津田大介(「はじめに」より抜粋)
商品情報
「ニッポンの芸術のゆくえ」
著者:津田大介、 平田オリザ
発売:2021年6月
判型:B6
総頁:208頁
定価:本体2,000円+税
はじめに 津田大介
第1章 文化芸術と社会
・反知性主義の傾向が見えた10年
・日本と韓国の文化政策の違い
・人は「寂しさ」に耐えられない
・韓国の人材を育てる仕組み
・政治家たちの意識の変化
・民主党政権が残した課題
・中間政党が担う文化政策
・日本の文化発信戦略のあり方
・文化政策をどう評価するか
・2020年代のリーダーシップとは?
第2章 日本の文化政策
・海外アーティストから見た“日本の価値”
・アートで経済は活性化できる
・閉じられたアートを“開ける”
・劇場機構の重要性
・「表現の自由」を、 体を張って守る
・文化芸術と著作権法の関係
・お金は「社会」に還元する
・アートに理解のある経営者を増やせるか?
・ファンドレイジングを活用する
第3章 地方とアートの 可能性
・希望は「地方」にある
・豊岡市と愛知県の取り組み
・関西の文化の停滞
・アーツカウンシル組織の重要性
・アートマネジメントができる人材を育てる
・文化芸術と教育政策
・アートと広報・報道
第4章 あいちトリエンナーレが目指したもの
・あいトリで目指したものとは?
・“雑誌的”にプログラムを組み上げる
・作品の見せ方を工夫する
・構造的な課題を抱えるジェンダー平等
・ハラスメント問題にどう向き合うか
・「不自由展」騒動後に続く問題
・日本人にとっての“天皇観”
・展示再開に向けた取り組み
・あいトリが残したレガシーとは?
第5章 新型コロナ危機と文化芸術のゆくえ
・新型コロナ危機が発生
・危機に対応するリスクコミュニケーション
・まずは“生き残る”こと
・オンラインに可能性はあるか?
・実演芸術の意義を問い直す
・感染拡大で露わになった日本の問題点
・文化政策は省庁を超えて見る
・想像力がアートの未来を開く
おわりに 平田オリザ