株式会社ワンオーが運営するキュレーション型店舗 EQUALAND SHIBUYAでは、 2021年2月16日(火)から3月20日(土)まで、 北海道平取町二風谷のアイヌ工芸の伝統を未来につなぐ企画展(期間限定ショップ イン ショップ及びインスタレーション展示)『つなぐ・つながる 二風谷アイヌ展』を開催。
アイヌ民族は主として北海道の先住民族で、 雄大な自然との共生のなかで文化を育み、 自分の周りに存在する動植物、 自然など様々なものに宿る「カムイ」と共に生き、 時代の変動を経ながら現代に文化を伝えてきた。
自然を敬い、 その恵みに感謝する世界観を表現しているとも言われるアイヌの伝統工芸ですが、 なかでも平取町二風谷地区では工芸が盛んで、 アイヌの精神文化が今も色濃く受け継がれている。 二風谷では、 それらの技術を継承する地元工芸家たちにより、 日々、 伝統工芸品の制作と共に、 ブランドの確立を目指した商品開発などの新たな取り組みも行われている。
平取町では、 それらの取り組みを支援し、 伝統工芸を通じてアイヌ文化を未来につなぐことを目的に「二風谷アイヌクラフトプロジェクト」を2020年10月に立上げ、 現代のライフスタイルに沿った伝統工芸品の開発と、 アイヌ文化の普及を行っている。
EQUALAND SHIBUYAでは『私達の生き方』をコンセプトに、 お客様にとって「たいせつ」なことを、 学び、 考え、 見つけるためのヒントをご紹介。現在、 新型コロナウイルスの感染拡大や大幅な気候変動の影響により、 暮らし方や、 生き方を見つめ直す機会となり、 人と自然との関わりや人と人とのつながりに目を向ける人々が増えている。 そのような時代において、 アイヌ文化が継承してきた考え方や価値観は、 現代社会を生きる人々にとって、 多くの学びを得る機会になるのではないかと考え、 今回の企画展の実施が決定。
EQUALAND SHIBUYAディレクターの森井 杏南(26)は今回のコラボレーションについて、 以下のように語る。 『アイヌ文化に触れることで、 日本が持つ多様性を知り、 自然の中で生まれた考え方や知恵を感じてもらい、 新しい発見や気づきが生まれると嬉しく思います。 』
今回の企画展では、 アイヌ文化を伝える展示や、 渋谷と二風谷がつながる “手紙” のインスタレーションエリアなどの展示企画のほか、 大英博物館(英・ロンドン)にて自身のアイヌ現代アートが展示されている貝澤 徹 氏を始めとした二風谷地域の工芸作家による作品や、 アイヌ伝統工芸を取り入れた手軽に手に取れるプロダクトまで、 幅広い商品を販売。
また、 店内装飾で起用するアイヌ語の監修には、 同町出身で現在都内大学に通いながら、 YouTubeを通してアイヌ文化の普及と伝承に取り組む、 関根 摩耶 氏(20)が参画。 『アイヌ民族の文化を教科書の中のものと思わず、 もっと身近に感じて、 楽しんで欲しい。 デザインも、 ことばも、 世界観も、 きっとみんなに好きになってもらえると思うから!』とコメント。
企画展の様子は、 EQUALAND SHIBUYAホームページやインスタグラムでも配信予定。
Live Info.
つなぐ・つながる 二風谷アイヌ展
日 時:2021年2月16日(火)~3月20日(土)
場 所:EQUALAND SHIBUYA(イコーランド シブヤ)
東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK South 3F
T E L:03-6805-0903
内 容:アイヌ伝統工芸品、 雑貨、 衣類等の販売及び企画展示
STAFF:主催 平取町/総合プロデュース 坂本 祐子(株式会社ワンオー PR01.) /アートディレクター 小野寺 美穂