Rooftop ルーフトップ

NEWS

トップニュース東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー・桐島聡をモデルにした、足立正生監督 最新作『逃走』の予告編が解禁

東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー・桐島聡をモデルにした、足立正生監督 最新作『逃走』の予告編が解禁

2025.02.17

逃走_キービジュアルweb.jpg

安倍晋三元首相銃撃犯を描いた問題作『REVOLUTION+1』の記憶も新しい、足立正生監督の最新作『逃走』が2025年3月15日(土)よりユーロスペースほか全国の劇場で順次公開となる。
本作で語られるのは、半世紀に及ぶ逃亡の末に末期がんで孤独に亡くなった、東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー・桐島聡だ。
 

main1.JPG

main3.jpgmain2.jpg

このたび、その予告編が解禁された。
 

今回解禁された予告編では、杉田雷麟演じる若き桐島が自分の指名手配写真と遭遇するシーンから始まり、山下洋輔トリオの「DANCING古事記」が流れ緊張感が高まる中、東アジア反日武装戦線のメンバーだった当時の活動の一端が収められた。
古舘寛治演じる晩年の桐島が生きる現代パートでは、若き自分とすれ違う場面、桐島と共に逃亡していた宇賀神寿一(タモト清嵐)の姿、桐島と恋仲になる女性(中村映里子)との時間が描かれ、逃亡を続ける上で桐島の揺れ動く心境が随所に散りばめられる予告編が完成した。
 

sub5.jpg

sub6.jpgsub13.jpg

映画『逃走』は、2025年3月15日(土)よりユーロスペースほか全国の劇場で順次公開。

商品情報

映画『逃走』

監督・脚本:足立正生

出演:古舘寛治
杉田雷麟  タモト清嵐 吉岡睦雄 松浦祐也 川瀬陽太 足立智充  中村映里子

遊屋慎太郎 小橋川建 神嶋里花 永瀬未留 さいとうなり 伊島空 東龍之介 神田 青
瓜生和成 宮部純子 大川裕明 小水たいが 浦山佳樹 枝元萌 木村知貴
内田周作 佐藤五郎 岩瀬亮 輝 有子 信太昌之 大谷亮介

企画:足立組 
エグゼクティブプロデューサー:平野悠  統括プロデュ―サー:小林三四郎
アソシエイトプロデュ―サー:加藤梅造  ラインプロデューサー:藤原恵美子
音楽:大友良英  撮影監督:山崎裕  録音:大竹修二  美術:黒川通利  スタイリスト:網野正和
ヘアメイク:清水美穂  制作:渡辺美穂  編集:蛭田智子  助監督:鎌田義孝 山嵜晋平  スチール:西垣内牧子
題字:赤松陽構造  キャスティング:新井康太  企画協力:寺脇研  宣伝デザイン:100KG
字幕制作:スタンスカンパニー  英語字幕:桜本有三  挿入曲:「DANCING古事記」(山下洋輔トリオ)

【2025年|日本|DCP|5.1ch|114分】(英題:ESCAPE)©「逃走」制作プロジェクト2025
配給・制作:太秦  製作:LOFT CINEMA 太秦 足立組
映倫区分:G 宣材番号:124829
©「逃走」制作プロジェクト2025
2025年3月15日(土)よりユーロスペースほか全国の劇場で順次公開

【STORY】
社会運動が高揚していた1970年代の日本、新左翼過激派集団「東アジア反日武装戦線“さそり”」のメンバーであった桐島聡。若き桐島は重要指名手配犯とされ、いつ逮捕されるかわからない緊張感の中、逃亡を続けていた。生活を繋ぐため日雇い仕事を転々とし、数十年前からは「内田洋」という偽名を使い、神奈川県藤沢市内の工務店で住み込みの仕事に就くようになる。1960〜1970年代のブルースやロックを好み、月に一度、音楽好きが集まる藤沢市内のライブバーに足を運んでいた。趣味を楽しむ一面があったものの、かつての仲間たちの存在が常に脳裏に影を落としていた。メンバーの獄中闘争、超法規措置により国外に出る仲間たち、自ら命を絶った者──。桐島はそうした仲間たちの姿を思い浮かべながら、日本社会の欺瞞や凋落を孤独に見つめ続けていた。2024年、70歳となった桐島は末期がんと診断され、病院のベッドで生死の狭間を彷徨う。薄れる意識の中で浮かんでくるのは、東アジア反日武装戦線としての活動、仲間と逃亡を続けていた当時の記憶。彼が生涯を賭けて追い求めたものは何だったのか。半世紀にわたる逃亡生活の果てに、彼は何を得ようとしたのか。死の間際に「私は桐島聡です」と名乗り出て何を表現しようとしたのか。足立正生監督が自らの半生と重ね合わせながら、桐島の苦悩と決意を描き出す。

関連リンク

このアーティストの関連記事

RANKINGアクセスランキング

データを取得できませんでした

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