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京都出身のアート・パンク・バンド、my letterが待望の2ndアルバム『僕のミュージックマシーン』をリリース

2017.04.06

my letter_band photo_2017_rgb.jpg京都が産んだ愛すべきアート・パンク・バンド、my letterが2ndアルバム『僕のミュージックマシーン』をリリースした。

2007年に結成されたmy letterは、京都中のバンドやライヴハウスをはじめとした関係者から愛されながらも長らく公式なリリースがなかったが、2014年12月に満を持して1stアルバム『my letter』をリリース。
女性によるリズム隊が作り出すグルーヴや、艶やかな2本のギターの絡みからは、ヴェルヴェット・チルドレンとも言うべきUSインディー直系の蒼い匂いを放ちつつ、Vo.キヌガサの甲高い声から放たれる日本語詞が強烈な違和感を醸成し、アート・パンク・バンドとも評されて大絶賛を浴びた。

それから3年、ドラマーの脱退、さらにメンバー全員が京都から移住という難局もさらりとすり抜けて、当たり前のように、京都のバンドといった佇まいのまま、さらに芳醇な香りがする全11曲が収録された会心の2ndアルバムを発表した。

my letter_2nd_cover.jpg本作の発表に合わせ、辻友貴(cinema staff)、タカハシヒョウリ(オワリカラオワリカラ)、中野博教(CARD)らからのコメントが寄せられている。

●辻友貴(cinema staff)
「my letterの新作、決して派手ではなくともさりげない感じで細かい一音一音への拘りがみえるというか、特徴あるキヌガサさんの高音ヴォイスとも合うバンドアンサンブル。何度も聴きたい一枚。」

●タカハシヒョウリ(オワリカラ)
「東京、新宿駅には『わたしの志集売り』という有名な女性がいる。いつから現れたのか新宿駅の一角に立ちながら『わたしの志集』という詩集を売っている。話しかけても、ほとんど何も応えてはくれない。わかっているのは、何代にも入れ替わりながら『そこ』に立っているということと、その詩も彼女たち自身が書いたものではないらしいということ。そして、その『志集』だけ。時として、こうして街の一角にポッと咲いた言葉や芸術がたしかにある。謎に包まれて、慎ましやかに、儚く、歌われる歌がある。それは、静かに、霧のように、透明に届くコミュニケーション。京都には『わたしの手紙売り』がいる。」

●中野博教(CARD)
「my letter待望の2ndアルバム。
 音数が増えて、今までよりカラフルな印象を受けました。
 特にギターの音が綺麗だったり、ガチャガチャしてたりと多彩でカッコいい!
 曲順は新しい街から始まって、ラストはやっぱり地元京都って事でしょうか。
 my letterメンバーの現状と重なりますね。
 あんま知らんけど笑
 M.5の『透明になろう』が好みです。」

●DAWA(FLAKE RECORDS)
「鳴っている音、鳴らされている楽器、振動する空気、歌われる言葉、語感、メロディ。
 そんな全てがよりナチュラルに、よりねじれつつ有機的に溶け合った、
 日本産のインディロック、ギターロックの最高峰へ」

●中塚 聡(Hello Hawk)
「クールな雰囲気なのに、中身は熱くて。ひねくれてるようで、人懐っこい。
 稀有な存在感なmy letterの2ndアルバムは、フロム京都toエブリウェアな大傑作です。」

●モグラ(京都livehouse nano/ボロフェスタ)
「いいなあ
 何がいいかって、my letterがmy letterでしかない頑固さ。
 パンクバンドはこうじゃなきゃな!」

●山口将司(bed)
「夢を見ることや追いかけること、好きなことを続けていく為には、相応の代償を払わなければならない、という考え方がある。いつまでも無邪気なままで、青春のままではいられない…歳を重ねれば嫌でもそんな考えが湧き上がってきてしまうものだ。
例えばバンドなんてのはとても脆く儚いもので、構成する皆がそれぞれ少しずつ代償を支払うことでこそ、成り立ちうるものなのかもしれない。

“あきらめていこう たとえば夢とか─”

my letterは2ndアルバムで明らかにその脆さ、儚さを自覚し、その上で前に進もうとしてる。
変化を恐れず紡ぎあげた自分達だけの音。それに彼らは『僕のミュージックマシーン』と名付けたのだ。
距離や時間をもし代償と呼ぶのなら、my letterはそれを強みに変えて、バンドとしてここに立っている。一層柔らかで豊かになった音の煌めきの中で歌うキヌガサ君の声は時に力強く、時に消え入りそうに揺らぎ、でも一点だけを見据えているような確信も携えている。
個と個のぶつかり合いから、集合体で生み出す大きさへ。
バンドとはこうやってまた、強くなっていくのだ。」

なお、本作のリードトラックである「エスケープ」のMVも完成。監督は、mouse on the keys、KONCOS、nine days wonder、BALLOONS、ATATA、ホテルニュートーキョーなどのMVで知られる土屋恭平が手がけている。
 

商品情報

僕のミュージックマシーン

SONIC-018/¥2,300+税
2017年4月5日(水)発売
ハイレゾ・ファイル(24bit/48kHz)のDLコード封入

【収録曲】
01. ニュータウン・パラダイス
02. エスケープ
03. 僕のミュージックマシーン
04. アンサー
05. 透明になろう
06. なにかしたい
07. 明日になれば 
08. ブルーバード
09. 灰
10. AWK
11. スイート・ホーム・キョート

Live Info.

night after night vol.12
4月29日(土)下北沢 THREE
出演:my letter、余命百年、キイチビール&ザ・ホーリーティッツ、The Whoops、THE FOREVERS
開場 18:00
前売 2,300円(ドリンク別)

my letter 2nd album『僕のミュージックマシーン』release tour in 名古屋
5月14日(日)@名古屋 spazio rita
出演:my letter、CARD、ログメン、eito
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 2,500円 / 当日 3,000円(共にドリンク込み)

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