本日、2月20日（土）公開初日を迎えた『レッキング・クルー〜伝説のミュージシャンたち』スペシャルトークイベントが新宿シネマカリテにて開催された。
モーニングショーにも関わらず、会場は満員御礼でスタート。上映後行われたイベントゲストには、音楽評論家・萩原健太、そしてスティール・ギターをはじめとするマルチ弦楽器奏者として活躍する高田漣が登場。映画の魅力を語った。
トークショーがはじまるやいなや、「作品を観て初めて知ったのだけど」と何度も口にしながら、トークを展開。来場した多くの観客も興味深々で話に聞き入っていた。本作がアメリカで劇場公開するまで、そして60年代〜70年代の海外、日本でのスタジオミュージシャンの違いについても語られ、萩原さんからは「日本も昔はもっと大変だったみたいだもんね。長い譜面を初見で弾くのは難しいから、先に練習しておこうと思って練習していたら、先輩のスタジオミュージシャンが弾いているそばから譜面を焼いていた！そうやって鍛え抜かれた人たちが残ってるんだろうけどね。(笑)」と当時の様子を回想、会場からは驚きと深いうなずきが入り混じった笑いが起こった。
最後に高田漣さんから「”音楽家”という人たちの事をもう一度考えさせられる映画だった」と自身の経験を重ねお話があり、「まだまだ聞いていたい！」という会場の熱を残しながらイベントは終了。2週間限定公開のうち、イベントは本日を入れ3回予定しており、2回目は2月25日(木)音楽愛好家・ピーター・バラカン、3回目の2月28日(日)には、ギタリスト・音楽プロデューサーの佐橋佳幸が登場予定。
Live Info.
【『レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち』】
監督：デニー・テデスコ
エグセクティブ・プロデューサー：ハーブ・アルパート、ジェリー・モス、クリフォード・バーンスタイン、デニス・ジョイ
撮影監督：ロドニー・テイラーASC、トリッシュ・ゴヴォニ
編集：クレア・スキャンロンプロデューサー：クリス・ホープ、ジョン・レオノウダキス、ミッチェル・リンデン、クレア・スキャンロン、デイモン・テデスコ、デニー・テデスコ、スージー・グリーン・テデスコ
出演：ブライアン・ウィルソン、グレン・キャンベル、ジミー・ウェッブ、ミッキー・ドレンツ、ハル・ブレイン、トミー・テデスコ、キャロル・ケイ、アル・ケーシー、アール・パーマー
提供：MAGNOLIA PICTURES / LUNCH BOX ENTERTAINMENT2014 年 / アメリカ映画 / 101 分 / 1.78 / ドキュメンタリー
2016 年 2 月 20 日（土）～3 月 4 日（金）新宿シネマカリテほか、２週間限定モーニング＆レイトショー！
©2014, Lunchbox Entertainment
配給:ジェットリンク/エレファントハウス/カルチャヴィル
