1960 年代からつねに第一線で活躍し、 世界中を魅了し続けてきた、 アート界のレジェンド、 横尾忠則氏。 そんな彼の癒しであり心の支えとなっていた「愛猫タマ」という存在があった。 ノラ猫として庭先に現れてから15年の間ともに過ごした様子は、 横尾のツイッターやブログにたびたび綴られ、 タマを知らないファンはいない程。
そして、 7年前にタマが亡くなった日から描き続けたたくさんのタマの絵を一冊にまとめ、 昨年七回忌を迎えることをきっかけに出版したのが画集『タマ、 帰っておいで』。この本は昨年4月に刊行されて以来、 アート好きのみならず、 猫好きの方からも大きな反響があり、 現在、 6刷と版を重ねて、 ロングセラーとなっている。
横尾が、 アートではなくレクイエムとして一匹の猫を90点描いたという異例の作品群が、 7月17日(土)から開催される東京都現代美術館の「横尾忠則展」で展示される。 本書で紹介しているほぼ全作品を生で見ることができるのはこれが最後かもしれない。 ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく。
Live Info.
GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、 そして現況は?
横尾氏の、 60 年以上にわたる創造の全貌を目の当たりにすることができる集大成の展覧会が実現。 愛知県美術館で開催され、 過去最大規模の横尾展として話題を呼んだ「GENKYO 横尾忠則」展が、 東京ではさらにスケールアップ。 横尾氏自身の総監修により、 構成を根本的に見直すとともに、 去年から今年にかけて描かれた新作を含めて、 200 点以上の作品が新たに加わり、 500 点以上の作品が出品される。
【東京展 開催概要】
会 期 : 2021 年 7 月 17 日(土)~10 月 17 日(日)
会 場 : 東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F(東京都江東区三好 4-1-1)
休 館 日 : 月曜日(7/26、 8/2、 8/9、 8/30、 9/20 は開館)、 8/10、 9/21
開館時間 : 10:00~18:00(展示室入場は閉館の 30 分前まで)
観覧料:一般2000円ほか
主 催 : 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、 朝日新聞社、 テレビ朝日、 文化庁、 独立行政法人日本芸術文化振興会
特別協力 : 横尾忠則現代美術館、 国立国際美術館、 カルティエ現代美術財団
協 賛 : 凸版印刷
企画監修 : 南 雄介(前愛知県美術館館長)
展覧会特設サイト : https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/
美術館ウェブサイト : https://www.mot-art-museum.jp/
お 問 い 合 わ せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル/9:00-20:00 年中無休)
※開催内容は、 都合により変更になる場合がございます。 予めご了承ください。