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1972年11月、慶応義塾大学三田祭前夜祭の野外ステージで行なわれた村八分のライブ音源が、久保田麻琴による最新リマスタリングで遂に初アナログ化!

2024.07.12

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村八分のライブ盤『三田祭 1972』が初アナログ化、8月28日(水)に発売される。
 
1972年11月23日、慶応義塾大学三田祭前夜祭のライブは、大学の教室内に設けられたステージと中庭に設置した野外ステージの2カ所で行なわれ、教室内では浅川マキ等、そして野外ステージには頭脳警察等が出演し、村八分がトリを務めた。
 
オーディエンスは学生に混じって、政治思想を持ったグループなども入り乱れて約300人が詰め掛けた。酒に酔った客がステージに乱入したり、石や火炎瓶が投げ込まれるなど物々しい雰囲気の中、頭脳警察のライブが終わり、いよいよ最後の村八分の出番を待つだけとなる。
 
会場内の危険な雰囲気を察したスタッフがライブを続行すべきか検討している中、ギターを手に冨士夫がひとりステージに向かっていったという。
他のメンバーも急いでその後を追い演奏が始まる。あえてスローな「くたびれて」を1曲目にしたのはバンドもオーディエンスもクールダウンさせる意図があったと後に冨士夫は証言している。
「にげろ」の演奏中にボーカルのチャー坊が客を怒鳴りつけているが、これはステージに向かって石を投げる観客に対してのものだと思われる。

そんな混沌とした状況の中、「ドラネコ」で『世の中全てやり直し、右も左もやり直し』と即興の歌詞を放ったチャー坊。当時まだ20代前半だったとは思えぬ強烈なルックスに暴徒化する聴衆を煽るかのようなシャープな演奏。
この音源は観衆が入り乱れる中で収録されており、暴れる観客がぶつかってくるのを避けながら録音された貴重なものである。
 
2000年リリースの初盤では2種類の音源をミックスしたマスターを使用。2019年のリイシューではメインに使用したテープのダメージ箇所が良好な状態で保存されていたコピーテープを新たに発掘。既存のマスターテープを改めてデジタル化しダメージ箇所を修復、別音源とのミックスを含め再編集を行なった。
今回の初アナログ化では2019年リイシュー時のマスターを使用し、この日のライブを体験し衝撃を受けたと証言している久保田麻琴による最新リマスタリングにてリリース。予約の受付はこちら

商品情報

村八分『三田祭 1972』

Label:GOODLOVIN' PRODUCTION / Tuff Beats
Format:2LP
CatNo.:TBV-0064
Barcode:4580187181267
定価:5,500円+税
発売日:2024年8月28日(水)

【収録楽曲】
Side A
1. くたびれて
2. あやつり人形
3. ドラネコ(aka.あくびして)

Side B
1. 夢うつつ
2. にげろ
3. ねたのよい

Side C
1. あッ!!
2. んッ!!
3. 水たまり

Side D
1. 機関車25(aka.どこへ行く)
2. 鼻からちょうちん
3. あわれみ(aka.ぐにゃぐにゃ)

1972年11月23日 慶応義塾大学三田祭
Vocal: 柴田和志|Guitar: 山口冨士夫|Guitar: 浅田哲|Bass: 加藤義明|Drums: 村瀬茂人

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