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INTERVIEW

トップインタビューニーハオ!!!! - ガールズバンドという括りは釈然としないけど、女性がバンドをやっていること、女性であるのがアイデンティティだということを、堂々と当たり前に見せていきたい

ガールズバンドという括りは釈然としないけど、女性がバンドをやっていること、女性であるのがアイデンティティだということを、堂々と当たり前に見せていきたい

2023.05.15

 絶賛発売中のニーハオ!!!!の新作『i!i!i!i!』。タイトルからして最高! 「アイアイアイアイ」と読むタイトルは、「はい! はい! はい! はい! あたし! あたしー! って手を挙げてるイメージ」だそう。楽しくて自由、主張はガンガンする。まさにニーハオ!!!!。そして『i!i!i!i!』とアイが並ぶのは、ライブで4人が横に並んで演奏し躍動する姿を思わせる。本当にニーハオ!!!!をパッと表したタイトルだ。
 実際『i!i!i!i!』は4人それぞれの個性が鮮やかに飛び出し、一体感やバンド感も増している。予測不可能な展開、一気に突っ走るファストチューン、怒涛のハードコア、飛び回るリズムと声、キラキラしたポップチューンにダンスチューン。どの曲にも楽しさが溢れている。生きていくパワーに溢れている。前作『FOUR!!!!』に続きクラーク内藤がトラックで4曲に参加(M1、M3、M5、M12)。
 RED ARIKO(drums+sampler)、BLUE YUKARI(floor tom)、YELLOW MIWAKO(bass)、PURPLE KAORI(guitar)、4人にインタビュー。この4人だからこんな痛快なアルバムができたのだと納得すると思います!(Interview:遠藤妙子 / Photo:小野由希子)

ニーハオ!!!!には制限が全然ないからいろいろやれるし、それが面白い

──4月に行なわれた『i!i!i!i!』レコ発ワンマン50曲一本勝負、楽しかったです! 一人一人の個性やキャラが増して、同時にバンドの一体感も増していて。凄く良かった。で、今日はそのへんのことや新作のことを。まず4人揃ってのインタビューなのでベースのミーちゃん、ギターのカオリちゃんがニーハオ!!!!に入った経緯から聞かせてください。

BLUE YUKARI:私は今日はあんまり喋らんとこ(笑)。

RED ARIKO:まずはミーちゃんやな。

YUKARI:私がthreeやBASEMENTBARで、ベース誰かいないかなっていろんな人に相談してたんです。そしたらミーちゃんがいいんじゃないかって。

YELLOW MIWAKO:私は前にTHE LET'S GO'sってバンドにいたんですけど、ニーハオ!!!!に企画に出てもらったこともあって。

YUKARI:そうそう。でも実はもっと前にも対バンしてるんだよね。

MIWAKO:そうなんです。まだ地元の山形でバンドやってた頃、ニーハオ!!!!が山形に来て、そのイベントに私も出演していて。

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──THE LET'S GO'sはロックンロール・バンドですよね。だからミーちゃんがニーハオ!!!!に入ったって知って、ちょっと意外だったんです。ミーちゃん自身は? ニーハオ!!!!をどう思いました?

MIWAKO:単純にカッコイイって思ってたし。ニーハオ!!!!に入って一緒にプレイできるのが凄い嬉しかったんで二つ返事で入ります! って。ラッキーチャンス到来! って(笑)。

──ジャンルが違うし…、とかそんな発想はなかったんですね。

MIWAKO:全然なかったです。でも、どうやってやるんだろう? とは思いました(笑)。全然わかんないんですよ、曲の構成とか演奏とか、掛け声とかもどうなってるんだ? って(笑)。どうやって覚えよう? ってなりましたけど、スタジオは楽しかったし、お腹抱えて涙流すぐらい笑ってました、最初から(笑)。

──好奇心でワクワクした感じ?

MIWAKO:うん、そうですね。ジャンルが違う音楽っていうより、新しい音楽っていう。わけがわからな過ぎて興味深くて、やってみたい! って思ったんです。あと私は昔から女の人が歌ってる曲が好きだし、ガールズバンドが好きで。山形にいた頃から女の子だけでバンドやってたし。そういうのがあるから、自然にニーハオ!!!!に入れたのかもしれない。

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──カオリちゃんは?

