#遅フェミや『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』の作者である和田靜香とジャーナリストの津田大介が、『エッセンシャルワーカー』著者と“リアル・ジョブ”の働き方が変わった1990年代~現在、そしてこれからについて語る。
出演は、『エッセンシャルワーカー』の編著者・田中洋子、執筆者の
上林陽治、小尾晴美、ライターでポリタスTV MC・
和田靜香、ジャーナリストの
津田大介。詳細は
こちら。
出演者プロフィール
【和田靜香(わだ・しずか)】
1965年生まれ。相撲・音楽ライターにして、政治ジャンルで『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』(左右社)の2冊を上梓。政治本として異例のヒットとなり、累計3.6万部を突破する。最新作は神奈川県大磯町の男女同数議会を育てた市民を追った草の根民主主義な一冊『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(左右社)。現在、ポリタスTV水曜日のレギュラーMC。なお、44歳~55歳までエッセンシャル・ワーカーとしてアルバイトをしてきた。
【津田大介(つだ・だいすけ)】
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト、ポリタスTVキャスター
『エッセンシャルワーカー』著者
【田中洋子(たなか・ようこ)】
筑波大学人文社会系教授。東京大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。東京大学経済学部助手、筑波大学社会科学系専任講師、准教授を経て 2008 年より現職。ベルリン・フンボルト大学国際労働史研究所フェロー(2015-16 年)、ハーバード・イェンチン研究所招聘研究員(2017-2018 年)。専門はドイツ社会経済史、日独労働・社会政策。主な著書は『ドイツ企業社会の形成と変容―クルップ社における労働・生活・統治』(ミネルヴァ書房 社会政策学会奨励賞、冲永賞受賞)、「ドイツにおける企業内教育と『職』の形成」『大原社会問題研究所雑誌』、‘Tumbling Down the Standard Life Course: The Ice Age Generation of the Turn of theTwentieth Century and the Origins of Polarisation in Japan’, Josef Ehmer & Carola Lenz (eds.), Life Course, Work, and Labour in Global History, De Gruyter.
担当:序章、第Ⅰ部「スーパーマーケット、外食チェーンの現場 フルタイムとパートタイムの処遇格差‒‒ドイツとの比較」第2章・第3章・第4章(ドイツのスーパー、日本の外食チェーン、ドイツのマクドナルド)、第Ⅲ部「病院、介護の現場はどうなっているのか 女性が中心に担うケアサービスの過酷さ」第1章(日本の看護師・共著)・第3章(ドイツのケア職・日本語訳の監修)、第Ⅴ部「働き方はなぜ悪化したのか そのメカニズムと改革の展望」第1章・第2章・第3章、結語、あとがきを担当
【上林陽治(かんばやし・ようじ)】
立教大学コミュニティ福祉学部特任教授。國學院大學経済学研究科博士課程前期修了。(公財)地方自治総合研究所研究員などを経て、2022 年 4 月より現職。専門は労働社会学、公共政策学。著書に『非正規公務員のリアル』、編著に『格差に挑む自治体労働政策』(いずれも日本評論社)。
担当:第Ⅱ部「自治体相談支援、保育園、学校、ごみ収集の今 予算削減で進む公共サービスの非正規化」第1章・第3章(自治体相談支援員、教員)を担当
【小尾晴美(おび・はるみ)】
中央大学経済学部助教。中央大学大学院博士後期課程修了(経済学)。主要業績:「フォーマルなケア供給体制の変化とケア労働への影響―保育士の非正規雇用化に揺れる公立保育所の職場集団」『大原社会問題研究所雑誌』No.695 ・696、2016 年、「保育所における保育労働者の職務内容と知識・技能習得過程」垣内国光編『日本の保育労働者―せめぎあう処遇改善と専門性』(ひとなる書房)など。
担当:第Ⅱ部「自治体相談支援、保育園、学校、ごみ収集の今 予算削減で進む公共サービスの非正規化」第2章・第4章(保育士、ごみ収集作業員)を担当
商品情報
エッセンシャルワーカー
発売日:2023年10月31日
出版社:旬報社
教員、スーパー従業員、看護師、介護士、ドライバー、ごみ収集作業員…
〝本物の仕事(リアルジョブ)〟なのに、なぜ低待遇のままなのか?
〝ブルシット・ジョブ〟が増殖する社会で、本当に必要不可欠な仕事をする人々の働き方
頭でっかちで手足をやせ細らせた日本社会をアップデートするために
社会にとって不可欠な仕事(エッセンシャルワーク)の待遇はなぜこんなにも悪いのか。
あまり知られていないそれらの仕事の実態から、なぜ待遇悪化が起きているのか、それが私たちの社会にどう跳ね返ってくるのかをあきらかにする。
エッセンシャルワーカーの国際比較を通じて、現状を変えていくためのヒントも提言。
▼執筆者一覧_
田中洋子(筑波大学人文社会系教授)
三山雅子(同志社大学社会学部教授)
上林陽治(立教大学コミュニティ福祉学部特任教授)
小尾晴美(中央大学経済学部助教)
袴田恵未(筑波大学社会・国際学群国際総合学類卒業。(株)インテック勤務)
小谷幸(日本大学生産工学部教養・基礎科学系教授)
ヴォルフガング・シュレーダー(カッセル大学教授、ベルリン社会研究センターフェロー)
ザーラ・インキネン(カッセル大学研究員、ベルリン社会研究センター研究員)
首藤若菜(立教大学経済学部教授)
柴田徹平(岩手県立大学社会福祉学部専任講師)
松永伸太朗(長野大学企業情報学部准教授)
永田大輔(大学非常勤講師)
Live Info.
『エッセンシャルワーカー』出版記念×ポリタスTV公開収録『なぜ、“リアルジョブ”の給料は安く、“ブルシットジョブ”は高いのか?』
日程:2024年2月13日(火)
時間:OPEN 18:30 / START 19:30
チケット:前売¥2,000 / 当日¥2,300(+order)
※イベントの模様は後日「ポリタスTV」にて配信されます。
※終演後に会場だけのアフタートークもございます。
【出演】和田靜香、津田大介、田中洋子、上林陽治、小尾晴美