパーティー大盛♪」と題して、リリースを予定している楽曲の試聴イベントを開催した。メンバー各々が並行して別グループや個人で活動をしているユニットだけあって、この日も西井万理那(生ハムと焼うどん、Youtuber)と宇佐蔵べに(あヴぁんだんど)はお休みとなったが、しふぉん(ゆるめるモ!)、仲瀬みあら、奏月まりん、ゑりか、そしてプレイングマネージャーのぱいぱいでか美が参加した。そしてMCとして登壇したのは楽曲やPVの制作をほぼ1人で行い、独創的な路上パフォーマンスやライブでカルト的な人気を誇るmilco。常軌を逸した言動が注目を集めているが、メンバーや会場を沸かせつつ、意外なほどスムーズに進行をしていく。

 昨年8月に結成されて以来、9ヶ月間活動をしながら音源の発表がなかったAPOKALIPPPSだが、5月末から約1ヶ月の間に7枚のシングルをリリースすると発表した。カップリングには各メンバーのソロ曲が入り、ジャケットもメンバー個人にフィーチャー、ヤングジャンプで連載を持ち、独特なタッチと画力が評価されている漫画家・鶴吉繪理がメンバーを描いたイラストを使用しているそうだ。今回はしふぉん、ゑりかの2バージョンが公開されたが、グループでありながら各個人のキャラクターが立っているAPOKALIPPPSらしい、非常にインパクトのあるデザインとなっていた。

 まず1枚目のシングルとして「リセットボタン」、続けてそのカップリング曲であるしふぉんのソロ曲「不言色(いわぬいろ)」が紹介された。「リセットボタン」はグループのお披露目ステージで唯一歌われた曲。ファンの間では当然、馴染みのある曲だが、レコーディングされたものをようやく聴けるということでファンの安堵感のようなものが会場に広がった。初めての音源としては妥当の選曲だろう。この日、会場には多くのゆるめるモ! ファンが来場していたが、しふぉんのソロがモ! の楽曲とは全く違ったパワフルなロックサウンドだったことは良い意味で驚きだったようだ。しふぉんが敬愛するバンド「vistlip」のギタリストYuhが作曲、モ! 作詞を多く手がけ、しふぉんの内面を知り尽くした小林愛が作詞を担当しており、まさにしふぉんがゆるめるモ! 以外でやりたかったことが結実した曲と言えるだろう。

 セカンドシングルという扱いになる「少年はジャンプするのだ」は、エビ中の楽曲制作等に携わるマネキン先生が手がけたスピード感溢れるロックナンバーで、キャッチーなメロディと言葉数が非常に多いことが印象的。まだライブでも数回披露しただけのようだが、ファンには既に馴染みの曲となっているようだ。この曲に関してはメンバーの奏月まりんが制作したリリックビデオを見ながら、ということだったが、機材トラブルがあり先にカップリング曲となったゑりかのソロ曲「drEaming」が披露された。ゑりかは現役の音大生としてピアノを学んでおり、今回は自らピアノを使い作曲をしたとのこと。歌詞も原案は本人のものという意欲作は骨太なロックナンバーに仕立てられていた。その後、機材の調整が済み、「少年はジャンプするのだ」のリリックビデオが公開された。文字の表現方法も凝った作りになっており、PVとしても十分に見られるクオリティで、ファンからはYoutubeで公開すべきだという要望も上がった。

 ここで楽曲の試聴は終了するかと思われたが、ファンに対するサプライズとしてまだライブでも演奏していない新曲「アポカリリリリ」も披露された。ファンキーでホーンサウンドが際立つこの曲は、メンバーが日々思っていることなどが歌詞に反映されているそうで、キャッチーでライブで楽しめることは目に浮かぶナンバー。初めて聞く機会ながらノリノリで楽しむファンの姿も見られた。

 メンバーの好みに応じたカレーなども振る舞われたこのイベントは、メンバーのトークも大いに盛り上がり充実した内容となったが、最後の締めはなんとMCであるmilcoのライブ。1曲のみだったがグループ内ユニットである「ゑりかとまりん」のために作った「妄想彼氏生誕祭」を歌い切った。最後に他のアーティストの曲で終わらせながら、しっかりと楽しませるあたりはAPOKALIPPPSらしさで溢れており、ファンの満足度も高い良イベントだったと言えるだろう。続々発表されるシングルや新曲「アポカリリリリ」の披露が期待されるライブが待ち遠しい。

 

商品情報

APOKALIPPPS 1stシングル「リセットボタン/不言色」
APOKALIPPPS 2ndシングル「少年はJUMPするSODANE/drEaming」

¥2,000(税込)5/27〜会場にて先行販売 ※特典ポスターあり(先着順)

Live Info.

6/11(月)@新宿LOFT

 「APOKALIparty vol.7 ユージュアルサスペクツ♪」

6/27(水)@下北沢SHELTER

「DRIVE IN SHELTER」

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