PURPLE KAORI:ニーハオ!!!!はもともと知っていて。私はLisaroomeRってバンドを10年ぐらいやってるんですけど、ニーハオ!!!!と対バンさせてもらったこともあるんですよ。ただ挨拶するぐらいしか話したことはなくて。それがある日突然連絡が来て。ライブの誘いかなって思ったら、前のギターが抜けることになって、どうかな? って。そのときニーハオ!!!!はミーちゃんはメンバーになってたしバンドスタイルが確立されていたんで、そんなに違和感は感じなかったんです。でもいざ入ってみたら、なんだコレは!? って(笑)。それまでドラムに合わせて演奏を作っていくやり方しかやってこなかったんで、ニーハオ!!!!はドラムが普通のスタイルとは違うじゃないですか(笑)。

ARIKO:私のせいやな(笑)。

KAORI:ミーちゃんはなんかわかんないけど合ってるんですよ。どうやって合わせてるの? って不思議で。

──ミーちゃんはすでにわけわかんないほうになってた(笑)。

MIWAKO:いつのまにか(笑)。

KAORI:最初のうちは前任のギターの人のコピーをするとこから始めて、だんだん自分も曲作りから参加して、自分のギターを考えて弾くようになって…。でもどうやって? どうギターを入れるの? って。曲作りも独特で初めての感じの作り方で。これでいいのかな? って不安もありつつ、それ以上に面白いなーって。

──わけわかんないっていうのが加入の理由って、最高です(笑)。

KAORI:制限とか全然ないからいろいろやれるんですよ。それが面白いんです。

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5thフルアルバム『i!i!i!i!』

発売日:2023年4月5日(水)
フォーマット:CD
価格:2,500円(税別)
収録曲数:17曲
品番:NHO003
発売元:NI-HAO IS HERE

▶︎世界から追いつかれまいと、全力で「わたし」を主張する変則4人組チアパンクバンド、ニーハオ!!!!。スペインの歌姫ROSALÍAが自身のコンサートツアーの登場前SEとして、前作『FOUR!!!!』収録曲「MATSURI-SHAKE」を使用したことで、スペイン・メキシコ・ブラジルをはじめ、世界中で話題、中毒者を出したニーハオ!!!!の5枚目のアルバム『i!i!i!i!』が完成! 引き続き冴え渡る4人のボーカルワーク、パンク、オルタナティブさに更に磨きがかかる。「MATSURI-SHAKE」でタッグを組んだクラーク内藤とのトラックとバンド演奏の融合の新曲「So tough & So tough」はもちろん、楽曲のバリエーションも増え、多幸感さえ感じさせる作品に仕上がっている。高松在住の小学5年生をボーカルに迎えた曲「pajama party in ニーハオ!!!!」も聴きどころ。録音は馬場友美、プロデュースに谷ぐち順(LessThanTV)、マスタリングは中村宗一郎(PEACE MUSIC)。

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【収録曲】
01. ムーンライト楽団
02. HAKA
03. So tough & So tough
04. ANTI ANGER CONTROL
05. メタモルフォーゼ
06. CRAZY TIME
07. SPIDER14
08. SPIDER15
09. SPIDER16
10. 君のファムファタルじゃない
11. Ownership rights
12. BSN
13. UNDER MASK
14. BUY1 GET2
15. TRIP WITH YOU
16. pajama party in ニーハオ!!!!
17. Don't Obsess

Recording & mixing engineer:Tomomi Baba
Producer:Jun “FUCKER”Taniguchi
Mastering engineer:Soichiro Nakamura(PEACE MUSIC)
Recorded at studio CRUSOE, Aug 2022
Art designer:dEm
Photographer:Yukiko Ono
Costume designer:Atsuko Goto

LIVE INFOライブ情報

5月31日(水)中野MOONSTEP
6月17日(土)四日市VORTEX
6月22日(木)小岩BUSHBASH
7月1日(土)静岡騒弦
8月12日(土)下北沢BASEMENTBAR+three(2nd RELEASE PARTY!!!!)
8月27日(日)札幌KLUB COUNTER ACTION
9月16日(土)福岡The Dark Room
9月17日(日)鹿児島SR HALL
10月21日(土)大阪socorefactory
10月22日(日)名古屋HUCKFINN
▶︎ライブの詳細はこちら
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