海外で注目を集めるJYOCHOやピアノ・ロックバンド heliotropeでも活躍するシンガーソングライターの猫田ねたこが、新曲「Strange bouquet Reincarnation ver.」を本日配信リリースした。
本作は、4月にリリースした1stソロアルバム『Strange bouquet』表題曲に対するセルフ・アンサーソング。Reincarnation(輪廻転生)を題材にした楽曲で、主人公の視点が「Strange bouquet」での“人間”から“蝶”へと変化している。
牧歌的な構成の中で、転生後の主人公が少しずつ前世の記憶を喪失していく様を、歌詞のみでなくモジュラーシンセサイザーを用いた音作りで表現。詩的なストーリーをサウンドでも楽しめる、絵本のような楽曲となっている。
この“転生ver.”もアルバムと同じく美濃隆章(toe)がレコーディング、ミックス、マスタリングエンジニアを務め、美濃のスタジオ「oniw studio」で制作。モジュラーシンセサイザーはheliotropeで活動を共にするベーシスト・佐藤智明が担当した。
猫田はリリースに際し、予期できない状況が続いた現在の情勢の中で「今作が、Sympathy(同感)ではなくEmpathy(共感力)について考えるきっかけとなったら嬉しいです」とコメントを寄せている。
「蝶には人間の持つ花束がどう映るのでしょうか」と投げかけ、アルバムの先行トラックではなく後発トラックとして発表された今作。
オフィシャルオーディオも公開されたので、2つの「Strange bouquet」のコントラストをYouTubeでも楽しむことができる。視点が異なる転生ver.を聴きアルバムの再解釈を楽しんでいただきたい。
猫田ねたこ コメント
この曲は先日リリースされた「Strange bouquet」に相対(あいたい)する楽曲となっていて、主観が「人間」から「蝶」へ変化しています。
蝶には人間の持つ花束がどう映るのでしょうか。
同じ物事でも、立場が異なれば見え方も異なる。
わたしたちは環境の違う相手に、どれくらい寄り添うことが出来るのでしょうか。
想像しなかったこの情勢の中で、まだ知らない未来を迎えるために、この力は今とても必要なことだと感じています。
今作が、Sympathy(同感)ではなくEmpathy(共感力)について考えるきっかけとなったら嬉しいです。