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『Future is MINE -アイヌ、私の声-』監督を務めた富田大智が「第36回ATP賞テレビグランプリ」奨励新人賞を受賞!

2020.12.01

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株式会社3ミニッツが運営するファッション動画マガジン「MINE(マイン)」にて制作した、 女性のエンパワーメントを目的とする短編ドキュメンタリー『Future is MINE -アイヌ、 私の声-』の監督を務めた富田が、 「第36回ATP賞テレビグランプリ」にて奨励新人賞として選出された。
 
“Short Shorts Film Festival & Asia 2020”、 “ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020 Powered by Hulu”と“Japan Connects Hollywood 2020” でのOfficial Selectionに続き、 『Future is MINE -アイヌ、 私の声-』の監督を務めた富田大智が「第36回ATP賞テレビグランプリ」にて奨励新人賞に選出。 受賞式の模様は12月1日(火) 17時~にNHK BS プレミアムにて放送予定。 (※) 放送は予告なく急遽変更する場合がございますのでご了承ください。 
 
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審査講評 コメント 

現代に生きる多くの人にとってあまり身近な存在ではない「アイヌ」を、 映像美とスタイリッシュな編集によって見やすい形で提示してくれた作品。 また対象者が実際にフロリダの原住民と触れ合いアイヌのアイデンティティを強めるというストーリー構成は、 アイヌ民族をよりグローバルな目線で伝えるだけでなく、 民族・人種の垣根を超え世界誰しもが持つ「自分のアイデンティティ」という普遍的なテーマとも連動した。 
-岩崎 マリエ氏
 

監督 コメント 

この度はこのような賞を頂き、 誠にありがとうございます。 制作したドキュメンタリーが人に届いているという実感を得られるのは幸せなことです。 今作は多くの方に嬉しい感想も頂きました。 本作の主役である萱野りえさんと初めてお会いして、 お話を伺った時に感じたのは、 萱野さんの物語が普遍的で、 多くの人が自分ごととして共有できるものであるということです。 なので、 あくまで主軸は萱野さんに、 その物語の中心に萱野さんのルーツであるアイヌがある、 というバランスを意識しました。 萱野さんには、 人生の一部をカメラの前で見せてくださったことを改めて感謝したいと思います。 

Live Info.

『Future is MINE -アイヌ、 私の声-』

北海道・二風谷に住むアイヌの女性、 萱野りえさんは、 アイヌが多く暮らす北海道・阿寒湖に生まれ、 アイヌの唄や踊りに囲まれて育ちました。 成長してゆく中で、 アイヌである自分を嫌になったことがありましたが、 信頼できる友人との出会いをキッカケに、 アイヌ語で歌うボーカルグループ「MAREWREW」の一員として、 再びアイヌ文化と共に歩み始めます。 しかし、 自分の活動に限界を感じ、 いつしか自信を失っていったのです。 結婚・出産を経験し、 めまぐるしく過ぎゆく日々の中で、 時間に限りがあることに焦りを感じたりえさん。 一瞬立ち止まったときに湧き上がってきたのは、 やはり自分のルーツであるアイヌへの想いでした。 そんなとき、 米国フロリダ州南部に居住する先住民・セミノール族の人々との交流するチャンスが訪れます。 同じ先住民として独自の文化を持つ彼らの姿に、 彼女は何を学び、 何を見出したのでしょうか。 
 

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