頭脳警察のPANTA（本名・中村治雄）が本日7月7日（金）午前10時44分、肺癌による呼吸不全と心不全のため、永眠した。享年73歳。PANTA・頭脳警察のマネジメントが発表した。
ここ数年は入退院を繰り返し、闘病の日々だったが、闘病中も独自のロック魂を貫き、最期まで現役の“ROCK屋”としての人生を全うした。
頭脳警察の最新作のレコーディングや鈴木慶一（ムーンライダーズ）とのP.K.Oのリリースなど創作意欲も旺盛で、さる6月14日（水）に行なわれた『夕刊フジ・ロック 5th Anniversary “THANKS”』がラストステージとなった。
マネジメントは「多くのファン、友人知人、家族に支えられて、人生を全うすることが出来ました事をここに心よりお礼申し上げます。みなさまには生前のご厚誼に深く感謝するとともに、ここに謹んでお知らせいたします」とファンや関係者に感謝の念を述べている。
なお、葬儀は近親者のみの家族葬で執り行なわれ、後日、お別れ会を執り行なう予定だという。（写真：シギー吉田）
【PANTA プロフィール】
本名・中村治雄。1950年2月5日生まれ。1969年、石塚俊明と頭脳警察を結成。過激な歌詞と自由なメロディは当時の若者の圧倒的な支持を得る。1972年に発表されたファースト・アルバム『頭脳警察1』は内容の過激さから発売中止、同じく1972年発表の『頭脳警察セカンド』は3曲が放送禁止、その後、発売禁止となり、反体制の象徴となっていった。数々の伝説的ステージと6枚のアルバムを残して1975年に解散するも、1990年に再結成。1991年に活動休止。2007年、再々結成を果たした。2019年、頭腦警察は結成50周年を迎え、2024年の55周年に向け現在、最新アルバムを製作中。
