photo:Tatsuichi Kuniyoshi

 

 

国内外で精力的にライブ活動を展開するHINAとYURIAのガールポップ・デュオFaint⋆Starによる主催イベント『Tokyo Sound Collection（以下TSC）』。同イベントは3カ月連続2マン企画、6月はYMCK、7月はLucky Kilimanjaro、ファイナルとなる今回は、ぽわんを対バンに、苺擬をDJに迎え、渋谷GLADにて開催された。

 

会場SEの選曲を今回もDJ Feel Good a.k.a HINA from Faint⋆Starが務め、前回のROCK~HR/HMに加えEMINEM・Lady GaGaなどHIP-HOP、POPSをバランスよく散りばめ、ライブラリーの幅広さとセンスを披露する。

 

会場SEがLady GaGa「JUDAS」に差し掛かった時、オープニングのDJ苺擬が登場。制服姿のキュートなルックスとは裏腹にビートの効いた重厚なEDMサウンドを間髪入れずに叩き込み、ノンストップで会場を沸かし続ける。Future Bass、J-POPをタイミング良く随所に入れメリハリの効いた心地よいサウンドにオーディエスは体を揺らした。続いてDJ苺擬からぽわんにスイッチ。

 

 

自らを『デストロイポップ』バンドと称し、メンバーそれぞれが赤、青、黄、ピンクとカラフルな衣装とビニールのイルカ型の浮き輪と共に登場。1曲目は「かわいいっていわないと呪う」。のっけからギアをトップに入れアクセル全開のぽわん。圧倒的なメイビーモエのボーカルと確かな演奏力で「Kiss-My-Hoppe2」「でゅんでゅんTHEわーるど」とたたみかけると、瞬く間に会場はぽわんワールドに染まった。オーディエンスもそれに応えるかのように、拳を突き上げ会場のボルテージは一気にヒートアップ。

 

 

終盤MCではドラムスの舘 松子莉がステージ中央にて「Faint⋆Starさんが待ちきれなくなくない？待ちきれないから1曲歌っちゃいます！！」と、Faint⋆Star「スーパーサマーワンダー」のカバーを熱唱し、会場は笑顔とともにほっこりとした空気が流れる。

 

 

そして、ラストは楽器隊のファンキーなサウンドとキュートな歌声が混同するキラーチューン「ハッピーミラクルラブソング」を披露。観客とのコール&レスポンスと共に濃厚な50分間を締めくくった。再び苺擬のDJを挟み、いよいよ当イベントのトリを飾るFaint⋆Starが登場。

 

 

 

 

暗闇の中、ブルーのレーザーが漂いSEと共にHINA、YURIAがスタンバイ、1曲目「Hoozuki」のスタートと同時に現れたのは今回初披露となる純白の衣装に包まれた二人、その姿に観客のボルテージも急上昇。定番のハンドクラップで会場が一体となったところで、「レ・ミ・ラ」、「今夜はRIDE ON TIME」とミディアムテンポの人気曲へ。その歌声とシンクロする二人のヴォーギングに見とれる観客が続出。

 

 

続くMCでは、相変わらずの小気味良い掛け合いを繰り広げ、10月に開催されるワンマンライブの話題に「ポケモンGOやりすぎ！ワンマンに向けて先が思いやられますよ。」「今からここで一緒にポケモンGOのアプリを消しましょう！」とマネージャーから2人のスマホを受け取るHINAの姿にYURIAはたじたじ。腹を括り「せーの！」でアプリを消すYURIAとHINA、改めてワンマンライブ成功への決意を固める。その姿に観客から歓声と笑いが巻こる場面も。

 

「気を取り直して…」と続いて披露したのはサマーアンセム「スーパーサマーワンダー」、キュートなポップチューン「Tip Tap」。軽快に歌い踊る二人の姿に、観客からは自然と笑みがこぼれ幸福感の溢れる雰囲気に包まれる。

 

 

後半のMCではTSC恒例の人気企画「Faint⋆Starグッズデザイン対決」が行われた。こちらの対決もvol.12で最後。今回は帽子のデザインを考案、HINAによるお菓子を用いた、食べられるハットには「勝つ気ないじゃん！」とすかさずYURIAが突っ込む。逆にYURIAが披露した自信作のキャップは某バンドのロゴを彷彿とさせるデザイン。「パクリはダメ！」と前回までの鉄板の流れになるかと思いきや、HINAからは「カッコイイ！欲しい！」との好評価を得て困惑するYURIAをよそに、HINAと観客からは拍手喝采。こちらの対決はファンからの投票で勝敗が決まり10月7日に行われるワンマンで結果が発表される。

 

そして後半戦は定番のハードなEDMナンバー「Ms.Question」、「DESTRUCTION」をハンドマイクで初披露。アップテンポな楽曲に合わせての高速ヴォーギングダンス、加えてハンドマイクで歌うことによりダンスの幅が増え、より一層表現力に磨きがかかった二人、初披露とは思えない完成度の高さで観客の目を奪った。今後もハンドマイクでの楽曲も要チェックだ。

 

MCを挟みラストは「メナイ」、そしてアンセム「ネヴァエバ」の重厚なキラーチューンの2曲で本編を締めくくった。

 

 

鳴りやまない拍手と歓声に応え、アンコールでは乙女座のスターゲイザーTシャツ（TSC会場限定販売Tシャツ）に着替えた二人が登場。前回のアンコール同様ハンドマイクでのパフォーマンスで、ライブでは初披露となる「Super Summer Wonder(Boys Get Hurt Remix)」そして屈指の胸キュンポップナンバー「Boyfriend -A.S.A.P- Favourite Wild Summer Remix(好き好きサマーREMIX)remixed by カジヒデキ」で3ヵ月連続で開催してきたFaint⋆Star主催イベント『Tokyo Sound Collection』のフィナーレを飾った。

 

Faint⋆Star は10月7日に初のワンマンライブの開催が決定している、6月から行ってきたTSC以降ダンス、歌唱力、トーク力などの精度が増し、ハンドマイクを取り入れた楽曲も徐々に増え、日に日にアーティストとして着実に進化していくFaint⋆Star。ワンマンでは一体どのようなパフォーマンスが見られるのであろうか楽しみである。現在、絶賛予約受付中とのこと。

 

 

Faint⋆Starセットリスト

Hoozuki

レ・ミ・ラ

今夜はRIDE ON TIME

スーパー・サマー・ワンダー

Tip Tap.

Ms.Question

DESTRUCTION

メナイ

ネヴァエバ

アンコール

 

Super Summer Wonder(Boys Get Hurt Remix)

Boyfriend -A.S.A.P- Favourite Wild Summer Remix(好き好きサマーREMIX)remixed by カジヒデキ

 

 

『Tokyo Sound Collection 〜1st ワンマンライブ〜』 

日時：2016年10月7日（金） 

OPEN：18:00～ START：19:00～ 

会場：渋谷GLAD 

前売：2,800円 当日：3,300円 

運営先行チケット予約：2,500円（ドリンク代別） 

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